カリフォルニア出身のファンキー・ソウルポップシンガー、Remi Wolf(レミ・ウルフ)が新曲「Michael(マイケル)」をリリースし、ミュージック・ビデオを公開しました。
ユーモアあふれるカラフルな楽曲が特徴的な彼女ですが、今回はスローでメロウなメロディーに乗せた恋焦がれる相手を思う手紙のような内容になっており、Haley Appell(ヘイリー・アペル)が監督を務めたミュージック・ビデオでは、マイケルを見つけようとしてアルゼンチンの街を走り回っている女性を描いています。
レミ・ウルフがメジャーデビューEP『I'm Allergic To Dogs!』をリリースしたのは2020年6月。高校生時代からアメリカで大人気のアーティスト発掘番組「アメリカン・アイドル」にも出演経験があった彼女は関係各所から大きな注目を集め、瞬く間にメジャーレーベルのアイランド・ヴァージンEMIと契約。エモーショナルですが、どこか力の抜けた彼女らしい楽曲は数多くのファンから愛されています。
過去に行ったインタビューでは、音楽学校へ通っていた当時の思い出を語ってくれた彼女。「音楽学校では勉強になることもあったけど、決められた枠の中にいなきゃいけない気がして息苦しかったの。性格は今のままだったけど、曲に自分らしさが表れていなかったわ。大学を出てからは、もうなんでもいいや!って思えてもっと自分らしく表現しようって思えたの。」と、彼女の愛らしいキャラクターと本音で語る正直な姿にギャップを覚えたリスナーも多い。サイケデリックなテイストで贈られるミュージックビデオにもレミ・ウルフらしさがたっぷりと詰まっています。
一方、今回リリースとなった楽曲「Michael」はゆったりとしたベッドソングともいえる楽曲になっており、火傷すると分かっていても、プレイボーイに惹かれてしまう女心を表現した手紙のような歌詞がファンの間で共感されています。歌詞の中では、「マイケル/私があの女を嫌ってるの知っているでしょう?/本当に遊び人なのね/なんでまだあんな女と一緒なの」と、プレイボーイな彼に向けられた純粋な気持ちが表現されています。
「Photo ID」や「Sexy Villain」など、ポップで温かみがあり、どこかカオスな雰囲気をまとった楽曲で知られていたレミ・ウルフ。エネルギーにあふれた愛らしいキャラクターの彼女ですが、心の底で感じていた繊細な気持ちの揺らぎが感じられるギャップも聴きどころのひとつになっています。
Remi Wolf(レミ・ウルフ)
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レミ・ウルフ ニュー・シングル「Michael」
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