『Good Girl Gone Bad（グッド・ガール・ゴーン・バッド）』は、リアーナの3枚目のスタジオ・アルバム。2007年5月31日にデフ・ジャム・レコーディングスとSRPレコードからリリースされた。リアーナはこのアルバムで、トリッキー・スチュワート、ザ・ドリーム、ネオ・ダ・マトリックス、ティンバランド、カール・スターケン、エヴァン・ロジャース、スターゲイトなど、様々なプロデューサーとコラボレーションした。ブランディの4枚目のスタジオ・アルバム『Afrodisiac』（2004年）にインスパイアされた『Good Girl Gone Bad』は、1980年代の音楽の影響を受けたポップ、ダンスポップ、R＆Bの要素が強い作品となっている。
OVERVIEW
リアーナのキャリアにおけるターニングポイントと評されるこのアルバムは、前作『Music of the Sun』（2005年）や『A Girl Like Me』（2006年）のカリブ海サウンドからの脱却を表している。サウンド面だけでなく、彼女はこのアルバムで、無邪気な若い女性のイメージから、よりエッジの効いた、より成熟したイメージへと変化を遂げた。批評家たちはアルバムを概ね好意的に評価し、その構成とリアーナの新しい音楽的方向性を称賛したが、歌詞と一貫性のなさを批判する声もあった。このアルバムはグラミー賞に7部門ノミネートされ、「Umbrella」が2008年の授賞式で最優秀ラップ/ソング・コラボレーション部門を受賞した。アルバムは米国ビルボード200で初登場2位を記録し、初週で16万2000枚を売り上げた。アメリカレコード協会（RIAA）から7×プラチナ認定を受け、米国ではアルバム換算で860万枚を獲得した。カナダ、スイス、イギリスでは1位を獲得した。2017年6月時点で、アルバムの全世界売上は900万枚を超えている。『Good Girl Gone Bad』からは「Umbrella」や「Don't Stop the Music」といった世界的なヒットを含む5枚のシングルがリリースされた。
TRACKLIST
1. Umbrella (ft. Jay-Z)
2. Push Up on Me
3. Don't Stop the Music
4. Breakin' Dishes
5. Shut Up and Drive
6. Hate That I Love You (ft. Ne-Yo)
7. Say It
8. Sell Me Candy
9. Lemme Get That
10. Rehab
11. Question Existing
12. Good Girl Gone Bad
