A Rush of Blood to the Head

Coldplay

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『A Rush of Blood to the Head(邦題:静寂の世界)』は、コールドプレイの2枚目のスタジオ・アルバム。2002年8月26日にパーロフォン・レコードより、そして翌日にはキャピトル・レコードよりアメリカでリリースされた。このアルバムはバンドとケン・ネルソンによってプロデュースされ、デビューアルバム『Parachutes(2000年)』よりもエレキギターとピアノを多用している。このアルバムのレコーディングは、バンドが『Parachutes』とシングル「Yellow」で世界的な人気を獲得した後に開始された。『静寂の世界』はイギリスでの発売初週に全英アルバムチャートで1位を獲得し、21世紀における同国で8番目に売れたアルバムとなった。イギリスレコード協会(BPI)は、イギリス国内で累計300万枚、全世界で1,700万枚以上を売り上げたことから、このアルバムを10xプラチナに認定した。このアルバムからは「In My Place」、「The Scientist」、「Clocks」といったヒットシングルが生まれた。「God Put a Smile upon Your Face」も一部地域でリリースされたが、ヒットには程遠かった。

OVERVIEW

『静寂の世界』は批評家から絶賛され、バンドは第45回グラミー賞で3つのグラミー賞を受賞した。最優秀オルタナティブ・アルバム賞(バンドにとって2年連続の受賞)、「In My Place」が最優秀ロック・パフォーマンス賞、そして第46回授賞式で「Clocks」が年間最優秀レコード賞を受賞した。2007年には、ロックの殿堂が選ぶ「決定的アルバム200選」に選出された。2010年には、ブリット・アワードで過去30年間のベスト・ブリティッシュ・アルバムにノミネートされた10枚のアルバムの1枚に選ばれ、ロイヤルメールが発行した英国切手に、英国アーティストによる10枚のクラシック・アルバム・カバーが採用された。このアルバムは、ローリングストーン誌の「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」に複数回選出。また、複数の出版物が21世紀のベストアルバムの一つに挙げている。このアルバムには、ギターとピアノを多用したバラードやアコースティック曲が収録されている。U2を彷彿とさせる壮大なロックを奏でるアルバムのオープニングトラック「Politik」、ピアノを主体とした「Clocks」、ラウドなギターサウンドが特徴的な「A Whisper」、そしてカントリーロック風のギターが特徴的な「Warning Sign」は、バンドの音楽性の幅を広げるものとして捉えられていた。クリス・マーティンはまた、アルバムのタイトル曲はアメリカのシンガーソングライター、ジョニー・キャッシュへのオマージュだと述べている。タイトル曲は、人生における不確実性について歌っている。マーティンによると、「Green Eyes」は「アメリカ人の友人」でありギタリストでもあるジョニー・バックランドのために作曲されたという。ドラマーのウィル・チャンピオンは、Apple Musicのインタビューで「A Whisper」はシングルテイクで録音されたことを明かし、最初のセッション以降、バンドはこの曲を再録音することも、ライブできちんと演奏することもできなかったと付け加えた。

TRACKLIST

1. Politik
2. In My Place
3. God Put a Smile upon Your Face
4. The Scientist
5. Clocks
6. Daylight
7. Green Eyes
8. Warning Sign
9. A Whisper
10. A Rush of Blood to the Head
11. Amsterdam

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