プロフィール

Anne-Marie(アン・マリー)のプロフィール、歌詞一覧、アルバム・シングルを網羅したディスコグラフィーをご紹介。最新の洋楽はここからチェック。
Anne-Marie(アン・マリー)は、イングランド、エセックス州イースト・ティルベリー出身のシンガー、ソングライター。本名はAnne-Marie Rose Nicholson(アン=マリー・ローズ・ニコルソン)。
エセックス州イースト・ティルベリーで生まれたアン・マリー。母は地元の教師、父はロンドン東部出身の建設業者で、姉にSamantha(サマンサ)がいる。5歳で舞台学校に通い始め、6歳で『レ・ミゼラブル』に自らオーディションを受け、12歳ではJessie J(ジェシー・J)と共に『Whistle Down the Wind』に出演した。学業はスタンフォード・ル・ホープのセント・クレアーズ・スクールに通い、芸術活動に打ち込んだが、14歳のときに誤解からいじめを受けるなど困難も経験した。祖母の死や反抗的な態度を後に悔やんでおり、Ed Sheeran(エド・シーラン)から「毎日両親に電話しろ」と助言を受けたという。エド・シーランとは17歳の時に知り合い、注目を引く手助けをしてくれていた。
また、9歳からショートカン空手を習い、黒帯を取得。2002年の世界大会でダブルゴールド、2007年にも金と銀を獲得するなど三度の世界王者となった。国内大会でも優勝経験があり、空手で培った規律や集中力が歌手活動にも役立ったと語っている。ただしツアー活動の忙しさから現在は競技に十分な時間を割くことが難しくなっている。
2013年に ロケット・ミュージックに見出され、デモ曲「Summer Girl」を発表した。この曲はエド・シーランがTwitterで取り上げたことで注目を集めた。当初はソロ活動の可能性もあったが、アーティストとしての成長を優先することになった。その後、Magnetic Man(マグネティック・マン)、Gorgon City(ゴーゴン・シティ)、Raized by Wolves(レイズド・バイ・ウルフズ)らの楽曲にゲスト参加したことがきっかけでRudimental(ルディメンタル)の目に留まり、2014年に同バンドの離脱メンバーに代わって参加することになった。
アン・マリーは約2年間、ルディメンタルのボーカリストとしてツアーに同行し、2015年のセカンドアルバム『We the Generation』で4曲に参加した。その中にはDizzee Rascal(ディジー・ラスカル)やWill Heard(ウィル・ハード)との共演曲や、「Rumour Mill」(全英チャート67位)が含まれており、この成功がソロ活動への自信につながった。ツアー中も日々曲作りを続けていたという。
2015年6月10日には、ルディメンタルの新レーベル Major Tom'sからデビューEP『Karate EP』をリリース。プロデューサーはJosh RecordとTwo Inch Recordsで、3曲とリミックスを収録している。デビューシングル「Karate」と「Gemini」により初のソロライブ出演を果たし、The Guardianは収録曲「Boy」を高く評価し、「Karateは彼女がソロで活動する準備ができていることを証明している」と評した。同年11月にリリースしたシングル「Do It Right」は全英シングルチャートで90位に入り、オーストラリアではプラチナ認定を受けた。
デビュー・アルバムは当初『Breathing Fire』という仮タイトルで進められていた。2016年5月20日、デビュー・アルバムからの最初のシングル「Alarm」をリリース。全英シングルチャートで最高16位を記録し、UKでプラチナ認定を受けた。同年10月にはIlly(イリー)の「Catch 22」に参加し、同月にClean Bandit(クリーン・バンディット)の「Rockabye」にメインボーカルとして参加。Sean Paul(ショーン・ポール)も加わった同曲は9週連続全英1位を獲得し、2016年のクリスマスナンバー1となり、世界的にマルチプラチナ認定を受けた。
2017年3月10日には「Ciao Adios」を発表し、全英9位・ダブルプラチナ認定を獲得。同年、Nick Jonas(ニック・ジョナス)やMike Posner(マイク・ポズナー)との「Remember I Told You」、Snakehips(スネイクヒップス)とJoey Badass(ジョーイ・バッドアス)との「Either Way」にも参加した。さらに「Heavy」(9月)や「Then」(12月)をリリース。2018年2月にはMarshmello(マシュメロ)とのコラボ曲「Friends」がリリースされ、全英トップ5入り。IFPIによれば、同曲は2018年に世界で9位の売上(960万相当)を記録した。
2018年4月27日、デビューアルバム『Speak Your Mind』をリリース。直前の4月20日には、エド・シーランの強い後押しで制作されたシングル「2002」を発表。全英3位を記録し、47週にわたりチャートインする大ヒットとなった。特に韓国では2019年の年間チャート1位を獲得し、外国人アーティストとして初の快挙となった。Melonでは史上唯一3.5億回を超える再生を記録し、Spotifyでも16億回以上再生されている。アルバム自体も全英3位、22カ国でチャートインし、UKでプラチナ認定。合計102週チャートに留まり、2018年における英国アーティスト最大のデビュー・アルバムとなった。
その後も2018年にはルディメンタルとMajor Lazer(メジャー・レイザー)の「Let Me Live」、David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)の「Don't Leave Me Alone」に参加。11月には「Perfect」を改題した「Perfect To Me」をリリースし、同月にはマシュメロと「Friends」をアコースティックで披露。さらにJames Arthur(ジェームズ・アーサー)と『The Greatest Showman: Reimagined』収録の「Rewrite the Stars」を歌唱した。
その後、次作に取り組んでいたが、2019年に完成していたアルバムは最終的にお蔵入りとなった。2019年にはLauv(ラウヴ)の「Fuck, I'm Lonely」に参加し、ドラマ『13の理由』シーズン3のサウンドトラックに収録された。同年、グラストンベリー・フェスティバルのピラミッドステージで初のソロセットを披露した。
2020年には「Birthday」「Her」、そしてDoja Cat(ドージャ・キャット)を迎えた「To Be Young」などをリリースし、ルディメンタルとの「Come Over」にも参加した。11月にはシングル「Problems」とYouTube Originalsのドキュメンタリー『How To Be Anne-Marie』を公開し、私生活や休養期間をファンに明かした。
2021年1月、音楽番組『The Voice UK』シーズン10の新コーチに就任し、チームメンバーのCraig Eddie(クレイグ・エディ)が優勝して初参戦で勝利を収めた。以後2023年放送のシーズン12までコーチを務めた。同年にはKSI(ケイエスアイ)とDigital Farm Animals(デジタル・ファーム・アニマルズ)との「Don't Play」を皮切りに、Niall Horan(ナイル・ホーラン)との「Our Song」、Little Mix(リトル・ミックス)との「Kiss My (Uh-Oh)」などシングルを連発し、2枚目のスタジオ・アルバム『Therapy』をリリース。全英アルバムチャートで最高2位を記録した。
また、2021年9月には初の著書『You Deserve Better: An Imperfect Guide To Finding Your Own Happiness』を出版し、サンデー・タイムズ紙のベストセラーとなった。韓国語版も公式翻訳として刊行された。さらに、同年11月には『Strictly Come Dancing』クリスマス・スペシャルに出場し優勝。ナイル・ホーランやエド・シーラン、Yungblud(ヤングブラッド)らと共にFleetwood Mac(フリートウッド・マック)の「Everywhere」をカバーし、BBCのチャリティー企画Children in Needに参加した。
2022年2月のブリット・アワードで「Kiss My (Uh-Oh)」と「Don't Play」を披露した際、ステージで転倒しながらも歌い続け、その対応が称賛された。後に腱を損傷していたことを明かしている。同年5月にはNeiked(ネイキッド)とLatto(ラトー)との「I Just Called」を発表し、8月にはDiljit Dosanjh(ディルジット・ドサンジ)「Peaches」リミックスやSEVENTEENの「_World」に参加。9月にはAitch(エイチ)との「Psycho」をリリースし、全英シングルチャートで5位を記録した。
2023年2月にシングル「Sad Bitch」、3月に(G)I-dleのMinnieとの「Expectations」、4月にはデヴィッド・ゲッタ、Coi Leray(コイ・リレイ)との「Baby Don't Hurt Me」を発表。この曲はグラミー賞にノミネートされた。7月には3枚目のスタジオ・アルバム『Unhealthy』をリリースし、全英2位を獲得。Shania Twain(シャナイア・トゥエイン)とのタイトル曲などが収録され、初週売上は約2.4万枚と高水準だった。またこの年からラッパーのSlowthai(スロウタイ)と交際を開始。2022年7月にラスベガスで極秘結婚していたことが2024年に判明した。
2024年2月には第一子となる長女を出産し、活動を一時休止。その後5月にNicholas Galitzine(ニコラス・ガリツィン)との「The Idea of You」を映画サウンドトラックとして発表し、6月には再びグラストンベリー・フェスティバルに出演。8月にはクリーン・バンディット、デヴィッド・ゲッタとの「Cry Baby」をリリースした。
2025年2月には第2子妊娠を公表。同年4月に長男を出産している。同年、2作のEP『Act I: If You're Looking For a New Best Friend』『Act II: If You're Looking for a Reason to Key Your Ex's Car』を相次いで発表し、エイチの「Luv?」にも参加。9月には新曲「Depressed」をリリースした。
歌詞カタカナ
和訳MVあり
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