90年代R&Bシーンをリードした女性ヴォーカル・グループ、SWVがタイニー・デスク・コンサートで行ったパフォーマンス映像が公開

BY

※本ページにはアフィリエイト広告(PR)が含まれます

洋楽ニュース

90年代R&Bシーンをリードした女性ヴォーカル・グループ、SWVが、NPR Musicが主催するライブコンサートのビデオシリーズ「タイニー・デスク・コンサート」に出演した際のパフォーマンス映像が公開となった。

YouTubeSWV: Tiny Desk Concert - YouTube

ブラックミュージック月間の締めくくりとして登場したのは1990年代にブレイクした女性ヴォーカル・グループだった。プロデューサーのBobby Carter(ボビー・カーター)はSWVは過去30年間の影響力に対してまだ適切な評価を受けていないと語っている。

SWVは1998年に解散するも、2007年に再結成。以後現在に至るまで解散せず活動を続けている。

映像では初めてビルボードホット100でトップ10入りを果たした1993年のヒット曲「I'm So into You」から始まる。早めに切り上げるつもりが観客がコーラス部分を歌唱し続けているのも印象的。デビュー曲のリミックス盤「Right Here (Human Nature Remix)」と続けてパフォーマンスを行った。

Lelee(リリー)は、「SWVを何年も追いかけてる人たちなら、私たちの音楽は少し際どかったから、チームがちょっと叩かれたことを知っているでしょう。私たちは、自分たちが何を望んでいるかを世界に伝えることを恐れないガールズグループでした。」「時に女性は、自分が何を望んでいるのか男性に正しく伝えなければなりません。それで私たちは、時々正しく答えたし、時々間違ってた。」と語る。

続けて1996年のヒット曲「You're the One」、デビュー・アルバムから「You're Always On My Mind」を披露。そして1998年解散時のラストシングルとなった「Rain」と続く。

唯一の全米1位を獲得した「Weak」では聴き入る人たち、一緒に歌う人たちなど、タイニー・デスクでは珍しく観客側に一瞬カメラがシフトしている。またリリーが歌唱中でも私語を挟んでしまうほど楽しんでる様子も伺える。最後は観客が一体となってコーラスを歌い、最高の空気に包まれているのがわかる。

最後は楽しく締めるため「Anything」を選曲。2Pac(2パック)も出演した2004年の映画『ビート・オブ・ダンク』のサウンドトラック・アルバムに提供した1曲だ。計7曲と詰め込んだセットリストは十分に楽しめるものとなっている。

SWVは現在、共に90年代活躍した女性ヴォーカル・グループXscape(エクスケイプ)と合同で『THE QUEENS OF R&B TOUR』を開催中。6月27日から始まったこの米国ツアーは、8月18日のロサンゼルスまで予定されている。このツアーにはMýa(マイア)、そして同じく90年代に活躍した女性ヴォーカル・グループ、Total(トータル)と702がゲストとして参加している。リリーは映像で「彼女たちと仲良くできないと思っていた」と語っており、このツアーが実現したことに意味があると述べている。

WRITER

洋楽まっぷ編集部

洋楽まっぷ編集部が70年代から最新の洋楽までヒット曲、また幅広いジャンルから厳選した情報をお届け致します。