6lack(ブラック)のプロフィール
6lack(ブラック)は、ジョージア州アトランタ出身のアメリカのラッパー、シンガー、ソングライター。本名はRicardo Valdez Valentine(リカルド・ヴァルデス・バレンタイン)。
メリーランド州ボルチモアで生まれ、1997年に両親と共にジョージア州アトランタに移りました。
4歳のときには既に父親のスタジオでレコーディングを体験しています。ミドルスクールの年ごろにバトルラッパーとしてラップを始め、Young Thug(ヤング・サグ)とのバトルを含め、青年時代に多くのバトルに参加しました。
2011年7月にFlo Rida(フロー・ライダー)のInternational Music GroupとStrong Arm Recordsとレコード契約を結び、バルドスタ州立大学を中退。その後レーベルで5年間過ごし、SoundCloudアカウントに楽曲を配信しながら業界について学びます。この時期は経済的安定性がほとんどなく、マイアミに移りレコードレーベルで音楽に取り組んだ後、ほとんどの時間をスタジオや路上で外で寝ていました。そして最終的にはライセンスと管理に関する問題のためにレーベルを去ります。
2015年には同じくアトランタ出身のアメリカのヒップホップデュオ、EarthGang(アースギャング)のメンバーと生活を共にし、音楽グループ「Spillage Village(スピレッジ・ビレッジ)」に参加したことを発表し、2015年にEP『Bears Like This Too(ベアーズ・ライク・ディス・トゥー)』の4つのトラックに出演しました。
同年、LoveRenaissanceとInterscope Recordsと契約し、デビュー・スタジオ・アルバム『Free 6lack(フリー・ブラック)』をリリース。アルバムからのシングル「Ex Calling」、「Prblms」と立て続けにプラチナ認定となるヒットを記録します。「Prblms」ではBillboard hot 100に初エントリーとなる72位を記録。
2017年にはThw Weeknd(ザ・ウィークエンド)のツアーに参加しオープニングアクトとして出演。翌2018年にはKhalid(カリード)、Ty Dolla Sign(タイ・ダラー・サイン)とのコラボシングル「OTW」が世界中でランクインする大ヒットとなり、現在6lack(ブラック)にとって当時最大のヒット曲となりました。
同年10月からアルバムのプロモーション・ツアーを開始し、2019年はRita Ora(リタ・オラ)やTinashe(ティナーシェ)のシングルに参加するなど多くのシングルをリリース。中でもJessie Reyez(ジェシー・レイエズ)とのシングル「Imported(インポーテッド)」はRIAAでプラチナ認定を受けるヒットとなりました。
2020年には初のEP『6pc Hot EP』をリリース。また自身のホットソースブランド600 Degrees Originalを立ち上げました。2021年にはLil Tjay(リル・ティージェイ)とのシングル「Calling My Phone(コーリング・マイ・フォン)」がTikTokで人気となり、全米ビルボードホット100で初めてトップ3入りを果たしています。
2023年3月24日、3枚目のスタジオ・アルバム『Since I Have a Lover(シンス・アイ・ハヴ・ア・ラバー)』をリリースしています。