ビョークが9月30日リリースの新作アルバム『Fossora』から新たに「ancestress」のミュージック・ビデオを公開

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洋楽ニュース

björk(ビョーク)が9月30日リリースの新作アルバム『Fossora(フォソーラ)』から新たに「ancestress(アンセストレス)」のミュージック・ビデオを公開しました。

björk : ancestress – YouTube

Andrew Thomas Huang(アンドリュー・トーマス・フアン)が監督を務めたミュージック・ビデオでは、赤い衣装に身を包むビョークとその後ろを歩く楽器の演奏者やダンサーが広大な大地を練り歩き、儀式を行っているかのような構成となっています。今作は亡くなった母親へのオマージュとなっているため、映像も葬式をイメージしているようです。ビョークもデリケートな主題であることをあかし、ビュークの長年のコラボレーターとして知られるJames Merry(ジェームス・メリー)と共に共同制作監督を務めています。

ビョークはSNSでは長文でのコメントを掲載しており、ビョークの視点で描かれた年代別の母への手紙となっているとあかしています。また同時に、20年間、葬儀に出席できなかったこともあかしており、儀式がどうあるべきかについてあまりにも強い考えを持っているとコメント。さらに「おそらく私を最も怒らせたのは、教会のような閉所恐怖症の環境でどうやって精神を発散させることができるのかということでした。魂が出発するとき、それは外にある必要があるので、それが要素と融合したときにどれだけ巨大になるかの余地があります。」と述べています。

監督のアンドリュー・トーマス・フアンは「この映画をを作ることができて光栄です。ビョークとジェームス・メリー、無限のインスピレーションと光をありがとう。この映画の制作に携わったすべての人に心から感謝します。この映画は本当に家族のように感じました。」とコメントしています。

前作から約5年ぶりとなった10枚目のスタジオ・アルバム『Fossora』。アルバムのタイトルは、「digger(掘り出し物)」を意味するラテン語の非文法的な女性バージョンとして作られた造語。2018年にビョークの母親であるヒルドゥル・ルーナ・ハウクスドッティルが亡くなったこと、COVID-19のロックダウンの最中とその後に書かれたものが含まれた作品となっています。

ビョークは2023年3月に6年ぶりとなる来日公演を開催することが決定しており、最新型の「cornucopia」と古典的な「orchestral」の2つの側面をそれぞれ表現した内容であることが発表されています。

■ビョーク来日公演詳細
【orchestral】
・tokyo
2023年3月20日(月)
東京ガーデンシアター
open 18:00 / start 19:00
・kobe
2023年3月25日(土)
神戸ワールド記念ホール
open 17:00 / start 18:00
【cornucopia】
・tokyo
2023年3月28日(火)
東京ガーデンシアター
open 18:00 / start 19:00
・tokyo
2023年3月31日(金)
東京ガーデンシアター
open 18:00 / start 19:00
詳細はこちら

■『Fossora』トラックリスト
1. Atopos (ft. Kasimyn)
2. Ovule
3. Mycelia
4. Sorrowful Soil
5. Ancestress (ft. Sindri Eldon)
6. Fagurt Er í Fjörðum
7. Victimhood
8. Allow (ft. Emilie Nicolas)
9. Fungal City (ft. Serpentwithfeet)
10. Trölla-Gabba (ft. Kasimyn)
11. Freefall
12. Fossora (ft. Kasimyn)
13. Her Mother’s House (ft. Ísadóra Bjarkardóttir Barney)

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洋楽まっぷ編集部

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