コナン・グレイ、初ジャパン・ツアーの横浜公演レポート到着!セットリストがプレイリストとなって公開!

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洋楽ニュース

2023年2月14日に大阪、16日に横浜で行われた“新世代ポップ・アイコン”、Conan Gray(コナン・グレイ)の初ジャパン・ツアーのレポートが到着しました。またライヴのセットリストがプレイリストとなって公開されています。
コナン・グレイ「Superache Tour」来日公演セットリスト

© Sotaro Goto© Sotaro Goto

コナン・グレイ 横浜公演ライヴレポート

日本にルーツを持ち、LAを拠点に世界的な活躍を見せるシンガー・ソングライター、コナン・グレイが自身初となるジャパン・ツアーを大阪と横浜の2都市で敢行した。本ツアーは自身2作目、日本ではデビュー・アルバムに位置付けられたアルバム『スーパーエイク』を冠に付けたもの。コナンは2022年7月に同アルバムのプロモーションのためにアーティスト活動を本格化してからの初来日を果たした。その際にファン向けの小規模なショーケースは行われたが、いわゆるフルライブという形では今回が初の公演。余すことなくコナンのチームによるクリエイティビティや魅力的なステージプロダクションが詰め込まれていた。カラフルでシネマティックな感性が反映されたスクリーン映像や夢見心地な世界を体現するフレアの活かされたヴィンテージ衣装など見どころは満載だ。

19時10分頃に会場内は暗転。最新アルバムのアートワークでもお馴染みのビジュアルであるバラが一輪スクリーンに映し出された。徐々にテンションを高めるイントロミュージックが響き渡ると、シングル「Disaster」の歌い出しと共に白い巨大カーテンが開き、コナンがステージ台上の中央に登場した。ライトに照らされた彼の姿は眩い衣装とも相まり、自身の目にフィルターがかかっているのではないかと疑ってしまうほどの煌めきをまとっていた。そんなコナンは観客を休ませることなくテンポ感の良いサウンドに合わせて腰を振りながら「Telepath」を歌唱。ステージ上を駆け巡り手を振る姿に黄色い歓声が会場内に目一杯満たされた。そんな熱気が高まった場内に向けて「Superache Tourへようこそ、みんなと一緒にこれから披露する歌を歌えるのが楽しみ!」と呼びかけると、1stアルバム『Kid Krow』から「Fight or Flight」をパフォーマンス。同曲やその次に披露された「The Exit」などもそうだが、今回の来日公演ではシングルカットされていない楽曲でも会場全体のシンガロングが印象的であった。楽曲の歌詞に込められたメッセージに共感される「等身大な」歌い手として知られるコナンらしいオーディエンスだ。同じく歌詞に強く共感されてファンダムを築き上げ、コナンも敬愛するテイラー・スウィフトもきっと誇らしいだろう。もちろん、ファンお気に入りの「People Watching」、「Overdrive」、「Checkmate」、「Heather」といった楽曲などでも特大シャウトが巻き起こった。

他にも「等身大」らしさが見受けられたのは、最新アルバムから「Best Friend」を歌う前のMC。「今夜ここにお友達も来ている人はいる?お友達と来ているなら僕のお願いを聞いてくれる?今すぐハグして!今日友達と来ていないなら、今夜は僕が君の友達になるね!エアハグしよう!」といったように、その場にいる観客を自分の「ベストフレンド」にしてしまうキャラクター。非常にフレンドリーで親しみやすさに溢れた雰囲気に包まれた。

また大人気曲「Maniac」を歌う時は、冗談混じりな雰囲気を存分に醸した声色で「この曲をもって、今夜みんなの前で歌う曲はおしまいなんだ。すっごく悲しい。だから全力で盛り上がって!」とオーディエンスに呼びかけ、大いに会場を湧かせた。「Maniac」を披露し、「バーイ!」と言って走り去ったコナンを後にしたステージスクリーンには、温もりを感じる焚き火の火花が昇っていく映像が投影され「本当の」最後の曲「Memories」を披露するためにコナンがステージ中央のカーテン裏に戻ってきた。カーテンが開いたコナンを待ち受けていたのは、会場中のファンがバラ色をモチーフにしたライトを点けた光景。そんな会場の様子にコナンも照れ臭く笑いながら、「かわいい!」と感想を口にし、コナンと会場中が大合唱する「Memories」で初のジャパン・ツアーが幕を閉じた。

力強いシンガロングが印象的な来日公演だったが、コナン本人もライブMCで「みんな本当に歌が上手い!アメリカではこうはいかないよ」とコメント。コナンが綴る失恋や聴き手に寄り添うような繊細な感情のリアルさはここ日本にもしっかり伝わっていたことが伺える。フレンドリーさと熱量ある一体感に満たされた夜となった。

© Sotaro Goto© Sotaro Goto

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■コナン・グレイ プロフィール
1998年12月5日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ出身のシンガー・ソングライター。アイルランド人の父親と日本人の母親を持ち、幼少期は日本の広島県で過ごす。喜びや悲しみ、希望や葛藤などのあらゆる感情を包み隠さずに発信する自身のSNS、そしてこうした感情を幅広いメロディで表現する音楽が幅広い世代から人気を呼ぶ。2020年に発表したデビュー・アルバム『Kid Krow』は全米アルバム・チャートで初登場5位、ポップ・アルバムとしては初登場1位に輝き、2020年における新人による最大のデビュー実績を記録する。

■コナン・グレイ アーティスト情報
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洋楽まっぷ編集部

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