その歌で世界を繋いだマムフォード&サンズの中心人物、マーカス・マムフォードがソロでの新曲「Grace」のミュージック・ビデオを公開

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洋楽ニュース

2009年デビュー、“ネオ・フォーク”とも呼ばれたスタイルで一大ムーヴメントを起こし、その歌、メロディそして内省的な歌詞で世界を繋いだイギリス出身のロック・バンド、Mumford & Sons(マムフォード&サンズ)。これまでに4枚のアルバムをリリースし、アルバム総売上1,200万、総ストリーミング数は25億回を超え、2013年のグラミーでは最優秀アルバム賞も受賞するなど、2010年代以降のミュージック・シーンを語る上で欠かせない存在と言えます。

そのグループでヴォーカルそしてギターを務めるMurcus Mumford(マーカス・マムフォード)が9月16日に『self-titled(セルフ・タイトルド)』というタイトルのソロ・アルバムをリリースすることを発表。アルバムからの新曲「Grace(グレイス)」がリリースされ、ミュージック・ビデオを公開しました。

Marcus Mumford – Grace – YouTube

2021年初頭冬にマーカスがひとりで曲作りを行い、できあがった2曲をバンドのメンバーに聴かせたところ、メンバー全員でこれらはマーカス自身が自ら語るべきストーリーであるという結論になり、今回のソロ・アルバムの制作が進められることになったそう。その曲作りのプロセスは、本人曰く「長い間一緒に踊ることになった悪魔と独りで向かい合った」ものであり、このアルバムで語られるストーリーはマーカス自身がこれまでの自分自身と対峙したものとなっています。

アルバムの制作は今年ジャック・ジョンソンのアルバムのプロデュースでもその手腕が高く評価されたブレイク・ミルズ。これまでにもアラバマ・シェイクスやパフューム・ジーニアスらを手掛けてきています。その他にもアルバムにはフィービー・ブリジャーズ、クレイロ、フリート・フォクシーズのメンバーらが参加しています。

シングル「グレイス」に先駆けて、このアルバムから「Cannibal(カニバル)」という曲がリリースされています。この曲では巨匠スティーヴン・スピルバーグが初のミュージック・ビデオの監督を務めたことでも話題となりました。ワンテイクで、iPhoneを使用して撮影されています。スピルバーグ監督の妻で女優のケイト・キャプショーもプロデューサー、アート・ディレクターそしてドリーグリップ(撮影用台車を動かす係)で名を連ねています。

Marcus Mumford – Cannibal – YouTube

バンドのメンバーも「子供の頃から知っていて大好きな男がこれまでとは違うやり方でリアルで正直で純粋なアルバムを作ったことを誇りに思う」と発言し「マムフォード&サンズの新しいチャプターに興奮していて、それを形にすべく今僕たちも動いているけど、今は僕たちの友達であるこの男が人間らしくいようとしていること(=アルバム)を楽しんでほしい」とこのアルバムの完成を祝福しています。

アメリカではニュー・ポート・フォーク・フェスティヴァルにてジョニ・ミッチェルが22年ぶりにステージに立ったことが大きな話題となっていますが、そのステージにマーカスも参加しており、そのステージのことを「夢が叶った」と語っています。

Murcus Mumford Photo by Robin HarperMurcus Mumford Photo by Robin Harper

■リリース情報
シングル
2022/7/29 Release
マーカス・マムフォード「グレイス」
Murcus Mumford 「Grace」
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マーカス・マムフォード『self-titled(セルフ・タイトルド)』

アルバム
2022/9/16 Release
マーカス・マムフォード『(セルフ・タイトルド)』
Marcus Mumford 『(self-titled)』

先行トラック
配信中
マーカス・マムフォード「カニバル」
Marcus Mumford 「Cannibal」
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■アーティスト情報
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