今年7月に来日公演を控え、5月26日には通算26枚目のスタジオ・アルバムのリリースを予定しているSparks(スパークス)が、そのアルバムからの先行曲でタイトル・トラックとなる新曲「The Girl Is Crying In Her Latte」をリリース。ミュージック・ビデオは、日本時間3月4日午前2時に公開予定となっています。
Sparks - The Girl Is Crying In Her Latte - YouTube
スパークスらしい迫力のあるエレクトロ・ロック・ナンバーである本楽曲のミュージック・ビデオに、女優のCate Blanchett(ケイト・ブランシェット)が出演していることも同時に明らかになっています。
バンド・メンバーである、ロン・メイルとラッセル・メイルは、「私たちは昨年パリでケイト・ブランシェットに出会いましたが、その1年後に、現代の偉大な俳優の一人である(同時に、人としてもすばらしい方である!)彼女が、まさか私たちのミュージック・ビデオに“お尻を振る”スキルを提供してくれるとは思いもよりませんでした。夢は叶うものですね。今後、『ぼくらは、あのケイト・ブランシェットと共演したことがあるんだ』と言えると思うと、今夜はぐっすり眠れそうです」とコメントしています。
また、全14曲が収録された5月26日発売予定のアルバムについて、彼らにとって約50年ぶりにアイランド・レコードからのリリースするスタジオ・アルバムとなりますが、ロンとラッセルは「当時、そしてキャリアを通じて常にやってきたように、今回のアルバムも大胆で妥協のない」作品に仕上がっていると説明しています。
Photo by Munachi Osegbu
■楽曲情報
スパークス「ザ・ガール・イズ・クライング・イン・ハー・ラテ」
SPARKS 「The Girl Is Crying In Her Latte」
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■スパークス プロフィール
カリフォルニア出身、兄・ロンと弟・ラッセルのメイル兄弟からなる、カルト的人気を誇るポップ・デュオ。
1960年代後半、UCLAの学生だった彼らは一緒に音楽を作り始め、Halfnelsonという名前でバンドを結成。1972年にスパークスに改名し、1974年にアルバム『Kimono My House』を発表、その独創的な音楽に世界は衝撃を受けた。ソングライターでキーボード奏者のロンが創り出す複雑なアレンジと、ラッセルのアクロバティックなボーカルの唯一無二の組み合わせは、その後もポップ・ミュージックに多大な影響を与え続けている。
近年発表した2作のアルバム『Hippopotamus』(2017)と『A Steady Drip, Drip, Drip』(2020)はともに全英7位を記録して世界的に高い評価を受け、2021年に公開されたドキュメンタリー映画『The Sparks Brothers』は、それまで到達できなかった部分にもスパークスへの認知をもたらすことになった。
音楽制作を始めて半世紀を超えた今、スパークスはかつてないほど重要な存在になっている。