週末に発表された最新の全英シングルチャート、今週はエリザベス2世女王の逝去を悼む中、新国王チャールズ3世の下で発行された史上初の英国公式チャートとなり、歴史的な瞬間に首位を獲得したのは2週目の1位となったEliza Rose(エリザ・ローズ)とInterplanetary Criminal(インタープラネタリー・クリミナル)の「B.O.T.A (Baddest Of Them All)」。オフィシャル・チャートの誕生はエリザベス2世女王が即位した年と同じ1952年に誕生しており、特に意識された週となりました。
Eliza Rose - B.O.T.A. (Baddest Of Them All) - YouTube
「B.O.T.A (Baddest Of Them All)」はTikTokバイラルをきっかけに一気に火が付き、45位、10位、2位とジャンプアップを見せてきました。全英オフィシャル・チャートの開始以来1400曲目の1位となり、女性DJの首位はSonique(ソニック)が2002年に「It Feels So Good」で獲得して以来20年ぶりの快挙となりました。
2位は先週7位に初登場でランクインしたDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)とBebe Rexha(ビービ-・レクサ)のコラボ曲「I'm Good (Blue)」。ビービー・レクサにとっては全英チャートで初のトップ3入りを果たしました。
3位は先週4位から上昇したOneRepublic(ワンリパブリック)「I Ain't Worried」。2014年のシングル「Love Runs Out」以来8年ぶりのトップ3入りを果たしました。
David Guetta & Bebe Rexha - I'm Good (Blue) - YouTube
OneRepublic - I Ain't Worried (From “Top Gun: Maverick”) - YouTube
4位はKSI(ケイエスアイ)がTom Grennan(トム・グレナン)を迎えた「Not Over Yet」がランクアップでこちらも最高位を更新。
5位はHarry Styles(ハリー・スタイルズ)「Late Night Talking」が先週14位からジャンプアップで再びトップ10に返り咲きました。
KSI - Not Over Yet ft. Tom Grennan - YouTube
Harry Styles - Late Night Talking - YouTube
6位はNicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)の「Super Freaky Girl」がランクアップ。7位はJames Hype(ジェームズ・ハイプ)とMiggy Dela Rosa(ミギー・デラ・ローザ)のコラボ曲「Ferrari」がランクアップで最高位を更新。
Nicki Minaj - Super Freaky Girl - YouTube
James Hype, Miggy Dela Rosa - Ferrari - YouTube
8位はElton John(エルトン・ジョン)とBritney Spears(ブリトニー・スピアーズ)のコラボ曲「Hold Me Closer」が先週3位から後退。9位と10位は先週と入れ替わる形で、9位にLuude(ルード)とMattafix(マタフィックス)のコラボ曲「Big City Life」、10位にDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)、Becky Hill(ベッキー・ヒル)、Ella Henderson(エラ・へンダーソン)の「Crazy What Love Can Do」がランクインしています。
Elton John & Britney Spears - Hold Me Closer - YouTube
Luude & Mattafix - Big City Life - YouTube
David Guetta & Becky Hill & Ella Henderson - Crazy What Love Can Do - YouTube
これまで8週連続首位で大ヒットとなったLF System(LFシステム)「Afraid to Feel」は15位、George Ezra(ジョージ・エズラ)「Green Green Grass」は25位とどちらも大きくランクダウンしています。
トップ10以下ではTikTokバイラル効果でランクアップしてきたChris Brown(クリス・ブラウン)の2019年の曲「Under The Influence」が14位まで上昇。トップ10入りも射程圏内となってきました。20位にはTom Odell(トム・オデール)の2012年のデビューシングル「Another Love」が再び急上昇。春にロシアによるウクライナ侵攻後のTikTokでの投稿から人気化したことでいくつかの国で再び上昇していました。
Chris Brown - Under The Influence - YouTube