『House of Balloons（ハウス・オブ・バルーンズ）』はザ・ウィークエンドのデビュー・ミックステープ。2011年3月21日にXOよりリリースされた。このミックステープはザ・ウィークエンドのウェブサイトで無料公開され、楽曲がテレビで使用されたことや、当時匿名だったザ・ウィークエンドの正体がメディアで大きく取り上げられた。『House of Balloons』はトロントでレコーディングされ、ザ・ウィークエンド、ドック・マッキニー、イランジェロがプロデュースを担当し、サーカット、ジェレミー・ローズ、ライナーも参加している。タイトルは、ザ・ウィークエンドがかつて住んでいたトロントのパークデールのニックネームに由来している。
OVERVIEW
このミックステープは広く称賛され、批評家たちはそのダークな美学、プロダクション、そして歌詞の内容を高く評価した。現代のR＆B音楽に大きな影響を与えた作品として広く知られ、オルタナティブR＆Bの先駆者として高く評価されている。『House of Balloons』は、R＆Bにロック、エレクトロ、ヒップホップの要素を融合させた音楽性が特徴で、歌詞はザ・ウィークエンドの薬物使用、そして愛、失恋、そして乱交といった経験が掘り下げられている。『House of Balloons』は、コンピレーション・アルバム『Trilogy』（2012年）に収録され、シングル曲「Wicked Games」と「Twenty Eight」が収録（「Twenty Eight」はボーナス・トラック）。発売10周年を記念して、オリジナルのミックステープはデジタル形式でリリースされ、トリロジーでは著作権の許諾が得られなかったサンプルも含まれていた。この再発盤には、建築家ダニエル・アーシャムがデザインした限定グッズが付属した。
TRACKLIST
1. High for This
2. What You Need
3. House of Balloons / Glass Table Girls
4. The Morning
5. Wicked Games
6. The Party & The After Party
7. Coming Down
8. Loft Music
9. The Knowing
