TKN

「TKN」は、ロザリアとトラヴィス・スコットによるシングル。2020年5月28日にコロンビア・レコードからリリースされた。ロザリア、エル・ギンチョ、スカイ・ロンピエンド・エル・バホ、タイニー、テオ・ハルムがプロデュース。2人のコラボレーションはトラヴィス・スコットのシングル「Highest in the Room」のリミックス以来2度目となる。この曲はスペインとコロンビアで1位を獲得し、パナマ、コスタリカ、ポルトガル、スイス、チェコ共和国、アルゼンチンでもトップ10入りを果たした。カナダが監督したミュージック・ビデオは、ラテングラミー賞の最優秀短編ミュージック・ビデオ賞や、年間最優秀ビデオ賞のプレミオ・ロ・ヌエストロ賞などを受賞した。「TKN」は、2019年1月にロザリアがハリウッドヒルズの自宅スタジオでソロプロジェクトとして初めて作曲した。しかし、2月にロサンゼルスのコンウェイ・レコーディング・スタジオで再レコーディングされ、デュエット曲としてリリースされた。「TKN」は、ロザリアとトラヴィス・スコットの2人が結成したギャングファミリーをテーマにしたコンセプチュアルな楽曲となっている。「TKN」はSpotifyグローバルチャートで初登場8位、1日余りで340万回再生され、ロザリアにとって2度目のチャートインとなった。この曲はスペインとラテンアメリカでiTunesトップ10ヒットとなり、ミュージック・ビデオはアメリカを含む多くの欧米諸国で最も話題となった。この曲は2週間以上連続で、Spotifyで1日平均200万回再生された。このリリースにより、ロザリアのSpotify月間リスナー数は1,000万人から2,100万人を超え、2019年9月以降は再び2,000万人に達し、ストリーミングプラットフォームで最も聴かれている歌手トップ100に初めてランクインした。ビルボードホット100で最高66位を記録し、彼女にとって初のチャートインとなった。スペインの女性ソロアーティストとしては1985年のロシオ・フラード以来のチャートインとなった。また、アメリカのホットラテンソングチャートで2位を獲得した。「TKN」はスイス、ニュージーランド、ポルトガルでトップ10ヒットとなり、スペインでも首位を獲得。ロザリアにとって母国スペインで6枚目のナンバーワンシングル、スコットにとっては初のナンバーワンシングルとなった。