Lil Dicky(リル・ディッキー)のプロフィール
Lil Dicky(リル・ディッキー)はペンシルベニア州チェルテナム ・タウンシップ出身のラッパー、コメディアン、環境保護主義者。本名はDavid Andrew Burd(デヴィッド・アンドリュー・バード)。
フィラデルフィアの北国境にあるチェルトナム・タウンシップのエルキンズ・パーク地区の上流階級の中で育ち、子供の頃から音楽へ興味を持ちヒップホップ音楽やオルタナティブロックを聴き、5年生でラップを始めました。当時はNas(ナス)やJay-Z(ジェイ・Z)を好んで聴いていたそうです。その後はラップチェルトナム高校、リッチモンド大学と進学し、2010年に優秀な成績で卒業するとサンフランシスコに移ります。
カリフォルニアでは広告代理店でアカウント管理に従事していました。毎月の進捗レポートをラップビデオとして制作していたそうで、その後はクリエイティブ部門で働いていました。仕事をしながら音楽活動も始め、2011年にデビューミックステープの制作を開始します。MacBook Proと400ドルのマイクを使って制作し、2013年、彼は5ヶ月連続で週に1曲をリリースし始めます。
同年、ミックステープの主力シングルである「Ex-Boyfriend(エックス・ボーイフレンド)」の曲のミュージックビデオをリリースすると、YouTubeに投稿されてから24時間以内に100万回視聴され話題となります。その後もミュージック・ビデオの制作に取り掛かりますが、資金が足りなくなってしまいクラウドファンディングで資金を調達しようと試みると、70,000ドルを目標としていましたが最終的に113,000ドルもの金額が調達できたため制作されました。
2014年にフィラデルフィアのTLAで彼の最初のライブコンサートを開催し、CMSNと署名。ラッパーとして、そしてコメディアン、俳優、作家として、2つの並行したキャリアを続けること決めます。翌2015年にはデビューアルバム「Professional Rapper(プロフェッショナル・ラッパー)」をリリース。全米7位を記録し、プラチナ認定を受けるヒットを記録します。2016年にはXXL Magazineにて公表されている2016 Freshmen line-upにも選出され、2018年にはChris Brown(クリス・ブラウン)をゲストに迎えたシングル「Freaky Friday(フリーキー・フライデー)」が大ヒット。全米ビルボードホット100では初のトップ10入りを果たし、イギリスとニュージーランドでは1位を獲得。ミュージック・ビデオはYouTubeで1億回以上再生され世界的なヒットになります。
2019年には地球環境問題をテーマとしたシングル「Earth(アース)」をリリース。1970年に始まった「アースデイ」に合わせてリリースされ、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)、Ed Sheeran(エド・シーラン)など多くのアーティストをゲストに迎え、Leonardo DiCaprio(レオナルド・ディカプリオ)が主宰する慈善団体と共に制作したミュージック・ビデオも大きな話題となりました。