Paramore(パラモア)のプロフィール
Paramore(パラモア)は、2004年に結成されたテネシー州のフランクリン出身のアメリカンロックバンド。
メンバーはHayley Williams(ヘイリー・ウィリアムス)、Taylor York(テイラー・ヨーク)、Zac Farro(ザック・ファロ)の3人組。
バンド名は「秘密の恋人」を意味する「Paramour」や「愛のために」という意味を持つ「Par Amor」という言葉のスペルを変えたもので、旧メンバーJeremy Davis(ジェレミー・デイヴィス)の母親の名前からとったとされています。
ヘイリー・ウィリアムスが13歳の時に故郷のメリディアン(ミシシッピ州)からテネシー州フランクリンに移り、学校で旧メンバーのJosh Farro(ジョシュ・ファーロ)とザック・ファロの兄弟と知り合い意気投合して、The Factoryというファンクカバーバンドに参加しました。
ヘイリー・ウィリアムスは2003年にソロ・アーティストとしてアトランティック・レコードと契約を結んでいました。レーベルの当初の計画は彼女をポップシンガーに変えることでしたが、ウィリアムズはバンドでオルタナティブロックミュージックを演奏したいと言って抵抗しました。
バンドは2004年にジョシュ・ファーロ(リードギター/バックボーカル)、ザック・ファーロ(ドラム)、ジェレミー・デイヴィス(ベース)、ヘイリー・ウィリアムス(リードボーカル)という4人編成で正式に結成されましたが、ジェレミー・デイヴィスが当時12歳だったことに周囲は驚きました。アトランティック・レコードで彼らの音楽をリリースすることになっていましたが、レーベルのマーケティング部門は、バンドのイメージがメジャーレーベルにそれらを付けない方が良いと判断し、Fueled by Ramanというレーベルと提携し、同レーベルからリリースする事に。
ヘイリー・ウィリアムスの両親の運転でバンドは南東部をツアーでまわり、その後ジェレミー・デイヴィスが個人的な理由で脱退。その後ベースに変わりのメンバーが参加しますが結局ジェイキーが戻ってきたため復帰。その間にレコーディングされていたデビュー・スタジオ・アルバム「All We Know Is Falling(オール・ウィー・ノー・イズ・フォーリング)」は2005年にリリースされ、ビルボードのヒートシーカーズチャートで30位に達しました。
ツアーを回りながら次のアルバムを制作するにあたってファロ兄弟と過去にバンドを組んでいたテイラー・ヨークがバンドの新しいギタリストとして加入。2007年にリリースされた2ndアルバム「Riot!(ライオット!)」のヒットにより第50回グラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされました。
メンバーの脱退などを繰り返しており、2010年にはジョシュとザックの兄弟が揃って脱退。バンドは「メジャーレーベルの製品」であると主張して声明を発表しました。翌2011年、ヘイリー・ウィリアムスは、バンドが創設メンバーの2人を失ったにもかかわらず、2011年に新しい音楽をリリースすると述べ制作を開始。
2013年にリリースされた4thアルバム「Paramore(パラモア)」がビルボード200で1位を記録。翌年のグラミー賞「最優秀ロック・ソング賞」を受賞しました。2015年にはジェレミー・デイヴィスが脱退。楽曲の著作権をめぐりメンバーと法廷闘争となってしまいますが後に和解します。その後ヘイリー・ウィリアムスがうつ病とメンタルヘルスの問題、および元夫のチャドギルバートとの離婚に苦しんでいることを明らかにし
、短期間ながら休止状態となります。
2017年、5thアルバム「After Laughter(アフター・ラフター)」でザックが復帰したことが発表され、3人体制でリリースされました。その後ヘイリー・ウィリアムスはソロ活動が重視されるようになりますが、2020年に6枚目のアルバムの方向性についてコメントを発表。2022年には本格的に制作を開始され、9月28日に新曲「This Is Why(ディス・イズ・ホワイ)」をリリースしています。