Adele(アデル)のプロフィール
Adele(アデル)は、イングランド・ロンドン出身のシンガー、ソングライター。
16歳から作曲とギター演奏を開始するようになり、2006年にBRIT芸能芸術学校を卒業。同級生にはLeona Lewis(レオナ・ルイス)やJessie J(ジェシー・J)がいます。
卒業から4か月後、彼女はオンラインアート出版PlatformsMagazine.comの第4号に2曲を発表。その後クラスのプロジェクトのための3曲のデモを録音し、それを友人に渡すと、その友人がMyspaceにデモを投稿し大きな反響を呼び、XL RecordingsのトップでもあるRichard Russell(リチャード・ラッセル)から連絡がきて最終的には契約を結びます。
2007年には、Brit Awardsの「Critics 'Choice」賞を受賞し、2008年、BBCの人気投票企画「サウンド・オブ・2008」にてトップに躍り出たことで勃興し、同年のデビューアルバム『19』が全英チャート初登場1位を獲得します。
当時アメリカでは知名度も低く、ビルボード200(アルバムチャート)では初登場149位だったものの、その年に放送されたサタデー・ナイト・ライヴへの出演で注目を集め、最終的に全米だけでも290万枚ものせーるすを記録しました。2009年の米国グラミー賞で最優秀新人賞と最優秀女性ポップボーカルパフォーマンス賞の2部門を受賞します。
2011年にリリースした『21』が19ヶ国で1位を獲得し、ビルボード200では発売以来39週連続でトップ5位以内を記録、これはMichael Jackson(マイケル・ジャクソン)が持っていた38週連続トップ5の記録を抜いて歴代1位。第54回グラミー賞に主要3部門を含む6部門でノミネートされ、ノミネートされたすべての賞を獲得する快挙を成し遂げます。さらに翌2012年の全世界アルバム・セールス年間チャートでも920万枚のセールスでチャートの1位を獲得し、2年連続全世界売り上げ1位を達成しました。全世界で3100万枚以上のセールスを記録し、21世紀に最も売れたアルバムに認定されています。
2012年には映画「007 スカイフォール」の主題歌に抜擢され、シングル「Skyfall(スカイフォール)」をリリースし大ヒット。第54回グラミー賞では最優秀楽曲賞映画、テレビ、その他映像部門を受賞します。
2015年、アルバムからの先行シングル「Hello(ハロー)」のミュージック・ビデオが公開され、YouTubeでの公開後24時間視聴回数2770万回を記録し、当時の歴代1位となる視聴回数を獲得します。その後リリースされた3rdアルバム『25』は全世界で2200万枚を売り上げ、21世紀リリースのアルバムとしては歴代5位を記録。
第59回グラミー賞では主要3部門を含む5部門にノミネートされすべて受賞。最優秀アルバム賞ではBeyoncé(ビヨンセ)の「Lemonade(レモネード)」もノミネートされており、Adele(アデル)は自身が受賞するとは思ってなかったようでスピーチではBeyoncé(ビヨンセ)への賛辞を捧げ、受賞トロフィーを分けようとして壊してしまうハプニングも話題となりました。
2020年に友人の結婚式で、4枚目のスタジオ・アルバムが2020年9月までにリリースされることを発表しましたが、後にCOVID-19パンデミックの影響で制作が送れていることを改めて発表。同年10月24日に放送されたテレビ番組「サタデーナイトライブ」のエピソードをミュージカルゲストH.E.R.(ハー)と共にホストすることにより、ほぼ4年ぶりにテレビに出演しました。
2021年10月1日、世界中のさまざまな都市の重要なランドマークや建物に「30」という数字の投影や看板が現れ、アデルの犯行ではないか、そして『30』が彼女の4枚目のアルバムのタイトルになるのではないかという憶測が高まると、その2週間後、リード曲「Easy on Me(イージー・オン・ミー)」がリリース。当時のSpotifyとAmazon Musicの1日あたりの1曲の最多ストリーミング記録を更新し、ビルボードホット100、全英シングルチャートなどで1位を獲得。『30』は翌11月にリリースされると24カ国で1位を獲得。英国では2021年に最も売れたアルバムとなりました。発売から2カ月でCD・レコードを含むフィジカルセールスが550万枚を突破。第42回ブリット・アワードでブリティッシュ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞し、アデルは同賞を3回受賞した史上初のソロアーティストとなりました。
2022年1月から4月にかけてシーザーズ・パレスのコロッセオでラスベガスのレジデンシー『Weekends with Adele』を開催すると発表するも、「納期の遅れ」と新型コロナウイルス感染症のパンデミックのため、レジデンシーが延期。後に2022年11月18日から2023年3月25日まで行われ、当初の予定より8日程増え、合計32回のコンサートが行われることが発表。さらに大晦日の週末に2つの追加公演を発表し、公演総数は34公演となりました。
2023年2月に行われた第65回グラミー賞では「Easy on Me」が最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞。3月25日のレジデンシー最後のコンサートになるはずだった公演で、さらに32公演が追加されました。