『The Fame Monster(邦題:ザ・モンスター)』は、レディー・ガガのデビュー・スタジオ・アルバム『The Fame』の再発盤。2009年11月17日にストリームライン・レコーズとインタースコープ・レコードよりリリースされた。当初は『The Fame』のデラックス盤としてのみの再発が計画されていたが、インタースコープは後に一部の地域で新曲8曲を収録した単独EPとして発売することを決定した。この決定は、ガガが再発盤の費用が高すぎること、そしてアルバムのコンセプトが異なり、「陰陽」に例えていたことも理由の一つである。1970年代から80年代のディスコ、グラムロック、シンセポップに加え、インダストリアルやゴシック・ミュージックからも影響を受けている。また、ファッションショーやランウェイからもインスピレーションを得ている。ガガによると、このアルバムは名声のダークな側面を扱っており、そのテーマはモンスターのメタファーを通して歌詞で表現されている。アルバムの2枚のジャケット写真はエディ・スリマンが撮影した。そのうち1枚はゴシック調のテーマで、所属レコード会社にリリースを断られたが、ガガは説得してリリースを認めた。
OVERVIEW
アルバムは一部の国では『The Fame』としてチャート入りし、オーストラリア、ベルギー、フィンランド、ニュージーランド、ポーランドではチャート1位を獲得した。アメリカでは、EPはビルボード200で5位に達し、ダンス/エレクトロニック・アルバム・チャートで1位を獲得しました。その後、アメリカレコード協会(RIAA)から5倍のプラチナ認定を受けている。このアルバムは発売以来、数々の賞を受賞。第53回グラミー賞では、2年連続で最優秀アルバム賞にノミネートされるなど、計6部門にノミネートされた。最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を含む3部門を受賞した。
『The Fame Monster』は当初EPとしてリリースされたものの最終的には2枚目のスタジオ・アルバムとして位置づけられることも多い。公式には後に2枚目のスタジオ・アルバムとして数えられているが、『The Fame Monster』をEP扱いとすべきではないかとの声もあり、後のスタジオ・アルバムの数え方に影響を与えている。
TRACKLIST
1. Bad Romance
2. Alejandro
3. Monster
4. Speechless
5. Dance in the Dark
6. Telephone (ft. Beyoncé)
7. So Happy I Could Die
8. Teeth
9. Bad Romance (Starsmith Remix)