9月23日より全国順次公開となる、世界的ロックバンド、The Beatles(ザ・ビートルズ)のデビュー60周年に、最高傑作『ホワイト・アルバム』を生んだインド滞在期のビートルズと奇跡の8日間を共にしたポール・サルツマン監督によるドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』より、ザ・ビートルズと奇跡の出会いから約半世紀の時を経て、当時23歳だったポール・サルツマン監督が再びインドへと旅経つ本編映像が公開されました。
本編映像③『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』 - YouTube
今回解禁された本編映像は、約半世紀の時を越えて、ポール・サルツマン監督が再びインドへと向かう本編映像。トロントからリバプールへ、監督が最初に向かったのは、1968年に彼が撮影した写真が飾られているザ・ビートルズの博物館「ビートルズ・ストーリー」。写真を確認した後、白いピアノに丸眼鏡が置かれ名曲「イマジン」が流れるジョン・レノンのコーナーでは、「ジョンと過ごしたのは…たったの1週間… 8日間だがとても優しく接してくれた」と振り返ります。4人は「本当の兄弟のようだった。固く結ばれた家族だ。彼らの音楽と喜びにあふれていた。すばらしい4人だった、最高にね」と4人の素顔を今も鮮明に覚えています。
ビートルズ・ストーリー © B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
ポール・サルツマン監督 © B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
監督のインド再訪に同行するのはザ・ビートルズ研究の権威マーク・ルイソン。ムンバイに到着したふたりはジョージがレコーディングを行ったスタジオがあった場所に立つ。マハリシの僧院があるリシケシュに向かう列車に乗り込むと、「彼らはだれの意見にも惑わされなかった。確かなセンスで自分たちの音楽センスを見極めそれが世界中で支持された。今も色あせないのは純粋で嘘がなく、そしてこれが最も重要な要素だが、人為的な部分がないことだ」と、今もなおザ・ビートルズが世界の人々を魅了し続ける理由を語ります。「ビートルズは何も説かなかった。メッセージを読み取ったならそれは思い込みだ。彼らは自分たちの音楽を作っていただけだからね、だがパワーをくれた。自ら考え表現する力を与えてくれた」と、自分たちの感性で数多くの名曲を通して、今も影響力を保ち続けている奇跡について言及しています。
マーク・ルイソン © B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
サルツマン監督とルイソン © B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
ムンバイHMVスタジオ © B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
インド滞在期にザ・ビートルズが作った曲は、公称30曲と言われていますが、アップル関係者によると48曲という説も。本編にはルイソンがジョン・レノン・ミュージアム(現在は閉館)のカタログを取りだし、ジョンが残したメモを確認する場面もあり、日本のファンには嬉しい場面となっています。
ポール・サルツマン監督とマーク・ルイソン、インドを訪れたふたりが何を発見するのか。この先は、ぜひ劇場でご堪能ください。
名曲誕生秘話を始め、驚きのエピソードが続々紹介される『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は、9月23日(金・祝)全国公開。
■作品情報
『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』
監督・脚本・製作:ポール・サルツマン ナレーション:モーガン・フリーマン
製作総指揮:デヴィッド・リンチ
出演:デヴィッド・リンチ、パティ・ボイド、ジェニー・ボイド、マーク・ルイソン、ルイス・ラファム、ローレンス・ローゼンタール、リッキ・クック、ハリプラサード・チョウラシア、デヴィアニ・サルツマン
2020 年/カナダ/英語/79 分/カラー/1.78:1/5.1ch
原題:Meeting The Beatles in India
字幕:大西公子 字幕監修:藤本国彦 配給:ミモザフィルムズ
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■リンク
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