日本時間4月4日にラスベガスで開催された第64回グラミー賞授賞式で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が「静寂をみなさまの音楽で満たしてほしい」と自国の状況と支援を訴え、そのスピーチに続きJohn Legend(ジョン・レジェンド)がウクライナへ捧げるパフォーマンスとして初披露した新曲「Free(フリー)」のリリック・ビデオを公開しました。
そのステージでは、ウクライナ出身の歌手ミカ・ニュートン、バンドゥーラ奏者スザンナ・イグリダン、そして詩人リューバ・ヤキムチュクと共にパフォーマンス。曲の終わりにはウクライナの国旗も掲げられました。
この新曲「フリー」はこのパフォーマンスにあわせてデジタルにて配信開始となり、グラミー賞授賞式後にジョン・レジェンドは下記のメッセージを発信しています。
「「フリー」は祈りです。世界の平和を願う祈りです。奪われ、移動を余儀なくされたすべての人々のための祈りです。あらゆる国籍、宗教、肌の色の難民が、安全な場所での生活と活躍を切望しています。憎しみ、偏見、権威主義の声と力をかき消すことができますように。私たちの世界を真に自由なものにすることができますように」
「フリー」はアフリカ系アメリカ人の霊歌や賛美歌からインスピレーションを受け、ウクライナの現状を目の当たりにしてジョンが書き上げた楽曲。
ジョン・レジェンドはグラミー賞授賞式に先立ち、個人としての活動そしてアーティストとしての活動においてこれまでの功績を讃えるグローバル・インパクト賞がレコーディング・アカデミーより授与されることとなりました。同会長ヴァレイシャ・バターフィールド・ジョーンズは「ジョンは現代において最も重要なアーティストの一人であり、音楽、慈善活動、活動において常に模範を示し、重要な境界を押し広げる人物である。音楽と我々の文化に対する彼の貢献と影響は比類ないものです」と語っています。
ジョン・レジェンドはこれまでに12回のグラミー賞受賞経験があり、映画『ラ・ラ・ランド』への出演やミュージカル大作『ジーザス・クライスト・スーパースター・ライヴ・イン・コンサート』への出演及びプロデュース等、その活動は枚挙にいとまがなく、エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞というアメリカの4大エンターテイメント賞をすべて受賞した歴代13人目となる人物であり、その受賞を最年少で達成し、黒人男性としては初の快挙となったという、現代アメリカのショウビズが誇る最高峰のエンターテイナーのひとりです。
John Legend(ジョン・レジェンド)Photo Credit Yu Tsai
■リリース情報
ジョン・レジェンド「フリー」(John Legend 「Free」)4/4配信開始
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■アーティスト情報
・ジョン・レジェンド日本公式サイト