『Chris Brown（クリス・ブラウン）』は、クリス・ブラウンのデビュー・スタジオ・アルバム。2005年11月29日にジャイブ・レコードからリリースされた。アルバムのプロデュースは、スコット・ストーチ、クール＆ドレー、オーク・フェルダー、ブライアン＝マイケル・コックス、ジ・アンダードッグスなど、複数のプロデューサーが手掛けた。また、ジュエルズ・サンタナ、リル・ウェイン、バウ・ワウ、ジャーメイン・デュプリなど、豪華アーティストがゲスト参加している。
OVERVIEW
このアルバムは、ブラウンが13歳で発見され、2年後にジャイブ・レコードと契約した後、2005年2月から5月にかけてレコーディングされた。『Chris Brown』は、10代の恋愛をテーマにしたR＆Bアルバム。リリース当時、批評家からは概ね好評を博し、ブラウンの将来を嘱望されるアーティストとして注目を集めた。しかし、一部の回顧的なレビューでは、新世代のR＆Bアーティストの先駆けとなったとして、クリス・ブラウンを2000年代のR＆Bミュージックを象徴する作品として高く評価している。『Chris Brown』は、「Run It!」、「Yo (Excuse Me Miss)」、「Gimme That (Remix)」、「Say Goodbye」、「Poppin'」の5枚のシングルで成功を収めた。「Run It!」はビルボードホット100で首位を獲得し、「Yo (Excuse Me Miss)」と「Say Goodbye」はトップ10入りを果たした。アルバムは商業的に成功し、米ビルボード200で初登場2位を記録し、初週で154,000枚を売り上げた。アメリカレコード協会（RIAA）からトリプル・プラチナ認定を受けた。第49回グラミー賞では、このアルバムでブラウンは最優秀新人賞と最優秀コンテンポラリーR＆Bアルバムの2部門にノミネートされた。
TRACKLIST
1. Intro
2. Run It! (ft. Juelz Santana)
3. Yo (Excuse Me Miss)
4. Young Love
5. Gimme That
6. Ya Man Ain't Me
7. Winner
8. Ain't No Way (You Won't Love Me)
9. What's My Name (ft. Noah)
10. Is This Love?
11. Poppin'
12. Just Fine
13. Say Goodbye
14. Run It! (Remix) (ft. Bow Wow & Jermaine Dupri)
15. Thank You
