週末に発表された最新の全英シングルチャート、Ed Sheeran(エド・シーラン)とElton John(エルトン・ジョン)のコラボが話題のクリスマスソング「Merry Christmas(メリー・クリスマス)」が初登場1位を獲得しました。
Ed Sheeran & Elton John - Merry Christmas - YouTube
エド・シーランは今作で12作目の首位獲得となり、首位獲得数がThe Shadows(シャドウズ)、Take That(テイク・ザット)と並び歴代5番目となる記録となりました。エルトン・ジョンは10月にDua Lipa(デュア・リパ)とのコラボシングル「Cold Heart(コールド・ハート)」で首位を獲得しており、今作で今年2曲目、計9曲の首位獲得となりました。
初週チャートセールスのうち、8,100枚のCD売上が含まれており、最初の7日間で今年最大の売上となっています。
これまで初登場から自己最高記録となる7週連続で首位をキープしていたAdele(アデル)「Easy On Me(イージー・オン・ミー)」が2位にランクダウン。クリスマスソングの上昇やGAYLE(ゲイル)の勢いに飲まれる可能性もありましたが最終的には2位となっています。
Adele - Easy On Me (Live at the NRJ Awards 2021) - YouTube
先週3位だったMariah Carey(マライア・キャリー)「All I Want For Christmas Is You(恋人たちのクリスマス)」と先週4位だったWHAM!(ワム!)「Last Christmas(ラスト・クリスマス)」が入れ替わり、ワム!がトップ3入り。ゲイルは5位にランクダウンしています。大きく下げていますが強力なシングルの中で5位はかなり健闘しているようにも見えます。
Wham! - Last Christmas - YouTube
Mariah Carey - All I Want For Christmas Is You - YouTube
6位以下もクリスマスソングが次々と上昇しており、先週ご紹介したShakin' Stevens(シェイキン・スティーヴンス)「Merry Christmas Everyone」が6位、The Pogues(ザ・ポーグス)「Fairytale of New York(邦題:ニューヨークの夢)」が7位とランクアップ。
その他ではMichael Bublé(マイケル・ブーブレ)「It's Beginning to Look a Lot Like Christmas(邦題:クリスマスらしくなって来た)」が先週20位→9位、Brenda Lee(ブレンダ・リー)「Rockin' Around The Christmas Tree(ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー)」が先週22位→10位とランクアップ。トップ10中7曲がクリスマスソングという結果となりました。
11位以下もクリスマスソングが多くランクアップしていますが、今週初登場した曲で最もランクが高いのはSZA(シザ)の新曲「I Hate U(アイ・ヘイト・ユー)」が38位にランクインしています。
この時期の新曲はどうしてもクリスマスソングに押されチャート上でいい結果を出しにくいというのがここ数年の傾向にはなっていますが、その中でのゲイルのヒットは曲の良さはもちろんあるもののTikTokでバイラルヒットとなる効果のすごさを改めて感じます。来週どのように動くかにも注目です。