カナダ・オンタリオ州出身のロック・バンド、Sum 41(サム・フォーティーワン)が、約30年間の活動に終止符を打ち、最新アルバム『Heaven :x. Hell』のリリースと最後のワールドツアーをもって解散することを発表しました。
バンドはSNS上で次のような声明を発表しています。
「1996年以来、SUM 41としての活動は、僕たちの人生におけるいくつかの最高の瞬間をもたらしました。僕たちのことをあらゆる方法で支えてくれた新旧のファンに永遠に感謝しています。私たちが皆さんに抱いている愛と敬意を明確に表現するのは難しいことですが、最初に私たちからこれを聞いてもらいたいと思いました。SUM 41は解散します。年内に予定されているツアー日程を全てやり切って、最後のアルバム“Heaven :x: Hell”をリリースすること、新作を記念した最後のワールド・ヘッドライン・ツアーの開催を楽しみにしています。詳細は決まり次第お知らせいたします。今のところ、スカムフクの皆さんに道で会えるのを楽しみにしており、私たち一人一人に未来がもたらすものに興奮しています。SUM 41の27年間、ありがとうございました。」
SUM 41は2001年のデビュー・スタジオ・アルバム『All Killer No Filler』で音楽シーンに突入し、アルバムから「Fat Lip」、「In Too Deep」をヒットさせました。「Fat Lip」はビルボードのオルタナティヴ・エアプレイ・チャートで1位を獲得し、イギリスのレコード協会(BPI)ではプラチナ認定を獲得。日本では2021年にリリース10周年記念盤が発売されています。
3月に行われたPUNKSPRINGでは出演が決定していたもののバンドメンバーの家族の緊急の事情により、止むを得ず出演をキャンセル。今後は6月1日イタリアのスラムダンク・フェスティバル、6月3日、4日はドイツのロック・イム・パルク、6月7日スイスのカリバナ・フェスティバルなどいくつかのフェスに出演予定。8月、9月にはThe Offspring(オフスプリング)、Simple Plan(シンプル・プラン)と共に『Let the Bad Times Roll Tour』を行うことも発表されています。