週末に発表された最新の全英シングルチャート、Harry Styles（ハリー・スタイルズ）の最新アルバム『Harry’s House』がアルバムチャートで初登場1位を獲得した影響もあり、トップ3を独占する結果となりました。「As It Was」は8週目の首位を獲得。2位には「Late Night Talking」、3位には「Music For a Sushi Restaurant」がランクインしています。
Harry Styles – As It Was – YouTube
Harry Styles – Late Night Talking – YouTube
Harry Styles – Music For a Sushi Restaurant – YouTube
全英チャートでは同一アーティストの楽曲は最大3曲までしかエントリー出来ないというルールがあるため、最もセールス、ストリーミングの高いこの3曲がトップ3入りを果たしました。全英チャートでシングル、アルバム両方で1位を獲得するのはハリー・スタイルズにとってソロでは初、One Direction（ワン・ダイレクション）としては2012年にアルバム『Take Me Home』、シングルでは「Little Things」で達成しており、2度目の快挙となりました。
この影響から4位から7位はランクダウンが続きます、4位にはロンドン出身のシンガーソングライター、Cat Burns（キャット・バーンズ）の「Go」、5位にはLizzo（リゾ）の「About Damn Time」、6位には『ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2022』で準優勝を果たしたマルドン出身のTikTokスター、Sam Ryder（サム・ライダー）が2月にリリースしたシングル「Space Man」、7位にはJack Harlow（ジャック・ハーロウ）の「First Class」がランクイン。
Lizzo – About Damn Time – YouTube
Sam Ryder – SPACE MAN (Eurovision Song Contest) – YouTube
Jack Harlow – First Class – YouTube
そして8位には先週ご紹介したTion Wayne（ティオン・ウェイン）の新曲「IFTK」がランクイン。とLa Roux（ラ・ルー）の2009年の曲「In For The Kill」をサンプリングし共同クレジットによる曲となっています。全英チャートで見る傾向として、ヒップホップアーティストが過去のヒット曲をサンプリングして共同クレジット名義でリリースするのがひとつの主流になっているようです。ラ・ルーにとっては2009年のシングル「Bulletproof」以来13年ぶり3曲目のトップ10入りとなりました。
Tion Wayne – IFTK (Feat. La Roux) – YouTube
9位には先週11位からランクアップしCamila Cabello（カミラ・カベロ）がエド・シーランを迎えた「Bam Bam」がトップ10に返り咲き。10位はFireboy DML（ファイヤーボーイＤＭＬ）とEd Sheeran（エド・シーラン）の「Peru」リミックス盤がランクイン。トップ10滞在週が21週に到達。エド・シーランは昨年の「Bad Habits」が7/2～7/8の週にランクインして以降、今週で48週連続トップ10入りを果たしています。
Camila Cabello – Bam Bam ft. Ed Sheeran – YouTube
Fireboy DML & Ed Sheeran – Peru – YouTube
11位以下は一時的にランクダウンしていたいくつかの曲が再び上昇傾向にあり、デビューアルバムをリリースしたTate McRae（テイト・マクレー）「she’s all i wanna be」が15位に上昇。David Guetta（デヴィッド・ゲッタ）がBecky Hill（ベッキー・ヒル）、Ella Henderson（エラ・へンダーソン）を迎えた「Crazy What Love Can Do」が14位と最高位を更新。エラ・へンダーソンはゲスト参加したNathan Dawe（ネイサン・ドウ）の新曲「21 Reasons」も上昇しており、20位と最高位を更新しています。
Tate McRae – she’s all i wanna be – YouTube
David Guetta & Becky Hill & Ella Henderson – Crazy What Love Can Do – YouTube
