『Vices & Virtues(邦題:悪徳と美徳)』はパニック!アット・ザ・ディスコの3枚目のスタジオ・アルバム。2011年3月22日にディケイダンス・レコードとフューエルド・バイ・ラーメンより発売された。ジョン・フェルドマンとブッチ・ウォーカーがプロデュースを手掛けたこのアルバムは、2009年7月にリードギタリスト、バックボーカル、そして主要な作詞家であったライアン・ロスと、ベーシスト兼バックボーカルのジョン・ウォーカーが脱退した後、ボーカル兼マルチインストゥルメンタリストのブレンドン・ユーリーとドラマーのスペンサー・スミスのデュオとしてレコーディングされた。
OVERVIEW
ウォーカーとロスの脱退はパニック!アット・ザ・ディスコのソングライティング体制に穴を開けたが、この経験がユーリーがバンドの主要なソングライターを引き継ぐきっかけとなった。歌詞は操作と混乱をテーマにしている。『Vices & Virtues』の制作には2年以上を要し、スタジオでの作業時間の増加は新たな音楽的実験を生み出した。アルバムのアートワークは、ツアーベーシストとして活動していたダロン・ウィークスがコンセプトを手掛け、彼はレコーディング終盤にバンドの正式メンバーとして加入した。発売後、アルバムは賛否両論の評価を受けた。批評家たちはアルバムの多様な音楽スタイルを称賛した一方で、楽曲のシンプルさとユーリーの冗長な歌詞には批判が向けられた。リードシングル「The Ballad of Mona Lisa(邦題:モナ・リザのバラード)」を先行してリリースされたこのアルバムは、ビルボード200で初登場7位を記録し、発売初週で5万6000枚を売り上げた。
TRACKLIST
1. The Ballad of Mona Lisa
2. Let's Kill Tonight
3. Hurricane
4. Memories
5. Trade Mistakes
6. Ready to Go (Get Me Out of My Mind)
7. Always
8. The Calendar
9. Sarah Smiles
10. Nearly Witches (Ever Since We Met...)







