9月23日より全国順次公開となる、世界的ロックバンド、The Beatles(ザ・ビートルズ)のデビュー60周年に、最高傑作『ホワイト・アルバム』を生んだインド滞在期のビートルズと奇跡の8日間を共にしたポール・サルツマン監督によるドキュメンタリー『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』より新たに、ザ・ビートルズとともに1968年にインドを訪れていた世界のセレブたちをとらえた場面写真が公開されました。
『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』予告編 - YouTube
1968年2月、ザ・ビートルズはガンジス川のほとりにいました。この時、心の声の導きでこの地を訪れたひとりの青年が現在、映像制作者として活躍するポール・サルツマン監督。『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は、ザ・ビートルズと奇跡の8日間を描くドキュメンタリーとなっています。
心の平穏と新しいアルバムの準備をするためにインドのリシケシュを訪れたザ・ビートルズは、超越瞑想運動の創始者マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの僧院にいました。そこには、『ローズマリーの赤ちゃん』(69)、『華麗なるギャツビー』(74)で知られる女優ミア・ファローと妹のプルーデンス・ファロー、The Beach Boys(ザ・ビーチ・ボーイズ)のヴォーカリスト、マイク・ラヴ、スコットランドのシンガー、ドノヴァンなどもいました。
ミア・ファロー © B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
マイク・ラヴ © B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
ドノヴァン © B6B-II FILMS INC. 2020. All rights reserved
世界的に注目を集めたインド訪問ですが、日常から遮断されたマハリシのアシュラム(僧院)でどんな生活を送っていたのかを知る人はあまりいません。
ザ・ビートルズと奇跡の時間を共にしたポール・サルツマン監督は当時23歳。「彼らは家族でピクニックに来たように写真を撮り合っていた」と述懐しています。仕事やレコーディングの予定もなく、ファンに追いかけられることもない中、ただ食べて寝て瞑想をするだけの穏やかな日々を送り、好きな時に思いつくままに曲作りに取り組んでいたといいます。ジョンとポールはギターを弾きながら歌い、ジョージは部屋にこもってシタールの練習を続けていました。カメラを片手にしたリンゴは僧院内の撮影に夢中だったようです。
最大の驚きは初対面の青年に気さくに接してくれたことでした。「彼らが率直に接してくれた理由の1つは私に下心がなかったからだ。何かを目当てに近づいてくる者に慣れるとガードが堅くなりそこに捕らわれてしまう。あなたは信頼できそうだと彼らは判定したに違いない」と指摘します。一挙手一投足を世界が注目するザ・ビートルズではなく、ひとりの人間として接したサルツマンに彼らは心を許したのかもしれません。
世界のセレブたちを魅了したアシュラムで、ひとりの青年が目にしたザ・ビートルズの素顔とは。
名曲誕生秘話を始め、驚きのエピソードが続々紹介される『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』は、9月23日(金・祝)全国公開。
■作品情報
『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』
監督・脚本・製作:ポール・サルツマン ナレーション:モーガン・フリーマン
製作総指揮:デヴィッド・リンチ
出演:デヴィッド・リンチ、パティ・ボイド、ジェニー・ボイド、マーク・ルイソン、ルイス・ラファム、ローレンス・ローゼンタール、リッキ・クック、ハリプラサード・チョウラシア、デヴィアニ・サルツマン
2020 年/カナダ/英語/79 分/カラー/1.78:1/5.1ch
原題:Meeting The Beatles in India
字幕:大西公子 字幕監修:藤本国彦 配給:ミモザフィルムズ
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■リンク
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