イマジン・ドラゴンズ

Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ)のプロフィール、歌詞一覧、アルバム・シングルを網羅したディスコグラフィーをご紹介。最新の洋楽はここからチェック。

プロフィール

Imagine Dragons
Photo PRESS
  • BORN
    ネバダ州ラスベガス
  • SNS
  • MEMBERS
    Dan Reynolds, Wayne Sermon, Ben McKee
  • YEARS ACTIVE
    2008-present

Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ)は、ネバダ州ラスベガス出身のアメリカンロックバンド。Dan Reynolds(ダン・レイノルズ)、Wayne Sermon(ウェイン・サーモン)、Ben McKee(ベン・マッキー)の3人組で、結成から現在までに脱退したメンバーは7名いる。

全世界で7,400万枚以上のアルバムと6,500万曲以上のデジタル楽曲を売り上げ、世界で最も売れている音楽アーティストの一組となっている。

結成からデビューまで

2008年、ブリガムヤング大学の同級生だったダン・レイノルズ、Daniel Platzman(ダニエル・プラッツマン)を中心にバンドを結成。2009年からは地元ラスベガスで活動し、EPのリリースなども行っていたが、2011年にインタースコープ・レコードと契約。イングランドグラミー賞を受賞した音楽プロデューサーのAlex da Kid(アレックス・ダ・キッド)と共に仕事をするようになる。

デビュー後のキャリア

その間メンバーの脱退などを経て、4ピースバンドとして活動を始め、2012年にメジャーデビューとなるEP『Continued Silence』をリリースすると、ビルボード200(アルバムチャート)で40位をマークするヒットを記録。また同年インディーズ時代のEPから「It's Time」がシングルカットされダブルプラチナシングルとして認定を受けるヒットとなる。

同年夏にパームズカジノリゾート内のスタジオXでレコーディングしたデビュー・アルバム『Night Visions』はビルボード200でロックアルバムとしては初週のセールスが数年ぶりに好調となり、初登場で2位を記録。オーストラリア、オーストリア、カナダ、オランダ、ドイツ、アイルランド、ノルウェー、ポルトガル、スコットランド、スペイン、イギリスのアルバムチャートでもトップ10入りを果たし、世界中で大ヒットとなる。アルバムからの2ndシングル「Radioactive」はビルボードホット100で3位をつけ、その後87週間ランクインするロングヒットを記録。Spotifyでは2013年の最もストリーミングされた曲となった。

2014年にはアルバムのツアーをまわりながら、次の制作を開始し始める。その間、映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』の曲「Battle Cry」や2014年のリーグオブレジェンド世界選手権の曲「Warriors」など、他のプロジェクトのシングルを多数リリースした。

コンスタントにシングルを先行でリリースしながら、翌2015年には2枚目のスタジオ・アルバム『Smoke + Mirrors』をリリース。その後すぐにツアーを開始し、2016年2月まで続いた。その後映画『スーサイド・スクワッド』のサウンドトラックに楽曲提供を行い、Lil Wayne(リル・ウェイン)、Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ)、Logic(ロジック)、Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)、X Ambassadors(エックス・アンバサダーズ)と共演したシングル「Sucker for Pain」が大ヒットする。

2017年にリリースした3枚目のスタジオ・アルバム『Evolve』からはシングル「Believer」「Thunder」「Whatever It Takes」とそれぞれ大ヒットし、デビューアルバム以来のダブルプラチナを獲得。その後アルバムをサポートするツアーも発表し、ツアーは2017年9月から2018年9月まで33カ国で開催された。

2018年に入るとKygo(カイゴ)とのコラボシングル「Born to Be Yours」をリリースし、ヨーロッパを中心にヒットとなる。同年秋には4枚目のスタジオ・アルバム『Origins』をリリース。2019年1月7日、カレッジフットボール選手権のハーフタイムショーに出演し、「Natural」「Bad Liar」「Thunder」、さらにリル・ウェインと共演した特別版「Believer」を披露した。この新バージョンは翌日に配信リリースされた。

同年6月、VRリズムゲーム『Beat Saber』に有料DLC「Imagine Dragons Music Pack」が追加され、バンドの10曲が収録された。6月20日には「Birds」のイタリア人歌手エリーザを迎えた新バージョンをシングルとして発表し、7月23日にはオリジナル版のアニメーションMVも公開された。2019年の秋頃よりダン・レイノルズが父性に焦点を当てるために音楽の制作と執筆を中断していると発表。これがバンドとしての一旦の休養宣言となる。

2021年3月8日、イマジン・ドラゴンズは「Follow You」と「Cutthroat」を発表し、3月12日にリリースした。その後、Rick Rubin(リック・ルービン)をエグゼクティブ・プロデューサーに迎えた新アルバムを予告。6月29日にはシングル「Wrecked」を発表し、9月3日に5作目のアルバム『Mercury - Act 1』をリリースした。ビルボード200で9位にデビューしたが、評価は賛否両論であった。

同年10月には初期EP3作を配信再発し、未発表曲を追加収録。またNetflixアニメ『Arcane』のサウンドトラック用に、ラッパーJIDを迎えた「Enemy」を10月28日に発表した。

アルバム第2弾『Mercury - Act 2』もルービンが手掛け、2022年2月から9月にかけて行われた「Mercury Tour」の後にリリースされることが告知された。先行シングル「Bones」は3月11日に発表され、7月1日に全18曲を収録した『Mercury - Act 2』がリリースされた。シングル「Sharks」も6月24日に発売された。以後、「I Don’t Like Myself」「Symphony」「Crushed」といった楽曲が順次シングルカットされ、それぞれメンタルヘルス支援やウクライナ支援などのメッセージを込めた作品となった。

2022年9月9日にはデビュー作『Night Visions』の10周年記念盤が発表され、未発表デモ「Love of Mine」「Bubble」を収録。「Love of Mine」はプロモーションシングルとして9月2日に公開された。

2023年3月にはドラマーのダニエル・プラッツマンが健康上の理由で南米ツアーを欠席し、元ドラマーのAndrew Tolman(アンドリュー・トールマン)が代役を務めた。同年7月14日にはラスベガス公演を収録したコンサート映画『Imagine Dragons: Live in Vegas』がHuluで配信され、7月28日にはライヴ・アルバムもリリースされた。8月30日にはゲーム『Starfield』のプロモーション用楽曲「Children of the Sky」を発表した。

2024年3月10日、SNSで新曲を予告し、4月1日に「Eyes Closed」を4月3日にリリースすると発表した。同曲は6作目のスタジオ・アルバム『Loom』のリードシングルであり、アルバムは6月28日に発売、同時に全米30公演の「Loom World Tour」も告知された。5月3日にはJ Balvin(J・バルヴィン)とのリミックス版、5月24日にはセカンドシングル「Nice to Meet You」、7月2日には「Wake Up」のミュージック・ビデオを公開した。『Loom』はドラマーのダニエル・プラッツマンが不在となった初のアルバムで、彼は2023年から演奏を中止し、2024年8月21日に正式に脱退を発表した。以降は元メンバーのアンドリュー・トールマンがツアーのサポートを務めた。

2024年9月27日にはカイゴとの再コラボ曲「Stars Will Align」を発表。10月11日にはAmazon Musicのドキュメンタリー「Songline」シリーズの一環としてライブアルバムをリリース。同日「Take Me to the Beach」のリミックス版(ベイカー・ボーイ参加)を発表し、その後エルニア、Jungeli、Adoとのリミックスを順次公開した。

2025年2月21日にはアルバム『Smoke + Mirrors』10周年を記念し、未発表デモ14曲を収録した『Reflections (from the Vault of Smoke + Mirrors)』をリリース。先行曲として「Monica」が公開された。3月には映画『Imagine Dragons: Live From The Hollywood Bowl』を劇場公開。これは2024年10月に行われたハリウッド・ボウルでの4夜連続公演を収録し、ロサンゼルス・フィルム・オーケストラとの共演が含まれている。