北アイルランドが生んだレジェンド・ミュージシャン、Van Morrison(ヴァン・モリソン)が実に45枚目となるスタジオ・アルバム『Accentuate the Positive』を11月3日にリリースする事が決定。この衝撃的なロックンロールへのオマージュは、Johnny Kidd(ジョニー・キッド)の名曲「Shakin' All Over」を新たにアレンジしたファースト・シングルとともに発表されました。
Van Morrison - Shakin' All Over - YouTube
今年リリースされ好評を博した『Moving On Skiffle』と同様、『Accentuate The Positive』はヴァン・モリソンが幼少期に熱中したロックンロールに回帰した作品となります。第二次世界大戦直後のベルファストで育った彼は、20世紀のブルースとロックンロールの刺激的なサウンドに多大なインスピレーションを受けており、ファッツ・ドミノ、チャック・ベリー、エヴァリー・ブラザーズなどのアーティストを聴きながら、ヴァンが地元のライブハウスで自分のバンドを率いてこれらのサウンドを直感的に再解釈するまで、そう時間はかかりませんでした。
それから数十年後、ヴァン・モリソンは『Accentuate The Positive』のために個人的にお気に入りの曲を再構築し、これらの不朽の名曲に、伝統に絶えず挑戦し発展させるヴァンのエネルギーを注ぎ込むことで、このジャンルを再訪。ジョニー・バーネット・トリオの「Lonesome Train」、ジョニー・キッド&ザ・パイレーツの「Shakin' All Over」、ビッグ・ジョー・ターナーのロックンロールのパイオニア的ヒット曲「Flip, Flop and Fly」などの名曲に、ヴァンの比類なき歌声と素晴らしいアレンジ、高い完成度が新鮮な熱意をもたらしています。
このアルバムには、故ジェフ・ベックのエレクトリック・ギターとクリス・ファーロウのヴォーカルによる「Lonesome Train」、タージ・マハルのギターによる「Lucille」と「Shake, Rattle and Roll」などが収録。ヴァン・モリソンは、「ロックンロールとはシンプルさ、誠実さ、表現力であり、そこから逃れることはできない。だからロックンロールは素晴らしいし、長続きするんだ。スピリット・ミュージックなんだ」と語っています。
『Accentuate The Positive』は、デジタル/ストリーミング・フォーマット、ダブルCD、ブラック・ダブル・ヴァイナル、ブルー・ダブル・ヴァイナルでリリースされる。また同日国内盤CDもSHM-CDとしてリリースされる予定です。
joan
■商品情報
ニュー・シングル「Shakin' All Over」
2023年9月13日(水)
・試聴・購入
タイトル『Accentuate The Positive』
発売日 2023年11月3日
税込定価3,300円
・アルバム事前予約はこちら
■収録予定曲
1. You Are My Sunshine
2. When Will I Be Loved
3. Two Hound Dogs
4. Flip, Flop and Fly
5. I Want a Roof Over My Head
6. Problems
7. Hang Up My Rock And Roll Shoes
8. The Shape I'm In
9. Accentuate The Positive
10. Lonesome Train
11. A Shot of Rhythm and Blues
12. Shakin' All Over
13. Bye, Bye Johnny
14. Red Sails in the Sunset
15. Sea of Heartbreak
16. Blueberry Hill
17. Bonaparte's Retreat
18. Lucille
19. Shake, Rattle and Roll
■バイオグラフィー
ヴァン・モリソンは、音楽界の真のオリジナルであり、過去70年にわたる遺産を持つ、ユニークでインスピレーションに溢れた人物だ。1945年にベルファストで生まれ、ブルース、カントリー、ゴスペルに影響を受け、1964年にR&BバンドThemを結成して大成功した後、ソロ・アーティストとして更なる領域へと歩みを進めた。この時代の最も多作なレコーディング・アーティストであり、最も勤勉なライブ・パフォーマーでもあるヴァン・モリソンは、ストリート・ポエトリー、ジャズ、スウィング、スキッフル、ケルト・ルーツなど、彼が影響を受けた無数の楽曲をこともなげに消化し、20世紀で最も愛された楽曲を含む比類のないカタログを作り上げ、また、ステージでもスタジオでも、若いアーティストが恥ずかしくなるような仕事ぶりを維持している。
■リンク
・Van Morrison日本公式ページ