Red Hot Chili Peppers（レッド・ホット・チリ・ペッパーズ）が4月にリリースした『Unlimited Love（アンリミテッド・ラヴ）』からわずか半年後の10月14日に新たなスタジオ・アルバム『Return of the Dream Canteen（リターン・オブ・ザ・ドリーム・カンティーン）』をリリースすることを発表しました。1年に2枚のスタジオ・アルバムをリリースするのはバンド史上初となります。
バンドはSNSでコメントを発表しており、『Unlimited Love』制作の時点ですでに多くの楽曲を制作していたことを明かし、2枚組となる今作の経緯などを添えてアルバムカバーを発表。プロデュースは前作同様Rick Rubin（リック・ルービン）が担当しています。
30年以上も一緒に仕事をしてきたパートナーかつプロデューサーである巨匠、リック・ルービンと再びタッグを組んで制作された『Unlimited Love』は16か国で1位を獲得し、先月より「Global Stadium Tour」をスタート。ヨーロッパでの日程を終え、北米でのスケジュールをスタートさせたタイミングでの発表となりました。
バンドに帰還したジョン・フルシアンテはこのとき、「アルバム制作をスタートしたとき、まずジョニー・ギター・ワトソン、キンクス、ニューヨーク・ドールズ、リチャード・バーレット等のアーティストの曲を演奏してみた。そして徐々に新しいアイディアを集め、ジャムった曲を仕上げ、しばらくすると新曲しか演奏しなくなったんだ。作曲期間中、他のアーティストの曲を演奏するのは最後まで楽しかった。僕にとってこのアルバムを通して、メンバーの互いへの愛情と信頼というものが表現されていると思うんだよ」とコメントしており、その後バンドは2つの方向性に伴う別のアルバムとする決断をしていたと考えられます。