プロフィール

Anitta(アニッタ)のプロフィール、歌詞一覧、アルバム・シングルを網羅したディスコグラフィーをご紹介。最新の洋楽はここからチェック。
Anitta(アニッタ)は、ブラジル リオデジャネイロ出身のシンガー、ソングライター、ダンサー、女優であり、テレビ司会者も務める。本名はLarissa de Macedo Machado(ラリッサ・デ・マセド・マチャド)。
ブラジルで最も著名なアーティストの一人である彼女は、ポップ、ファンク、レゲトン、エレクトロニックミュージックなど、様々なジャンルを融合させた多彩なスタイルで知られる。数々の賞を受賞しているほか、ビルボードホット100に最も多くランクインしたブラジル人女性シンガーでもあり、「ブラジリアン・ポップの女王」と呼ばれている。
リオデジャネイロで最も低いHDIを持つ地域の一つであるオノリオ・グルジェルで生まれ育った。8歳の時に歌い始め、母方の祖父母の強い勧めで、近所のセント・ルジア教区の聖歌隊に参加。彼女は平均以上の知能と学問への関心を示し、11歳で初めて英語の授業を受けた。後に母親の先生が彼女に無料のダンスレッスンを教えてくれた。
コレーヒオ・ペドロIIを卒業後、高校で行政技術コースを修了。2013年、彼女は芸術家としての道を進むことを決意し、ブラジルのサンパウロを拠点とするブラジル芸術界の最高峰を称える団体、アソシアソン・パウリスタ・デ・クリティコス・デ・アルテから「最優秀新人賞」を受賞した。
アニッタの芸名は、2001年にTVグロボでテレビシリーズ化された小説『Presença de Anita』に登場するキャラクター「アニタ」にちなんで付けられ、当初はそのまま「Anita(アニタ)」と名乗っていた。彼女はこのキャラクターを「下品に見えずにセクシーで、少女と女性の両方を兼ね備えている」として「素晴らしい」と考えていた。
プロ歌手としてのキャリアは、2010年にファンク・カリオカ・プロデューサーのレナート・アゼベド(通称バトゥティーニャ)に紹介されたことから始まった。YouTubeで彼女のホームビデオをいくつか見ていたアゼベドは、アニッタにデモテープを録音するよう依頼。その後、ブラジルのファンク・ミュージックを専門にリリースするインディーズ・レーベルFuracão 2000と契約した。
その後、デビューシングル「Eu Vou Ficar」をリリース。この曲はリオデジャネイロの地元ラジオ局で放送され、他のアーティストも参加したコンピレーション・アルバム『Armagedom』にも収録された。その後プロデューサーのアドバイスを受け、芸名に「t」をもう一つ加え、Anitta(アニッタ)となった。
2012年6月、彼女はFuracão 2000との契約を更新しないことを選択し、K2Lエンターテインメントと契約した。
2013年1月、アニッタはワーナー・ミュージック・ブラジルとレコーディング契約を結び、シングル「Meiga e Abusada」をリリースした。この曲はその後、テレノベラ「Amor à Vida」のサウンドトラックに収録され、2013年初頭にはブラジルのラジオ局で最もリクエストされた曲の一つとなった。
同年6月、「Show das Poderosas」のミュージック・ビデオは、ブラジルのYouTubeで最も再生されたミュージック・ビデオとなり、リリース後1週間足らずで1億6000万回を超える再生回数を記録した。この衝撃により、この曲はチャート入りも果たし、iTunesブラジルのベストセラーミュージックのトップに何週間もランクインし、2013年には国内のラジオで3番目に多く再生された曲となった。それにより、当時、歌手の1回あたりの出演料は1万ドルにまで上昇した。
2014年からは初のコンサート・ツアーを開催。2月15日にリオデジャネイロのHSBCアリーナで開催されたでは約1万人が来場した。7月には2枚目のスタジオ・アルバム『Ritmo Perfeito』をリリース。また同年4月にはコメディ映画『Copa de Elite』でヘレナ・ボッカート役を演じ、女優デビューを果たし、8月に、自身のマネジメント会社Rodamoinho Produções Artísticasを設立。12月にはテレビ映画『Didi e o Segredo dos Anjos』に女神ソラリス役で出演した。
3枚目のスタジオ・アルバム『Bang』は2015年10月にリリース。デビュー・アルバムの売り上げを上回り、ブラジルディスクプロデューサー協会(ABPD)によってプラチナ認定を受けた。アルバムからの最初のシングル「Deixa Ele Sofrer」はiTunesブラジルチャートでトップに達した。またこの曲により、Spotifyブラジルでトップを独占した初のブラジル人歌手となった。
またシングル「Bang」は彼女にとって初の国際的なヒットとなり、iTunesとSpotifyで数日間1位を維持した。ミュージック・ビデオは国際的なバイラルビデオとなり、YouTubeで3億2000万回以上の再生回数を記録した。同年10月、アニッタはEMAワールドワイド・アクト・ラテンアメリカ部門を受賞し、ブラジル人アーティストとして初めて同賞を受賞した。
2016年、ケーブルテレビチャンネル「マルチショー」の番組「Música Boa Ao Vivo(Good Music:Live)」の第3シーズンの司会を務め、テレビ司会者としてデビュー。8月には、コロンビアの歌手Maluma(マルーマ)をフィーチャーしたシングル「Sim ou Não」をリリースし、2016年夏季オリンピックの開会式で、ブラジルの歌手兼作曲家のカエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジルと共にパフォーマンスを披露した。
翌月、彼女はタレント事務所ウィリアム・モリス・エンデヴァーと初の国際契約を結んだ。11月にはは2016 MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードで最優秀ブラジル人アーティスト賞を受賞した。翌2017年5月、Iggy Azalea(イギー・アゼリア)とのコラボレーションによる「Switch」が、彼女にとって初の英語シングルとなった。
以降、国際的にも積極的に活動するようになり、同月、彼女はポルトガル語とスペイン語のシングル「Paradinha」をリリース。6月にはMajor Lazer(メジャー・レイザー)が、Pabllo Vittar(パブロ・ヴィター)と共に「Sua Cara」をリリースした。この曲はバンドの4枚目のEP「Know No Better」に収録されている。数時間で、YouTubeでのビデオ再生回数は500万回を突破。国際的なヒットとなり、Spotifyのグローバル再生ランキングで100位以内にランクイン。また、ビルボードのダンス/エレクトロニック・ソング・チャートに5週間以上ランクインし、同チャートにランクインした初のポルトガル語曲となった。ミュージック・ビデオもヒットし、1日で2,000万回以上の再生回数を記録した。
同年9月、毎月新曲をリリースするという彼女のプロジェクト「CheckMate」の第一弾としてシングル「Will I See You」をリリース。2曲目となる「Is That for Me」ではDJ Alesso(DJアレッソ)とタッグを組んだ。続いてJ Balvin(J・バルヴィン)と「Downtown」をリリース。この曲は国際的な成功を収め、「Top 50 Global」(世界で最も多く演奏された曲50選)にランクインし、アニッタはブラジル人として初めて同ランキングにランクインした。
2018年1月1日、歌手アニッタはリオデジャネイロのコパカバーナで行われたコンサートに240万人以上の観客を動員した。4月には、マルチショーで新番組「Anitta Entrou no Grupo」を初公開。6月には、リスボンで開催されたロック・イン・リオ・フェスティバルに出演し、また『Made in Brazil』ツアーの一環として、パリとロンドンのナイトクラブでもコンサートを行なった。
11月には、多言語対応のEP「Solo」をリリース。このEPには「Veneno」や「Não Perco Meu Tempo」など3曲の異なる言語が収録されている。アニッタはまた、EP全曲のミュージック・ビデオをリリースすることを発表。ミュージック・ビデオはEP発売と同時に公開され、Shots Studios制作のドキュメンタリーシリーズ『Vai Anitta』の題材となり、Netflixで配信された。
2019年4月、4枚目のスタジオ・アルバム『Kisses』をリリース。これは彼女にとって初のビジュアル・アルバムであり、3か国語で収録されたアルバムでもあった。アメリカでは、このアルバムはラテンポップアルバムチャートで4位、トップラテンアルバムチャートで16位に達した。10月には映画『チャーリーズ・エンジェル』のサウンドトラック用に「Pantera」を録音し、サウンドトラックのエグゼクティブプロデューサーはAriana Grande(アリアナ・グランデ)が担当した。
同月、Brasileirinhaプロジェクトを開始し、12月までポルトガル語のみの曲をリリースしていた。翌2020年6月、アニッタは米国のワーナー・レコードとレコーディング契約を結び、2020年後半にリリース予定の米国デビュー・アルバムをリリースする予定であることを発表。8月にはFred de Palma(フレッド・デ・パルマ)とのコラボでイタリアで初のシングル「Paloma」をリリース。この曲はイタリア国内でその月間Shazam再生回数が最も多い曲の一つとなり、ブラジル人アーティストの曲としてイタリアのチャートで最高位を獲得した。
9月にはCardi B(カーディ・B)、Myke Towers(マイク・タワーズ)とのコラボレーション曲「Me Gusta」をリリースし、国際的なキャリアの新たな段階に入った。この曲は、米国のiTunesチャートで14位、Spotify米国版で32位を記録。Spotifyで38カ国、Apple Musicで87カ国でトップ200にランクインし、200万回以上再生され、両プラットフォームのグローバルチャートでもそれぞれ24位と90位にランクインした。またアニッタにとってビルボードホット100に初のランクインを果たした楽曲となった。
2021年5月、プエルトリコ出身のシンガー兼ラッパー、Lunay(ルナイ)と共に「Todo o Nada」をリリース。この曲はラテンアメリカ諸国とスペインでトップ100入りを果たし、5カ国でトップ50入りを果たし、ビルボードチャートでも複数のチャートインを果たした。6月にはDadjuとのコラボレーションでフランスで初のシングル「Mon Soleil」をリリース。この曲はフランス語圏のチャートで最も再生された曲の一つとなり、ブラジル人アーティストの最高位を記録した。この曲はNRJミュージック・アワードの主要部門で2部門ノミネートされた。
同月、フレッド・デ・パルマとのコラボレーションによるイタリア語のセカンドシングル「Un Altro Ballo」をリリース。このコラボレーション曲はイタリアのチャートで最も再生された曲の一つとなり、国内でのファーストシングルの成功をわずかに上回った。また同じ時期、スタートアップ企業Nubankの取締役に就任している。7月に行われたHeat Latin Music Awardsではパフォーマンスと受賞に加え、女性のエンパワーメントへの貢献が認められ、特別賞を受賞した。9月には、ブラジルの靴業界起業家アレクサンドル・バーマン氏と共に、メットガラ2021に初めて出演した。
9月にはCharli XCX(チャーリーXCX)と共に、ビルボードとサムスンギャラクシーが主催する歌唱コンテスト「ビルボードNXT」にメンターとして参加。10月には地球の気候変動への意識を高めることを目的としたYouTubeオリジナル番組「Dear Earth」に出演した。
2022年1月3日、アニッタがソニー・ミュージックパブリッシングと世界的な出版契約を締結したことが発表された。2021年末にリリースされたスペイン語シングル「Envolver」は、2022年3月にSpotifyのグローバルトップ200で1位を獲得し、アニッタはソロ曲でこの記録を達成した初のブラジル人アーティスト、そして初のラテン系アーティストとなった。また、この曲は2022年の1日あたりの再生回数(727万8000回)としても記録。Deezer GlobalとYouTube Globalでもトップを獲得した。「Envolver」はビルボード・グローバル・エクスクルーシブ・USチャートでも1位を獲得し、ソロ曲でこの記録を達成した初のラテン系女性となった。ビルボード・グローバル200では依然として2位を維持している。ビルボードのチャートに複数回ランクインした。その主なものの1つは、Hot 100への2度目のランクインであり、ソロとしては初ランクインとなった。この曲は、チャートでラテン系ソロ曲としては3番目に高いランクイン率を記録。「Envolver」はアニッタにとって最大のヒット曲となった。
「Envolver」の人気が冷めやらぬ中、シングル「Boys Don't Cry」をリリース。iTunesで世界中で最も多くのナンバーワンヒットを記録したブラジル人アーティストとしての記録を更新し、45カ国で1位を獲得した。2022年3月31日、アニッタは5枚目のスタジオ・アルバムであり、2枚目の多言語アルバムである『Versions of Me』を4月12日にリリースすると発表。このアルバムは、米国のiTunes、Apple Music、Spotifyにおいてブラジル人アーティストによるデビュー曲として最高の記録を打ち立て、発売と同時にSpotify Globalでのデビューで世界で最も再生されたアルバムとなり、米国ではSpotifyで3番目に高いデビュー曲となった。またSpotifyで10億回再生を達成した初のブラジルのポップアルバムとなった。910万回以上の再生回数を記録し、Spotify史上ブラジル人アーティストによるデビュー曲として最大の記録を更新した。さらに2022年にラテン系女性アーティストとして最高のデビュー記録を打ち立てたアルバムとなった。
同月、彼女はコーチェラ・フェスティバルのメインステージでパフォーマンスを披露した初のブラジル人となった。また「Envolver」でMTVビデオ・ミュージック・アワードの「ベスト・ラテン」部門に初ノミネートされ、メインショーでのパフォーマンスも確定した。一般投票によりこの曲が同部門で優勝し、アニッタは女性ソロアーティストとして初めて同賞を受賞。アニッタは、アメリカン・ミュージック・アワードでパフォーマンスを行い、賞を受賞したブラジル初のアーティストとなった。
2022年6月、マダム・タッソー・ニューヨークはアニッタの蝋人形を公開。7月6日、アルゼンチンの歌手Tini(ティニ)のシングル「La Loto」でBecky G(ベッキー・G)と共に参加。ビルボードホット100アルゼンチンで7位となり、アニッタの最高位となった。同じ時期、Murda Beatz(マーダ・ビーツ)、J・バルヴィン、Quavo(クエイヴォ)、Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)とのコラボレーション曲「No Más」もリリース。米国のiTunes史上、ブラジル人アーティストとして最高の4位となり、米国のAmazonベストセラーでも1位、Deezer USでは14位と最高位に達した。また、ビルボードラップデジタルソングセールスで1位、ビルボードデジタルソングセールスで13位を獲得した。
8月にはアルバム『Versions of Me』のデラックス版をリリース。「Dançarina Remix」はフランスのシングルチャートで11位に達し、アニッタにとって8位の「Mon Soleil」に次ぐ2番目に高い順位となった。また、Spotifyフランスのトップ50に最も長くランクインした楽曲となり、フランスでプラチナ認定を受け、フランスのShazamでも1位を獲得した。また「Lobby」は日本最大のストリーミングプラットフォームであるLINE MUSICに初登場し、この偉業を達成したブラジル人アーティストとして初めてこの偉業を達成した。
11月、アニッタはラテン・グラミー賞の2部門にノミネートされたほか、「Envolver」とファンク・ダンス・メドレーを披露し、司会も務めた。11月には、サヴェージ・フェンティ・ショーにも出演。フォーブス誌の「30 Under 30 North America 2023」の音楽部門で、次世代のラテンアメリカ音楽のリーダーの一人に選出された。数々のリリース、数々の世界的な賞へのノミネート、そして年間を通して達成した功績により、アニッタは2023年のグラミー賞最優秀新人賞にノミネートされた。
またエンターテイメントの様々な分野の先見者を表彰するWSJマガジン・イノベーター・アワード2022を受賞。同月ワーナーミュージック・ブラジルより3枚目のEP『À procura da Anitta perfeita』をリリース。全曲がSpotifyブラジルとポルトガルのトップ60に初登場し、24時間で約200万回再生された。
2023年1月、アフリカ大陸最大の授賞式であるオール・アフリカ・ミュージック・アワードで「ベスト・グローバル・アクト」賞を受賞。この功績により、彼女はラテン系アーティストとして初めてこの賞を受賞した。またラテン音楽界で最も重要な賞の一つであるロ・ヌエストロ・アワードで6部門にノミネートされた。3月2日、アニッタはバラエティ誌によって2023年最も影響力のある国際女性の7位に選ばれ、リストに載った唯一のブラジル人アーティストとなった。
同年4月、ワーナー・ミュージック・グループとの契約を解除。その後ユニバーサルミュージック・ラテン・エンターテインメントと提携し、リパブリック・レコードと契約を結んだと報じられた。6月10日、アニッタはペプシ主催のUEFAチャンピオンズリーグ決勝キックオフショーで南米出身者として初めてパフォーマンスを披露した。トルコのイスタンブールにあるアタテュルク・オリンピックスタジアムのステージに立ったアニッタは、71,412人以上のサポーターと7億人を超える観客の前でパフォーマンスを披露し、スーパーボウルのハーフタイムショーの視聴者数を上回った。
同月、リパブリック・レコードからリリース予定のアルバムから初のリードシングル「Funk Rave」をリリース。この曲の初登場により、アニッタはブラジルのApple MusicとiTunesで1位を獲得した曲の最多記録を更新し、「Funk Rave」は彼女にとってそれぞれ29曲目と88曲目となった。またTomorrow X Togetherとのコラボ曲「Back for More」をリリースすると、韓国最大の音楽プラットフォームであるMelOnとBugs!チャートで最高記録を更新し、ブラジル人アーティストとしての記録を更新した。また中国最大のストリーミングプラットフォームであるQQ Musicでこの曲がトップ10にデビューした。また、インドネシア、韓国、中国、イギリスの公式チャートにキャリアで初めてランクインし、この偉業を達成したブラジル人アーティストは初めてとなった。中国最大の賞の1つであるAsian Pop Music AwardsのランキングであるAPMAチャート(海外)で1位を獲得した史上初のラテン系アーティストとなり、この賞の「最優秀コラボレーション」と「最優秀プロデューサー」にノミネートされた史上初のラテン系アーティストとなった。また、「Back for More」で中国最大の賞の一つである中国年末大賞の「ベストセラー・ラテンシングル」部門を受賞した初のラテン系アーティストとなった。
同年9月、Netflixのスペインドラマシリーズ『エリート』で女優デビューを果たした。同シリーズはNetflixで世界トップ10入りを果たし、40カ国で配信された。11月5日、ヨーロッパ・ミュージック・アワードの「ベスト・ラテン」部門で2年連続受賞を果たした。これにより、アニッタはこの部門で最多受賞アーティストとなった。
12月7日、メキシコの歌手Peso Pluma(ペソ・プルマ)とシングル「Bellakeo」をリリース。Spotify Globalのトップ10にランクインし、ラテンアメリカ諸国と米国のトップ50に入ったほか、Apple MusicとiTunesのグローバルトップ50に入った。この曲でアニッタはブラジルの音楽ストリーミングプラットフォームでトップに達し、これらのストリーミングサービスで最多の1位を獲得したアーティストとしての記録を更新した。またビルボードホット100に3度目のランクインを果たし、これによりブラジル人女性として、またビルボードホット100史上最多ランクイン数で全体で3位となった。Spotifyでは世界的に最も高いピークに達したブラジル人アーティストの記録を5年連続で更新した。
12月にはアリゾナ州で開催されたTikTok主催の音楽フェスティバル「TikTok in the Mix 2023」に出演。このフェスティバルは世界中に中継され、3,350万人以上の視聴者と1万7千人の観客を集め、最多視聴率を記録した。
2024年4月、6枚目のスタジオ・アルバム『Funk Generation』をリリース。アルバム全曲がSpotifyブラジルのトップ50に初登場し、彼女にとって2枚目のアルバムとなった。Apple Musicで65カ国以上でチャートインし、ブラジルのアルバムとしては最もグローバルなリーチを誇る作品となった。わずか3日間で、このアルバムはSpotifyブラジルで2,600万回再生され、2024年に同プラットフォーム上でブラジルのアルバムが週ごとにリリースしたデビュー曲数としては最大の記録を樹立した。世界的には、このアルバムはSpotify Globalで4日間で2位にデビューし、米国(8位)と英国(9位)でも注目すべきデビューを果たした。iTunesブラジルで100曲が1位を獲得した初のアーティストとなり、自身の記録を更新した。また、Spotifyブラジルでトップ10入りした曲数が最多のアーティストとしても記録を伸ばし、合計49曲がこの偉業を達成した。さらに、ポルトガルのチャートでブラジルのアルバムとして最大のデビューを果たした。
5月からはアルバムのプロモーションのため初の海外ツアーを行なった。7月にはLGBTQIA+の権利擁護活動家として、また人道支援活動とアマゾン熱帯雨林保護活動家として、プレミオス・フベントゥードで栄誉を授与された。9月には「Mil Veces」でMTVビデオ・ミュージック・アワードの最優秀ラテン賞を3年連続で受賞し、ラテン系女性アーティストとして最多受賞記録を保持。またこの快挙により、彼女はJ・バルヴィンと並び、両者は同アワードにおけるラテン系アーティストの最多受賞記録を保持している。
10月、The Weeknd(ザ・ウィークエンド)とのコラボ曲「São Paulo」をリリース。Spotify Globalでトップ10に初登場し、アニッタは71カ国でチャートインし、複数の国で最も多くのチャートインを果たしたブラジル人アーティストとして新記録を樹立した。またSpotifyグローバル史上、ブラジル人アーティストとしては最大のデビュー記録を樹立し、2024年のラテン系アーティストとしては最大のデビュー記録となった。このリリースにより、アニッタはSpotifyのグローバルトップ10に3年連続でランクインした。
12月3日、アニッタはブラジル最大の音楽賞であるマルチショー・ブラジリアン・ミュージック・アワードで、ブラジルと世界の音楽への貢献と影響が認められ、ヴァンガード・トロフィーを受賞した。2025年2月、第67回グラミー賞において、『Funk Generation』は最優秀ラテン・ポップ・アルバムにノミネートされ、ファンク・アルバムとして史上初となるグラミー賞ノミネートを果たした。
また1月11日よりブラジル全土で「Ensaios da Anitta」と題したショーシリーズを開始。2月にはブラジル人として初めてPremios Lo Nuestroで賞を受賞し、歴史に名を残した。3月6日には、Netflixドキュメンタリー映画『Larissa: The Other Side of Anitta』がプレミア上映。Netflixブラジル版でトップ3にランクイン、ポルトガルではチャート1位を獲得し、初週には同プラットフォームの非英語圏作品の中でグローバルトップ10にランクインした。