Billy Idol(ビリー・アイドル)が、4月26日にリリースされる名盤と名高いソロ2作目『Rebel Yell(邦題:反逆のアイドル)』の発売40周年を記念した同作のエクスパンデッド・エディションから、「Love Don't Live Here Anymore」のヴィジュアライザー・ビデオを公開している。
Billy Idol - Love Don't Live Here Anymore - YouTube
今作はRose Royce(ローズ・ロイス)の1978年のシングルで、同アルバムのオリジナル・レコーディング・セッション時に録音された音源から、ビリー・アイドル流に解釈した未発表カヴァー・ヴァージョンとなっており、先行でダウンロード/ストリーミング配信が開始されている。
■ラヴ・ドント・リヴ・ヒア・エニモア
・ダウンロード/ストリーミング
エクスパンデッド・エディションには、未発表曲やデモ音源、大ヒット曲「Eyes Without A Face(邦題:アイズ)」のプールサイド・リミックスに加え、ビリー・アイドル/スティーヴ・スティーヴンスの共作コンビが手掛けた未発表オリジナル曲「Best Way Out of Here(ベスト・ウェイ・アウト・オブ・ヒア)」のオリジナル・セッション音源が収録。
1983年11月発表の『反逆のアイドル』は、自身の名を冠したデビュー作に続き、アイドルにとって2作目のプラチナ認定を獲得したアルバム。本アルバムには、代表的シングル「アイズ」「Flesh for Fantasy(フレッシュ・フォー・ファンタジー)」「反逆のアイドル」「Catch My Fall(キャッチ・マイ・フォール)」を収録。今回のエクスパンデッド・エディションは、2LP、2CD、デジタルの各フォーマットで入手可能で、日本盤は2CDのみSHM-CDで発売。
また、海外では昨年7月にリリースされたソロ・デビュー・アルバムの発売40周年を記念した拡張盤『ビリー・アイドル - エクスパンデッド・エディション』の日本盤も同時発売されることが決定。エクスパンデッド・エディションには、オリジナル・アルバムに収録された全10曲に加え、近年発掘された名曲「White Wedding(ホワイト・ウェディング)」の12分に及ぶクラブランド・エクステンデッド・リミックスを収録。さらにDISC 2には1982年8月12日にカリフォルニア州ウェスト・ハリウッドのザ・ロキシーで行われたコンサートの未発表ライヴ音源を収録。
ソロ・デビュー時からのビリー・アイドルのよきパートナーであるスーパー・ギタリストのスティーヴ・スティーヴンスをフィーチャーした、キーボード奏者を含む5人編成のバンドで、1982年7月のアルバム発売直後の同年8月12日にL.A.のサンセット・ストリップにある老舗ライブハウス、ザ・ロキシーで行なわれた未発表のライヴ音源全15曲をDISC 2に収録。ソロ・デビュー・アルバムの収録曲に加え、「レディ、ステディ、ゴー」、「キス・ミー・デッドリー」、「ダンシング・ウィズ・マイセルフ」といったジェネレーションX時代のヒット曲も披露。これにより、盟友スティーヴ・スティーヴンスとのコンビによる最初期の未発表ライヴが初めて日の目を見ることとなった。
ビリー・アイドルは先日、コンサート映画『Billy Idol: State Line』をリリース。この映像作品は、かの有名な〈フーバー・ダム〉で2023年4月に開催されたアイドルの公演の模様を記録したドキュメンタリーともいうべきコンサート映画で、ヴァーティゴ・ライヴが提供。これは同ダムで行われた史上初のコンサートであり、全米では限定劇場公開の成功を受け、DVD及びBlu-rayで発売されている。
同映画では、ネバダ州とアリゾナ州の州境(state line)にあるコロラド川をまたぐ多目的ダム〈フーバー・ダム〉の歴史と重要性にスポットを当てつつ、ビリー・アイドルが代表的なヒット曲を取り揃えた二通りの独自セットを展開。まず、日没時にスペシャル・ゲストを迎えて行われたフルバンド・コンサートの方では、周りを取り囲むブラック峡谷を明るく照らし出しながらエレクトリックなサウンドを響き渡らせた。
さらに、フーバー・ダム麓にある発電所の屋根の上では、アコースティック・デュオによる二本目のセットが披露。どちらのセットにも、長年アイドルの右腕を務めてきたギタリストのスティーヴ・スティーヴンスが参加。さらに特別ゲストとして、アリソン・モスハート(ザ・キルズ、ザ・デッド・ウェザー)、スティーヴ・ジョーンズ(セックス・ピストルズ、ジェネレーション・セックス)、トニー・カナル(ノー・ダウト)が登場。アメリカン・ソングライター誌は、『Billy Idol: State Line』について、「傑出している…それほど詳しくないファンにとっても必見の映画だ」と絶賛している。
Billy Idol: State Line - Official Trailer - YouTube
ビリー・アイドルは、今回の『反逆のアイドル - エクスパンデッド・エディション』の発売に合わせて、5月3日、フロリダ州ウェストパームビーチ公演から全米ツアーをスタートさせる予定。
Photo by Brian Aris
REBEL YELL - EXPANDED EDITION / BILLY IDOL - EXPANDED EDITION
■商品情報
ビリー・アイドル『反逆のアイドル - エクスパンデッド・エディション』
BILLY IDOL / REBEL YELL - EXPANDED EDITION
2024年4月26日発売
品番: UICY-16218/9
価格: 3,960円(税込)
日本盤のみSHM-CD仕様
・予約はこちら
■『REBEL YELL - EXPANDED EDITION』トラックリスト
DISC 1
1. 反逆のアイドル Rebel Yell
2. デイタイム・ドラマ Daytime Drama
3. アイズ Eyes Without A Face
4. ブルー・ハイウェイ Blue Highway
5. フレッシュ・フォー・ファンタジー Flesh For Fantasy
6. キャッチ・マイ・フォール Catch My Fall
7. クランク・コール Crank Call
8. スタンド・イン・ザ・シャドー (Do Not) Stand In The Shadows
9. ザ・デッド・ネクスト・ドア The Dead Next Door
DISC 2
1. ベスト・ウェイ・アウト・オブ・ヒア* Best Way Out Of Here*
2. ラヴ・ドント・リヴ・ヒア・エニモア* Love Don’t Live Here Anymore*
3. デイタイム・ドラマ(デモ)* Daytime Drama (Demo)*
4. フレッシュ・フォー・ファンタジー(デモ)* Flesh For Fantasy (Demo)*
5. キャッチ・マイ・フォール(アーリー・ヴァージョン)* Catch My Fall (Early Version)*
6. クランク・コール(デモ)* Crank Call (Demo)*
7. スタンド・イン・ザ・シャドー(デモ)* (Do Not) Stand In The Shadows (Demo)*
8. 反逆のアイドル(セッション・テイク) Rebel Yell (Session Take)
9. ブルー・ハイウェイ(オリジナル・デモ) Blue Highway (Original Demo)
10. フレッシュ・フォー・ファンタジー(セッション・テイク) Flesh For Fantasy (Session Take)
11. キャッチ・マイ・フォール(オリジナル・デモ) Catch My Fall (Original Demo)
12. モーターバイキン(セッション・テイク) Motorbikin' (Session Take)
13. アイズ(プールサイド・リミックス) Eyes Without A Face (Poolside Remix)
*未発表音源
ビリー・アイドル『ビリー・アイドル - エクスパンデッド・エディション』
BILLY IDOL / BILLY IDOL - EXPANDED EDITION
2024年4月26日発売
品番: UICY-16216/7
価格: 3,960円(税込)
日本盤のみSHM-CD仕様
・予約はこちら
■『BILLY IDOL - EXPANDED EDITION』トラックリスト
DISC 1 - ビリー・アイドル Billy Idol
1. カモン、カモン Come On, Come On
2. ホワイト・ウェディング White Wedding (Part 1)
3. ホット・イン・ザ・シティ Hot In The City
4. デッド・オン・アライヴァル Dead On Arrival
5. ノーバディズ・ビジネス Nobody’s Business
6. ラヴ・コーリング Love Calling
7. ホール・イン・ザ・ウォール Hole In The Wall
8. シューティング・スター Shooting Stars
9. イッツ・ソー・クルエル It’s So Cruel
10. コンゴ・マン Congo Man
11. ホワイト・ウェディング(クラブランド・エクステンデッド・リミックス)(未発表音源)*
White Wedding (Clubland Extended Remix) (Previously Unreleased)*
DISC 2 - ライヴ・フロム・ザ・ロキシー 1982 Live From The Roxy, 1982* (Previously Unreleased)*
1. ベイビー・トーク Baby Talk
2. アンタッチャブルズ Untouchables
3. カモン、カモン Come On, Come On
4. ホット・イン・ザ・シティ Hot In the City
5. デッド・オン・アライヴァル Dead On Arrival
6. ヘヴンズ・インサイド Heavens Inside
7. レディ・ステディ・ゴー Ready Steady Go
8. ホール・イン・ザ・ウォール Hole In The Wall
9. シューティング・スター Shooting Stars
10. キス・ミー・デッドリー Kiss Me Deadly
11. ホワイト・ウェディング White Wedding
12. ノーバディズ・ビジネス Nobody’s Business
13. ダンシング・ウィズ・マイセルフ Dancing With Myself
14. モニー・モニー Mony Mony
15. トライアンフ Triumph
*未発表音源 / DISC 2は全曲未発表音源
[日本盤CD先着購入者特典]
・一般特典(全国CDショップ・インターネット販売サイト 共通特典)
特製ポストカード(デザインは後報)
・Amazon.co.jp限定特典
メガジャケ
※特典は先着です。無くなり次第終了となります。
※対象外の店舗もございますので、特典の有無はご購入先にてご確認ください。
■ビリー・アイドルについて
ビリー・アイドルは46年間に亘り、ロックン・ロールを象徴する顔の一つであり、それを代表する声の一つであった。1977年から1981年にかけ、ジェネレーションXのフロントマンとして3枚のアルバムをリリース。1982年には大西洋を挟む英米両国を股にかけ、ジャンルを超えたソロ活動に乗り出し、大胆かつシンプルなパンク路線をロックン・ロールの退廃と融合させた。この10年間、減速することなくコンスタントに世界中をツアーしてきたアイドルは、2021年に『The Roadside EP』を、2022年に『The Cage EP』をダークホース・レコードからリリースし、ファンと評論家筋の両方面から賞賛を浴びている。2023年1月には、“ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの星”を初獲得。ハリウッドの伝説にその名を刻んだ。