サブリナ・カーペンター

Sabrina Carpenter(サブリナ・カーペンター)のプロフィール、歌詞一覧、アルバム・シングルを網羅したディスコグラフィーをご紹介。最新の洋楽はここからチェック。

プロフィール

Sabrina Carpenter
Photo PRESS
  • BORN
    ペンシルベニア州クエーカータウン
  • SNS
  • BIRTHDAY
    1999/5/11 (26歳)

  • OCCUPATION
    シンガーソングライター、女優

Sabrina Carpenter(サブリナ・カーペンター)は、ペンシルベニア州クエーカータウン出身のシンガーソングライター、女優。本名はSabrina Annlynn Carpenter(サブリナ・アンリン・カーペンター)。

生い立ち

ペンシルベニア州クエーカータウンで生まれ、イースト・グリーンビルで育った。両親はデイヴィッドとエリザベスで、3人の姉がいる。彼女は自宅学習で教育を受け、声優Nancy Cartwright(ナンシー・カートライト)の姪にあたる(父がナンシーの義弟であるため)。

6歳から声楽を学び始め、10歳頃にはChristina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)やAdele(アデル)の楽曲を歌う動画をYouTubeに投稿するようになった。父は彼女の音楽への情熱を支えるため、自宅にレコーディングスタジオを作った。

初期のキャリア

2008年、9歳の時、Miley Cyrus(マイリー・サイラス)主催のオンライン歌唱コンテスト「The Next Miley Cyrus Project」に7,000人の応募者の1人として参加し、2010年に3位に入賞した。この頃、マネージャーのBill Perlman(ビル・パールマン)と契約した。

女優デビュー

2011年、NBCドラマ『Law & Order: 性犯罪特捜班』にゲスト出演して女優デビューを果たした。同時期には中国の湖南衛星テレビ『Gold Mango Audience Festival』で「Something's Got a Hold on Me」を歌唱。2012年夏にはFoxのシットコム『The Goodwin Games』で準レギュラーを務め、映画『Horns(2013年)』にも出演した。また、ディズニーフェアリーズ企画アルバムのために「Smile」を録音し、Radio Disneyでチャート入りした。さらに2013年から2018年までディズニーアニメ『ちいさなプリンセス ソフィア』でヴィヴィアン王女の声を担当し、Ariel Winter(アリエル・ウィンター)と共に「All You Need」などを歌った。

2013年1月にはディズニーチャンネルの『Girl Meets World』(『ボーイ・ミーツ・ワールド』のスピンオフ)でマヤ・ハート役に抜擢され、2017年1月まで全72話に出演。共演のRowan Blanchard(ローワン・ブランチャード)と共に主題歌も歌った。

歌手デビュー

2010年から2013年にかけてインディペンデントで楽曲をリリースした後、2014年にディズニー傘下のハリウッド・レコードと5枚のアルバム契約を結んだ。2014年3月にはMeghan Trainor(メーガン・トレイナー)が共作したデビューシングル「Can't Blame a Girl for Trying」をリリースし、好評を得た。4月には同名EPを発表。同年7月には『アナと雪の女王』の挿入歌「Do You Want to Build a Snowman?」のカバー(Disney Channel Circle of Stars)に参加。8月にはディズニーチャンネル映画『How to Build a Better Boy』のために「Stand Out」を録音し、さらにクリスマスシングル「Silver Nights」もリリースした。

デビュー後のキャリア

2015年にシングル「We'll Be the Stars」をリリースし、これがデビューアルバム『Eyes Wide Open』のリードシングルとなった。アルバムは4月14日に発売され、ビルボード200で43位を記録し、初週に12,000枚以上を売り上げた。ティーンポップを基調にフォークポップの要素も含んだ作品で、好意的な評価を受け、ラジオ・ディズニー・ミュージック・アワードを2部門で受賞した。その後、「Eyes Wide Open」がセカンドシングルとして発表された。

2016年にはスタンドアローンシングル「Smoke and Fire」を発表し、ラジオ・ディズニー・ミュージック・アワードで披露した。同年、ディズニーチャンネルのオリジナル映画『ベビーシッター・アドベンチャー』にSofia Carson(ソフィア・カーソン)と共演し、主題歌「Wildside」をデュエット。また、舞台『Peter Pan and Tinker Bell: A Pirate's Christmas』に出演し、さらにアニメ『Milo Murphy's Law』でメインキャラクターの声を担当した。

同年10月には2枚目のスタジオ・アルバム『EVOLution』をリリースし、ビルボード200で28位を記録。収録曲「On Purpose」はラジオ・ディズニー・ミュージック・アワードにノミネートされ、シングル「Thumbs」はビルボードのバブリング・アンダー・ホット100で1位を獲得し、後にRIAAからプラチナ認定を受けた。これに合わせて初のヘッドライニング・ツアー『EVOLution Tour』を開催した。

2017年にはディズニーチャンネルの『Andi Mack』のテーマソングを歌い、The Vamps(ザ・ヴァンプス)やMike Perry(マイク・ペリー)とのコラボ曲「Hands」に参加。同年7月にはシングル「Why」を発表し、好評を得てバブリング・アンダー・ホット100で21位を記録、さらにラジオ・ディズニー・ミュージック・アワードにノミネートされた。夏には2度目の単独ツアー『The De-Tour』を行い、ブラジル・サンパウロではAriana Grande(アリアナ・グランデ)のツアー『Dangerous Woman Tour』でオープニング・アクトを務めた。

さらに同年末には「Have Yourself a Merry Little Christmas」のカバーをリリースし、Jasmine Thompson(ジャスミン・トンプソン)との「Sign of the Times」、Lindsey Stirling(リンジー・スターリング)との「You're a Mean One, Mr. Grinch」のカバーも発表した。

2018年3月、イギリスのDJ、Jonas Blue(ジョナス・ブルー)とコラボ曲「Alien」を発表し、全米ダンスクラブソングチャートで1位を獲得した。同年9月には映画『The Hate U Give』に出演。11月には3枚目のスタジオ・アルバム『Singular: Act I』をリリースし、好評を得た。収録曲「Almost Love」と「Sue Me」はいずれもダンスクラブソングチャートで1位を記録した。

2019年3月には3度目のヘッドライニング・ツアー『Singular Tour』を開始し、同月にAlan Walker(アラン・ウォーカー)のシングル「On My Way」にフィーチャーされた。6月にはドラマ映画『The Short History of the Long Road』に主演し、トライベッカ映画祭で高評価を受けた。7月には4枚目のアルバム『Singular: Act II』を発表し、不安や自己探求など個人的なテーマに踏み込んだ内容で称賛された。9月にはNetflix映画『トール ガール』に出演した。

2020年2月にはR&B色の強いシングル「Honeymoon Fades」を発表。同年3月にはブロードウェイ『Mean Girls』でデビューするも、パンデミックの影響で2公演後に閉幕。5月には『Disney Family Singalong Vol. II』で「Your Mother and Mine」を披露した。同年7月、Netflix映画『Work It ~輝けわたし!~』で主演兼エグゼクティブ・プロデューサーを務め、挿入歌「Let Me Move You」をリリース。演技は概ね好意的に評価された。その後Zara Larsson(ザラ・ラーソン)の楽曲「Wow」のリミックスにも参加。10月にはディズニープラス映画『クラウズ~雲の彼方へ~』に出演し、サウンドトラックにも参加した。12月には「Forbes 30 Under 30(ハリウッド&エンタメ部門)」に選出された。

2021年1月、ユニバーサル ミュージック グループ傘下のアイランド・レコードと契約した。初のシングル「Skin」は1月22日にリリースされ、ビルボードホット100で48位、グローバル200で33位を記録し、自身初のチャートインを果たした。同曲は『ジェームズ・コーデンのレイト・レイト・ショー』や第32回GLAADメディア賞でも披露された。同年9月には「Skinny Dipping」を、翌年2月には「Fast Times」を発表し、Netflix映画『トールガール 2』やAmazon映画『友情にSOS』にも出演した。

2022年7月15日、5枚目のスタジオ・アルバム『Emails I Can't Send』をリリース。ビルボード200で23位を記録し、シングル「Vicious」「Because I Liked a Boy」「Nonsense」でさらに注目を集めた。「Nonsense」はツアーで即興のアウトロを披露したことからTikTokで話題となり、ビルボードホット100で56位、RIAAのプラチナ認定を獲得、USポップ・エアプレイでトップ10入りを果たした。

2023年3月には同アルバムのデラックス版を発表。追加収録曲「Feather」が8月にシングル化され、USポップ・ソングスチャートで1位、ビルボードホット100で21位を記録。MTV VMAのプレショーや大晦日の「Dick Clark's New Year's Rockin' Eve」でも披露された。ミュージック・ビデオはカトリック教会で撮影され、その過激な映像表現により賛否を呼んだ。撮影許可を出した神父の責任問題が波及し、ニューヨーク市長Eric Adams(エリック・アダムズ)の起訴にもつながる事態となった。

また2023年から2024年にかけて、Taylor Swift(テイラー・スウィフト)の『The Eras Tour』でラテンアメリカ、オーストラリア、シンガポール公演のオープニングアクトを務めた。テイラー・スウィフトの「I Knew You Were Trouble」をカバーし、「子供の頃からの夢だった」と語っている。同年11月17日にはクリスマスEP『Fruitcake』を発表し、前年にリリースされた「A Nonsense Christmas」も収録された。

2024年3月、ノルウェーのシンガーソングライターGirl in Red(ガール・イン・レッド)のシングル「You Need Me Now?」に参加した。4月11日には自身のシングル「Espresso」をリリースし、翌日にコーチェラ・フェスティバルで初披露した。同曲はビルボードのグローバル200で1位、ビルボードホット100で3位を記録し、MTV VMAで「ソング・オブ・ザ・イヤー」を受賞。Spotifyでは2024年に2番目に多く再生された楽曲となり、再生数は16億回を超えた。その後リリースした「Please Please Please」はビルボードホット100で初の1位を獲得し、英国チャートでは「Espresso」と併せて女性アーティスト初の1位・2位独占を3週連続で達成した。

2024年8月23日、6枚目のスタジオ・アルバム『Short n' Sweet』を発表。初週36.2万ユニットを売り上げ、ビルボード200で初登場1位を記録。収録全曲がビルボードホット100のトップ50入りを果たした。第67回グラミー賞では最優秀新人賞を含む6部門にノミネートされ、最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞。「Espresso」も最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞した。さらにシングル「Taste」はビルボードホット100で2位デビューを果たし、デビュー後3作のシングルが同一週にトップ5入りしたのはビートルズ以来の快挙となった。また、2024年のUKチャートでは通算20週1位を獲得し、女性アーティストとして史上最長の記録を樹立した。2025年2月にはDolly Parton(ドリー・パートン)とのデュエットを含むデラックス版も発売された。

2024年9月にはChristina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ)のデビュー25周年記念ライブに出演し、「What a Girl Wants」をデュエット。さらに初のアリーナ公演『Short n' Sweet Tour』を開始。同年12月にはNetflixホリデー特番『A Nonsense Christmas with Sabrina Carpenter』をプロデュース・主演し、Shania Twain(シャナイア・トゥエイン)らと共演した。

2025年6月5日にはシングル「Manchild」をリリースし、ビルボードホット100で初登場1位を獲得。8月29日には7作目のアルバム『Man's Best Friend』を発表したが、挑発的なジャケットアートが賛否を呼んだ。8月にはシカゴのロラパルーザでヘッドライナーを務め、Earth, Wind & Fire(アース・ウィンド&ファイアー)とも共演。さらにテイラー・スウィフトのアルバム『The Life of a Showgirl』(2025年10月3日発売予定)のタイトル曲にも参加することが発表された。2026年3月にはチリ、ブラジル、アルゼンチン、コロンビアでの大型フェスに出演予定である。