緊急来日を果たしたビヨンセ、新作アルバム『Cowboy Carter』をリリース!収録曲のリリック・ビデオも公開

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洋楽ニュース

Beyoncé(ビヨンセ)が約1年半ぶりとなる8枚目のスタジオ・アルバム『Cowboy Carter』をリリース。収録曲のリリック・ビデオも公開となった。ビヨンセは本日タワーレコード渋谷店にてサイン会を開催。突然の発表にXでも多くのポストが投稿された。

Cowboy CarterCowboy Carter

昨日よりJay-Z(ジェイ・Z)と共に目撃情報がXで話題となっていたが、本日サイン会を開催することが緊急告知された。150名限定というわずかな機会はあっという間に終了した模様。

アルバムリリース後最初のプロモーションに日本を選んだ理由は明確ではないものの、突然の来日にXでもトレンド入りとなった。

『Cowboy Carter』は『Renaissance』に続く3部作の第2弾となっており、正式なタイトルが発表されるまで『Act II』とされていた。今年2月に、第58回スーパーボウル中に放映されたベライゾンのCMに俳優のTony Hale(トニー・ヘイル)と共にサプライズ出演直後、2曲の新曲「16 Carriages」と「Texas Hold ‘Em」をリリース。合わせてアルバムのリリースについても発表していた。

「Texas Hold ‘Em」は全米ビルボードホット100で初登場2位と首位デビューを逃したものの、翌週1位に浮上。さらにカントリー・ソングス・チャートで首位を獲得したビヨンセは、ビルボードのジャンル別チャートにおいてホット100、ホット・カントリー・ソング、ホット・ダンス/エレクトロニック・ソング、ホット・ゴスペル・ソング、ホット・ラテン・ソング、ホット・R&Bソング、ホット・R&B/ヒップホップ・ソングの7つのチャートで1位を獲得。最多はJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)の8つ。

またホット・カントリー・ソングとホット・R&B/ヒップホップ・ソングの両方で首位を獲得した初の女性アーティストとなり、Morgan Wallen(モーガン・ウォーレン)、ジャスティン・ビーバー、Billy Ray Cyrus(ビリー・レイ・サイラス)、Ray Charles(レイ・チャールズ)に並ぶ記録となった。

しかしアルバムについてはタイトル『Cowboy Carter』を正式発表した際に「カントリー・アルバムではない」ことを強調した。先週投稿されたSNSでは以下のようなコメントを残している。

今日は、act iiのリリースまで10日間のカウントダウンを迎えます。TEXAS HOLD ‘EMと16 CARRIAGESを応援してくださった皆さんに心から感謝しています。ホット・カントリー・ソング・チャートでナンバーワン・シングルを獲得した初の黒人女性になれて光栄に思います。皆さん一人一人の温かいサポートがなければこのようなことは起こりませんでした。私の願いは、今から数年後、音楽ジャンルのリリースに関してアーティストの人種について言及することが無意味になることです。

このアルバムの制作には5年以上かかりました。それは、私が何年も前に経験した、歓迎されていないと感じた経験から生まれました…そして、私が歓迎されていないことは明らかでした。しかし、その経験のおかげで、私はカントリー・ミュージックの歴史をさらに深く掘り下げ、私たちの豊かな音楽アーカイブを研究しました。音楽が世界中の多くの人々を団結させながら、私たちの音楽の歴史の教育に人生の多くを捧げてきた一部の人々の声を大きくすることができるのを見るのはうれしく思います。

このジャンルに初めて参入したときに直面した批判により、私は自分に課された限界を乗り越えざるを得なくなりました。act iiは、自分自身に挑戦し、時間をかけてジャンルを曲げたりブレンドしたりして、この一連の作品を作成した結果です。

このアルバムにはいくつかのサプライズがあり、私が心から尊敬する素晴らしいアーティストとコラボレーションしました。私の心と魂、そしてあらゆる細部とあらゆる音に注いだすべての愛と情熱を聞いていただけることを願っています。

私はこのアルバムをRENAISSANCEの継続として焦点を当てました…この音楽が、目を閉じて最初から始めて決して止まらない、別の旅を生み出す経験となることを願っています。

これはカントリーのアルバムではありません。これは「ビヨンセ」のアルバムです。これは第2幕『Cowboy Carter』です。皆さんと共有できることを誇りに思います。

アルバムにはMiley Cyrus(マイリー・サイラス)Post Malone(ポスト・マローン)、さらに初めてカントリーの分野で成功した黒人女性アーティストとして知られるLinda Martell(リンダ・マーテル)、カントリー界のレジェンドWillie Nelson(ウィリー・ネルソン)、他にもWillie Jones(ウィリー・ジョーンズ)、Shaboozey(シャブージー)、Brittney Spencer(ブリトニー・スペンサー)、Reyna Roberts(レイナ・ロバーツ)、Tanner Adell(タナー・エデル)、Tiera Kennedy(ティエラ・ケネディ)とカントリーで活躍するアーティストが多く参加。

加えてDolly Parton(ドリー・パートン)の代表曲のひとつ「Jolene」やThe Beatles(ザ・ビートルズ)の「Blackbiird」、Chuck Berry(チャック・ベリー)の「Oh Louisiana」などのカバーを含む全26曲が収録された超大作となっている。

リリース直後の現在、先行曲を除く収録曲の中で最も聴かれているのはマイリー・サイラスとのコラボ曲「II Most Wanted」となっているようで、米国iTunesチャートやSpotifyなどのストリーミングサービスでは上位にランクインしている。

Beyoncé, Miley Cyrus – II MOST WANTED – YouTube

■『Cowboy Carter』トラックリスト
1. Ameriican Requiem
2. Blackbiird (ft. Brittney Spencer, Reyna Roberts, Tanner Adell & Tiera Kennedy)
3. 16 Carriages
4. Protector (ft. Rumi Carter)
5. My Rose
6. Smoke Hour Willie Nelson (ft. Willie Nelson)
7. Texas Hold ‘Em
8. Bodyguard
9. Dolly P
10. Jolene
11. Daughter
12. Spaghettii (ft. Linda Martell & Shaboozey)
13. Alliigator Tears
14. Smoke Hour II (ft. Willie Nelson)
15. Just for Fun (ft. Willie Jones)
16. II Most Wanted (ft. Miley Cyrus)
17. Levii’s Jeans (ft. Post Malone)
18. Flamenco
19. The Linda Martell Show (ft. Linda Martell)
20. Ya Ya
21. Oh Louisiana
22. Desert Eagle
23. Riiverdance
24. II Hands II Heaven
25. Tyrant
26. Sweet Honey Buckiin’ (ft. Shaboozey)
27. Amen

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洋楽まっぷ編集部

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