プロフィール

Shawn Mendes(ショーン・メンデス)のプロフィール、歌詞一覧、アルバム・シングルを網羅したディスコグラフィーをご紹介。最新の洋楽はここからチェック。
Shawn Mendes(ショーン・メンデス)は、カナダ、オンタリオ州ピカリング出身のシンガーソングライター、ファッションモデル。本名はShawn Peter Raul Mendes(ショーン・ピーター・ラウル・メンデス)。
カナダ・トロントに生まれ、オンタリオ州ピッカリングで育った。母は不動産業、父はアルガルヴェ出身のポルトガル人で、トロントで飲食関連の用品販売業を営んでいる。Aaliyah(アリーヤ)という名の妹がいる。
家庭は信仰心が強く、少年時代はピッカリングFCでサッカーをプレーした。2016年6月にパイン・リッジ高校を卒業し、アイスホッケーやサッカーを続ける傍ら、合唱部や演技の授業で舞台経験を積み、プリンス・チャーミング役を演じたこともある。ディズニーチャンネルのトロントオーディションを受けた経歴もある。
2012年、13歳でYouTubeのチュートリアルを見ながら独学でギターを習得し、翌年にはカバー動画を投稿し始めた。2013年にJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)の「As Long as You Love Me」をVineに投稿すると、翌日に1万件の「いいね」とフォロワーを獲得し、一気に注目を集めた。その後、数か月で数百万の視聴とフォロワーを獲得し、若手SNSスターとして広く知られる存在となった。2013年11月にマネージャーのAndrew Gertler(アンドリュー・ガートラー)に発掘され、2014年1月にアイランド・レコードと契約、同年5月に正式デビューした。
2014年6月にデビュー・シングル「Life of the Party」を発表し、ビルボードホット100で24位にランクイン、最年少でトップ25入りを果たした。同年7月にはデビューEPをリリースし、ビルボード200で5位を獲得、初週に48,000枚を売り上げた。さらにティーン・チョイス・アワードで「Webstar in Music」を受賞した。同年11月にはシングル「Something Big」を発表し、12月にはThe Vampsの「Oh Cecilia」に客演した。
2015年4月、デビュー・アルバム『Handwritten』を発表し、初週11.9万ユニットを売り上げビルボード200で1位を獲得。最年少でのデビュー1位記録を更新した。収録曲「Stitches」はビルボードホット100で4位まで上昇し、米国での初のトップ10入りを果たすとともに、UKでは1位を獲得した。また、2015年にはTaylor Swift(テイラー・スウィフト)の『1989 World Tour』にオープニング・アクトとして参加し、ディズニー映画『ディセンダント』のサントラに「Believe」を提供した。同年末にはFifth Harmony(フィフス・ハーモニー)のCamila Cabello(カミラ・カベロ)と「I Know What You Did Last Summer」をリリースし、リイシュー盤『Handwritten Revisited』に収録された。
メンデスは2014年の「TIME誌 25人の最も影響力のあるティーン」に選ばれ、2015年にはアルバム1位と「Stitches」の成功により「30人の最も影響力のあるティーン」にも選出された。2016年1月21日、ドラマ『The 100』シーズン3で俳優デビューを果たした。同年3月からは自身初のヘッドライナー・ツアー『Shawn Mendes World Tour』を開催し、北米とヨーロッパで38公演が即完売となった。
6月には2ndアルバムのリードシングル「Treat You Better」をリリースし、ビルボードホット100でトップ10入り。アダルト・コンテンポラリーとアダルト・ポップソング両チャートで首位を獲得し、米国でトリプルプラチナ認定を受けた。9月23日に発売されたアルバム『Illuminate』は全米ビルボード200で初登場1位、カナダでも1位となり、プラチナ認定を受けた。続くシングル「Mercy」も全米・英国でトップ20入りし、ダブルプラチナとなった。12月にはライヴ盤『Live at Madison Square Garden』をリリースし、同月には『サタデー・ナイト・ライヴ』に出演した。
2017年4月からは『Illuminate World Tour』で世界各地のアリーナを完売させ、同年4月に発表したシングル「There's Nothing Holdin' Me Back」が全米トップ10入りを果たした。この曲で彼は20歳未満でビルボードのアダルト・ポップソングチャートの1位を3曲持つ史上初のアーティストとなり、同年11月にはアダルト・コンテンポラリーチャートでも同様の快挙を達成した。評価面では、TIME誌「最も影響力のあるティーン30人」(2016年)やForbes「30 Under 30: Music」(2016年)に選ばれ、2017年にはビルボードの「21 Under 21」リストのトップに立った。
2018年3月22日、ショーン・メンデスは3枚目のスタジオ・アルバムのリードシングル「In My Blood」を発表し、翌日には「Lost in Japan」をリリースした。「In My Blood」はビルボードのアダルト・ポップソングチャートで1位を獲得し、20歳未満で4曲の首位を持つ史上初のアーティストとなった。5月25日にはセルフタイトルのアルバム『Shawn Mendes』をリリースし、カナダと米国で初登場1位を獲得。批評家からは作曲力とアーティストとしての成長が高く評価された。
アルバムを引っ提げたワールド・ツアーは2019年に開催され、さらにエリザベス女王92歳誕生日を祝うコンサートや「The Late Late Show with James Corden」での1週間連続出演など多方面でパフォーマンスを披露した。また、YouTubeのアーティスト特集ドキュメンタリー『Shawn Mendes - Artist Spotlight Stories』にも登場した。2018年9月にはZedd(ゼッド)による「Lost in Japan」リミックスを発表し、同年のアメリカン・ミュージック・アワードで共演。ビルボードの「21 Under 21」では2年連続で1位に選ばれた。
さらに、Zac Brown Band(ザック・ブラウン・バンド)と共演した番組『CMT Crossroads』や2018年のヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーにも出演。12月にはリミックスEP『The Album (Remixes)』をリリースした。2019年5月にはシングル「If I Can't Have You」を発表し、ビルボードホット100で初登場2位を記録、自身最高位となった。6月21日にはカミラ・カベロとのコラボ曲「Señorita」をリリース。楽曲は8月に全米1位を獲得し、メンデスにとって初のビルボードホット100首位シングルとなった。その後、デラックス版『Shawn Mendes』に両シングルが追加収録された。
2020年9月30日、ショーン・メンデスは4枚目のスタジオ・アルバム『Wonder』を12月4日にリリースすると発表し、同名のリードシングルを10月2日に公開した。「Wonder」はビルボードホット100で最高18位を記録した。10月にはNetflixで公開されるドキュメンタリー『Shawn Mendes: In Wonder』を発表し、11月にはコンサート映画『Shawn Mendes: Live in Concert』も配信された。11月20日にはジャスティン・ビーバーとのコラボ曲「Monster」をリリースし、ビルボードホット100で8位を記録、アメリカン・ミュージック・アワードでビーバーと初披露した。アルバム『Wonder』は12月4日に発売され、米国とカナダで初登場1位を獲得した。
2021年8月、プロデューサーのTainy(タイニー)と「Summer of Love」を発表。同月、映像制作会社Permanent Contentを通じて、スクウェア・エニックスのゲーム『Life Is Strange』のドラマ化作品で製作総指揮を務めることが報じられた。2021年9月、ワールド・ツアー『Wonder: The World Tour』を発表したが、メンタルヘルスの理由で一部公演を延期、最終的に中止を余儀なくされた。その後も音楽活動は継続すると表明した。2021年12月には新曲「It'll Be Okay」をリリースし、2022年3月にはSXSWで「When You're Gone」を初披露した。同年10月公開の映画『シング・フォー・ミー、ライル』では主役の歌うライル役を担当し、主題歌「Heartbeat」も提供した。
2023年6月にはチャリティー・シングル「What the Hell Are We Dying For?」をリリースし、11月にはJacob Collier(ジェイコブ・コリアー)のアルバム『Djesse Vol.4』から「Witness Me」にStormzy(ストームジー)、Kirk Franklin(カーク・フランクリン)と共に参加した。
2024年3月、中止となった『Wonder: The World Tour』以来初となるソロ公演を発表した。9月22日の「ロック・イン・リオ」で単独ヘッドライナーを務めることが決定した。同時に、5枚目のスタジオ・アルバム制作中であることも発表。7月31日にはアルバムのタイトルを『Shawn』と明かし、当初10月18日発売予定だったが、11月15日に延期された。先行シングルとして「Why Why Why」「Isn't That Enough」が8月8日に、「Nobody Knows」が9月12日に、「Heart of Gold」が11月1日にリリースされた。
アルバム『Shawn』のプロモーションとして、録音に関わった各地の劇場で収容人数2,000~3,000人規模の親密なコンサートツアーを実施した。ツアーは2024年8月8日のニューヨーク州ウッドストックで始まり、2025年4月8日のプエルトリコで終了した。また、コンサート映画『Shawn Mendes: For Friends and Family Only』が11月14日に限定上映された。2025年5月29日には新ツアー『On the Road Again Tour』を発表した。