バッド・バニーが最新アルバムから「El Apagón」のミュージック・ビデオに短編ドキュメンタリー『Aquí Vive Gente』を含めた映像を公開

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洋楽ニュース

Bad Bunny(バッド・バニー)が最新アルバム『Un Verano Sin Ti』から「El Apagón」のビデオを含む短編ドキュメンタリー『Aquí Vive Gente』を公開しました。

Bad Bunny – El Apagón – Aquí Vive Gente – YouTube

ミュージック・ビデオは独立ジャーナリストのBianca Graulau(ビアンカ・グラウラウ)による報道を取り入れた、Kacho Lopez Mari(カチョ・ロペス・マリ)監督の視聴覚プロジェクトとドキュメンタリーとして製作。

楽曲はオープニングで一部のみ登場し、ビデオの多くはドキュメンタリー要素を多く含んでおり、プエルトリコ連邦の配電と送電を担当する電力会社、LUMAエナジーを批判し、家賃の上昇、社会的および経済的問題、高級宿泊施設の開発など、プエルトリコの多くの問題が議論されています。

「El Apagón」の歌詞そのものがジェントリフィケーション(地域における居住者の階層の上位化とともに、建物の改修やクリアランスの結果としての居住空間の質の向上が進行する現象のこと)や停電について触れており、歌詞を反映するためにこういった手法がとられているものと考えられます。

プエルトリコは停電に悩まされており、2017年9月にカリブ海を襲ったハリケーン・マリアによってプエルトリコの電力網が壊滅的な打撃によって起きた停電のあとも、昨年はLUMAエナジーの変電所で火災が発生し島内全域が停電に見舞われています。

ビアンカ・グラウラウは自身のインスタグラムで「私にとって、これらの問題の情報源として私を考えてくださったことを光栄に思います。」と投稿。「これはチームの取り組みであり、プロセスを共有して、私たちが行ったすべての作業を確認できるようにしたいと考えています。この国を愛する非常に才能のある人々と一緒に何ヶ月にもわたる調査、録音、編集を行いました。」としています。

『Un Verano Sin Ti』は最新の全米アルバムチャートで通算11週目の首位を獲得することが発表されており、2020年代に入り最も多くの首位を獲得したアルバムとなりました。さらに初登場からトップ3をキープし続けています。発売された週ではラテン・アルバムとしては史上最大のストリーミング週間を達成し、アメリカだけで3億5666万回の公式ストリーミングを蓄積しています。

■『Un Verano Sin Ti』トラックリスト
1. Moscow Mule
2. Después de la Playa
3. Me Porto Bonito (with Chencho Corleone)
4. Tití Me Preguntó
5. Un Ratito
6. Yo No Soy Celoso
7. Tarot (with Jhay Cortez)
8. Neverita
9. La Corriente (with Tony Dize)
10. Efecto
11. Party (with Rauw Alejandro)
12. Aguacero
13. Enséñame a Bailar
14. Ojitos Lindos (with Bomba Estéreo)
15. Dos Mil 16
16. El Apagón
17. Otro Atardecer (with the Marías)
18. Un Coco
19. Andrea (with Buscabulla)
20. Me Fui de Vacaciones
21. Un Verano Sin Ti
22. Agosto
23. Callaíta

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洋楽まっぷ編集部

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