82歳、現役カリプソ・クイーンのカリプソ・ローズが、新作を8月発売決定!同時に、サンタナとのコラボ曲のミュージック・ビデオも公開

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洋楽ニュース

1940年4月27日、トリニダード・トバゴ生まれの“カリプソの母”、“カリプソの女王”と称される、現役の国民的シンガー・ソングライター、Calypso Rose(カリプソ・ローズ)。今年の4月に82歳になったカリプソ・ローズは、この度、8月26日にニュー・アルバム『Forever』をリリースすることを発表し、リードシングル「Watina」のミュージック・ビデオを公開しました。

YouTubeCalypso Rose - Watina (feat. Santana & The Garifuna Collective) - YouTube

「Watina」は、あのギター・レジェンド、Santana(サンタナ)のカルロス・サンタナと、カリブ海のベリーズを代表するThe Garifuna Collectiveとのコラボレーション楽曲。カルロス・サンタナは、以前カリプソ・ローズのことを「彼女はカリブの音楽の女神だ。自身の心を捧げ、人々の人生と運命までも変えてしまう力がある」と称賛しています。

アフリカ系と小アンティル諸島のアラワク族との間の混血を祖先に持つ人々であるガリフナへの敬意を示した楽曲であり、過去に奴隷として過酷な日々を過ごし、現在アメリカ合衆国のみならず、ホンデュラス、グアテマラ、ベリーズなどに住む人々へ捧げています。一聴すると楽しい楽曲に聞こえますが、実際歌詞には衝撃的な歴史を描いている「Watina」は、実はThe Garifuna Collectiveによる現地のヒット曲であり、長年カリプソ・ローズのプロデューサーを手掛けているベリーズ出身のIvan Duranが、2008年に亡くなったThe Garifuna CollectiveのリーダーであったAndy Palacioのレガシーを世界に広めることが出来るのはカリプソ・ローズだけだと信じ、今回のリメイクが実現。Andrés Arochi Tinajeroが監督を務めた「Watina」のミュージック・ビデオは、その美しいベリーズで撮影されています。

新作『Forever』ではモダンなアプローチもしつつも、懐かしさを感じさせる、幅広い年齢層の心に響く作品に仕上がっており、ワールド・ミュージックのレジェンドでもあるManu Chao、ソカのキングでもあるMachel Montano、ジャマイカン・ダンスホールのアイコンであるMr. Vegasなど豪華なアーティストも共演しています。

歌詞を通じて人種差別や性差別などの社会問題にも向き合うカリプソ・ローズは、これまで800曲以上作曲、20枚を超えるアルバムを発表。2019年には、世界最大級の音楽フェスCoachella Festivalの舞台に78歳で立ったことで、同フェス史上最年長でのパフォーマーとなり、話題になりました。

Calypso Rose ©FIFOU1Calypso Rose ©FIFOU1

Santana ©Roberto FinizioSantana ©Roberto Finizio

■リリース情報

カリプソ・ローズ『Forever』

ニュー・アルバム『Forever』
2022年8月26日

ニュー・シングル「Watina feat. Santana & The Garifuna Collective」
5月20日リリース
試聴/購入

■アルバム収録予定楽曲
01. Watina (feat. Carlos Santana & The Garifuna Collective)
02. Hotter Than Ever
03. Do Them Back
04. Everybody Rocking
05. Outside Man
06. Young Boy (feat. Machel Montano)
07. Soca Feeling Nice
08. One by One (feat. Kobo Town & Mr. Vegas)
09. Feel Like Dancing
10. Rock The Boat
11. Never Ever Worry
12. Pallet Mama
13. Gramma Martha
14. Feeling Nice

■バイオグラフィー
1940年4月27日、トリニダード・トバゴ生まれの“カリプソの母”、”カリプソの女王”と称される、現役の国民的シンガー・ソングライター。歌詞を通じて人種差別や性差別などの社会問題にも向き合うカリプソ・ローズは、これまで800曲以上作曲、20枚を超えるアルバムを発表している。1960年代にはレゲエスターであるボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズとの全米ツアーで共演。そしてフランスを代表するスーパースター、マヌ・チャオと共演し、2016年共作アルバムの『FAR FROM FAR』はフランスのグラミー賞に相当するVictoires de la Musique で「ベスト・アルバム賞(WORLD MUSIC部門)」を受賞。2019年には、世界最大級の音楽フェスCoachella Festivalの舞台に78歳で立ったことで、同フェス史上最年長でのパフォーマーとなり、話題に。

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洋楽まっぷ編集部

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