ビヨンセ

バイオグラフィー

BIOGRAPHY

Beyoncé / ビヨンセ

BIRTHDAY / 1981/9/4 (42歳)

BORN / テキサス州ヒューストン

OCCUPATION / シンガー、ソングライター、ダンサー、女優

Beyoncé
出典:8 Times Beyoncé Proved She Is a Fierce LGBTQ Ally - Billboard

Beyoncé(ビヨンセ)のプロフィール

Beyoncé(ビヨンセ)は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のシンガー、ソングライター、ダンサー、女優。本名はBeyoncé Giselle Knowles(ビヨンセ・ジゼル・ノウルズ)。

2005年に解散したR&B音楽グループDestiny’s Child(デスティニーズ・チャイルド)では初期からのメンバーで、グループではリードボーカル、プロデュースも行っていました。

幼少期からその才能を開花させようと、両親が奮闘します。カトリック教徒として育ち、ヒューストンのセントメアリーモンテッソーリスクールに通い、そこでダンスクラスに入学しました。7歳で学校のタレントショーで優勝し、8歳のときには地元ヒューストンでガールズ・グループ「Girl’s Tyme(ガールズ・タイム)」を結成し、母親の美容室などで歌ったりしていました。その後はパフォーミングアンドビジュアルアーツ高校に通い、後にエイリーフエルシク高校に通いました。

その後父親のMathew Knowles(マシュー・ノウルズ)が、マネージメントを引き受け、メジャー・デビューに向けて地道な活動を続けていました。

1996年にGirl’s Tyme(ガールズ・タイム)は、Destiny’s Child(デスティニーズ・チャイルド)に改名、コロムビアレコードからメジャーデビューすると次々と大ヒットを記録する大人気グループに成長します。

グループにいながらメンバーそれぞれがソロ活動を開始すると、2003年にレコーディングに1年半かけたソロデビュー・アルバム「Dangerously in Love(デンジャラスリィ・イン・ラヴ)」は全世界で1000万枚以上のセールスを記録。アルバムからの1stシングル「Crazy In Love(クレイジー・イン・ラブ)」はビルボードホット100にて8週連続1位を記録し、商業的にも大成功をおさめます。

その後2005年にDestiny’s Child(デスティニーズ・チャイルド)は突然の解散。翌2006年に2ndアルバム「B’Day(ビー・デイ)」を日米同時リリース。その日は日本武道館でバースデーライブ「HAPPY B’DAY PARTY」を開催しています。

シングルカットされたIrreplaceable(イレプレイスブル)は2007年ビルボードホット100年間1位を獲得する大ヒット。同時期には同名ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した「Dreamgirls(ドリームガールズ)」で主演を努めました。

2008年には3枚目のスタジオ・アルバム「I Am… Sasha Fierce(アイ・アム…サーシャ・フィアース)」をリリース。商業的な成功は拡大し、アルバムからのシングルとしては特に「Single Ladies (Put a Ring on It)(シングル・レディーズ)」や「Halo(ヘイロー)」がこれまで以上のセールスを記録します。「Single Ladies (Put a Ring on It)」のミュージック・ビデオは、世界中でパロディ化され、模倣されており、トロントスターによると、インターネットの「最初の主要なダンスブーム」を生み出しています。プライベートでは同年4月4日、2002年頃より交際していたJAY-Z(ジェイ・Z)と結婚。2009年からスタートしたツアーは108のショーで構成され、総額1億1,950万ドルの彼女の2番目の主要な世界的なコンサートツアーとなりました。

同年から2009年にかけては映画「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」や「オブセッション 歪んだ愛の果て」に出演。女優としての地位も確立しながら第52回グラミー賞で10部門にノミネートされ、最多ノミネートのタイ記録となり、最多6部門を受賞。女性アーティストでは史上最多受賞となり、歴代でも獲得数3位タイという偉業を成し遂げます。

2010年には活動休止や父からの独立などを超え、翌2011年に4thアルバム「4」をリリース。好評で多くの国で1位を獲得するもセールス面では大きく落ち込みます。2013年にはデスティニーズ・チャイルドが一時的に復活を果たし新曲「Nuclear(ニュークリア)」をリリース。同年、スーパーボウルXLVIIハーフタイムショーに出演しました。

その後2014年3月まで132公演のワールドツアーに乗り出し、キャリアの中で最も成功したツアーとなり、史上最も成功したツアーの1つになりました。そんな中2013年に事前の発表やプロモーションなしに、iTunes Storeで彼女の名を冠した5枚目のスタジオ・アルバム「Beyoncé(ビヨンセ)」をサプライズでリリースしました。ビルボード200(アルバムチャート)では5作連続で初登場1位を記録した最初の女性アーティストとなり、全世界でのトータルセールスは前作を超える500万枚を記録しました。

2016年にはNFLスーパーボウル50ハーフタイムショーに出演。パフォーマンスの直後に、北米とヨーロッパの両方での停車地に焦点を当てたワールドツアーを発表。4月には6枚目のスタジオ・アルバム「Lemonade(レモネード)」をリリースし、ビルボード200では史上初となる6作連続で初登場1位を獲得します。これまでで最も高く評価された作品となり、世界的に高い評価を受け、2016年のMTVビデオ・ミュージック・アワードでは最優秀ビデオ賞を含む8つの賞を受賞し、歴史の中で最も受賞歴のあるアーティストになりました。

2017年にはコーチェラ音楽芸術祭のヘッドラインを飾ると発表されるも妊娠によって辞退。同年末にはEd Sheeran(エド・シーラン)のヒット曲に参加した「Perfect Duet(パーフェクト・デュエット)」がリリースされ、ビルボードホット100では9年ぶりに1位を獲得しました。

翌2018年には予告した通りコーチェラ音楽芸術祭に出演。125,000人のフェスティバル参加者が参加した4月14日の彼女のパフォーマンスはすぐに賞賛され、複数のメディアがそれを歴史的であると報じました。同年夫婦でThe Carters(ザ・カーターズ)名義でのコラボアルバム「Everything Is Love(エヴリシング・イズ・ラヴ)」をリリース。2019年にはコーチェラ音楽芸術祭に焦点を当てたドキュメンタリーおよびコンサート映画「Homecoming(ホームカミング)」をNetflixで配信しました。同年リメイク版の映画「ライオンキング」でナラの声として主演し、サウンドトラック・アルバムにも参加。「The Lion King: The Gift(ザ・ライオンキング:ザ・ギフト)」をリリースしました。

2020年にはMegan Thee Stallion(メーガン・ジー・ステリオン)のシングル「Savage(サヴェージ)」のリミックスに参加し、ビルボードホット100で1位を獲得。同時期にリリースされたチャリティーシングル「Black Parade(ブラック・パレード)」と共に第63回グラミー賞で計4部門を受賞しました。

2022年6月9日、ビヨンセはさまざまなSNSでプロフィール写真を削除し、新しい音楽をリリースするという憶測を引き起こしました。その翌週、7枚目のスタジオ・アルバム「Renaissance(ルネッサンス)」のリリースを正式に発表。リードシングル「Break My Soul(ブレイク・マイ・ソウル)」をリリースし、ビルボードホット100で20曲目のトップ10シングルとなり、Paul McCartney(ポール・マッカートニー)、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)に続き、ホット100の歴史の中でソロ アーティストとして少なくとも20曲のトップ10入り、メンバーとしてトップ10入りを達成した唯一のアーティストとなりました。

アルバムは2022年7月29日にリリース。この影響で「Break My Soul」は1位を獲得し、アルバムも7作連続首位と連続記録を更新。「Renaissance」は批評家から世界的な称賛を受けました。

ビヨンセは北米とヨーロッパを巡るルネッサンス・ワールド・ツアーを発表し、短期間では女性アーティストによる最高の興行収入を記録したツアーとなりました。2023年11月、映画配給会社AMCシアターと協力し、自身が脚本、監督、製作したドキュメンタリーコンサート映画『Renaissance: A Film by Beyoncé』を公開。

2024年2月にはヘアケアブランド「Cécred」を立ち上げ、直後に3部作プロジェクトの第2幕とその2つのリードシングル「Texas Hold ‘Em」と「16 Carriages」を発表。「Texas Hold ‘Em」はビヨンセのキャリアの中で最高のデビュー作となり、ビルボード・ホット100の全クレジットで9回目、ソロでは13回目の1位を獲得。さらにホット・カントリー・ソング・チャートで初登場1位となり、ビルボード史上ナンバーワン・カントリー・ソングを持つ初の黒人女性となりました。

これまでのCDトータルセールスは全世界で1億枚以上、Destiny’s Child(デスティニーズ・チャイルド)時代の売上枚数6,000万枚を含めると、全世界で1億6,000万枚を超える記録を保持しています。

WRITER

洋楽まっぷ編集部

洋楽まっぷ編集部が70年代から最新の洋楽までヒット曲、また幅広いジャンルから厳選した情報をお届け致します。

ニュースの人気記事