【全英シングルチャート】ケイト・ブッシュ「神秘の丘」がリリースから37年かけて初の1位を獲得!LF Systemがトップ5入り!

週末に発表された最新の全英シングルチャート、Kate Bush(ケイト・ブッシュ)の1985年のヒット曲「Running Up That Hill(邦題:神秘の丘)」が1985年のリリースから37年かけて初の首位を獲得しました。Netflixドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のシーズン4で使用され前例のないバイラルヒットとなり、TikTokでの人気も後押しする結果となりました。

Kate Bush - Running Up That Hill - YouTube

ケイト・ブッシュが全英チャートで1位を獲得するのは1978年のデビュー曲「Wuthering Heights(邦題:嵐が丘)」以来2度目となり、44年ぶりの快挙となりました。女性アーティストの中で2度目の首位獲得期間がこれまで最も長かったのはCher(シェール)で、1965年Sonny & Cher(ソニー&シェール)時代の「I Got You Babe」から25年後の1990年に「The Shoop Shoop Song (It's in His Kiss)」で1位を獲得しました。男性を含めるとTom Jones(トム・ジョーンズ)が1966年「Green, Green Grass of Home」から約43年後の2009年、「(Barry) Islands in the Stream」で1位を獲得。ケイト・ブッシュはこの記録を大きく更新することとなりました。

関連記事
Kate Bush(ケイト・ブッシュ)のプロフィール・バイオグラフィーまとめ

ケイト・ブッシュが首位を獲得したことで連続首位記録が10週でストップとなったHarry Styles(ハリー・スタイルズ)「As It Was」が2位に後退。3位はロンドン出身のシンガーソングライター、Cat Burns(キャット・バーンズ)の「Go」がキープしています。

Harry Styles - As It Was - YouTube

Cat Burns - Go - YouTube

4位には先週ご紹介したスコットランドのダンスデュオ、LF System(LFシステム)の「Afraid to Feel」がTikTokバイラルの影響で急上昇。69位に初登場でランクインを果たし、先週13位、そして今週4位と登場3週目でトップ5入り。デュオにとって初のトップ10入り、トップ5入りを果たしました。

LF SYSTEM - Afraid To Feel - YouTube

関連記事
1度聞いたらハマる!スコットランドのDJデュオ、LF SYSTEMの「Afraid to Feel」が全英トレンドチャートで1位に

5位はLizzo(リゾ)の「About Damn Time」、6位はGeorge Ezra(ジョージ・エズラ)の「Green Green Grass」がランクアップ。最新アルバム『Gold Rush Kid』はアルバムチャートで初登場1位を獲得しています。

Lizzo - About Damn Time - YouTube

George Ezra - Green Green Grass - YouTube

7位はTion Wayne(ティオン・ウェイン)「IFTK」、8位はハリー・スタイルズ「Late Night Talking」、9位は『ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2022』で準優勝を果たしたマルドン出身のTikTokスター、Sam Ryder(サム・ライダー)が2月にリリースしたシングル「Space Man」がそれぞれランクダウン。

Tion Wayne - IFTK (Feat. La Roux) - YouTube

Harry Styles - Late Night Talking - YouTube

Sam Ryder - SPACE MAN (Eurovision Song Contest) - YouTube

10位には先週12位からのランクアップで、ハリー・スタイルズ「Music For a Sushi Restaurant」がランクイン。ハリー・スタイルズは再びトップ10に3曲を送り込みました。

Harry Styles - Music For a Sushi Restaurant - YouTube

これまで50週連続でトップ10入りを果たしていたEd Sheeran(エド・シーラン)。先週10位だった「2Step」が11位にランクダウンとなり、連続記録はここまでとなりました。しかし複数の曲でランクインし続けたエド・シーランは全英チャートにおける偉業を成し遂げたのではないでしょうか。

関連記事
エド・シーランが密かにとんでもない記録を更新中!全英チャートでトップ10連続ランクイン記録がついに50週目に到達!

そのほかトップ10以下ではDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)Becky Hill(ベッキー・ヒル)Ella Henderson(エラ・へンダーソン)を迎えた「Crazy What Love Can Do」が12位と最高位を更新。エラ・へンダーソンはゲスト参加したNathan Dawe(ネイサン・ドウ)の新曲「21 Reasons」も上昇しており、14位と最高位を更新しています。

David Guetta & Becky Hill & Ella Henderson - Crazy What Love Can Do - YouTube

Nathan Dawe x Ella Henderson - 21 Reasons - YouTube

また31位に初登場でランクインしているのがJoji(ジョージ)の「Glimpse of Us」。大阪出身、日本とオーストラリアのハーフであるジョージの新作はオーストラリアで4位と初のトップ10入りを果たしており、Spotifyのグローバルチャートでも1位を獲得。今後も上昇が期待できます。

Joji - Glimpse of Us - YouTube

参考情報:Official Singles Chart Top 100

SNSでシェアする!

Writer この記事を書いた人

洋楽まっぷ管理者。洋楽大好き洋楽人間。70年代から最新の洋楽までヒット曲なら幅広い知識があります。時代毎の良さがある洋楽の魅力を少しでもわかりやすくご紹介できればと思います。