星の数ほどある洋楽アーティストの楽曲の中でも、まだまだ知られていない“エモい曲”というものが多数存在します。
今回紹介するエモい洋楽はorion sun(オリオン・サン)の『concrete(コンクリート)』。
このシリーズでは、そんなエモい洋楽を一曲ずつ紹介していこうと思います。
もし気になる曲やアーティストがいたら、ぜひプレイリストなどの参考にしてみてください。
優しさとたくましさのハーモニー!次世代R&Bの名曲Orion sun『concrete(コンクリート)』
南アフリカ出身で現在ペンシルベニア州フィラデルフィアを拠点に活動するアーティストOrion Sun。
現代の多くの鬼才アーティスト達のように、すべて自宅のノートPCでの環境で作詞作曲編曲までこなし、いわゆる宅録で壮大なスケールの曲を作り続けてきた彼女ですが、SUDAN ARCHIVESなどの数々のスター達のオープニング・アクトをつとめ、NPRが選ぶARTIST TO WATCH 2019の20組の中の一人にも選出されている今注目のアーティストです。
近い将来大きなヒットを飛ばすことが期待される彼女ですが、その中でも今回紹介する、『concrete(コンクリート)』は斬新な試みを感じられるエモい曲となっています。
『concrete(コンクリート)』のここがエモい。
Orion Sun - Concrete - YouTube
最後にこの曲のエモさをずばり言います。それは、
“斬新なドラムスと美しい歌声の絶妙なハーモニーと心が洗われるような歌詞”にあると思います。
彼女の柔らかで揺れるような歌声とカンッと響くリムショットのバランスが非常に絶妙で新感覚のR&Bというような印象を強く受けます。途中に入ってくるホーンセクションも完璧に調和されており、没入感を与えてくれます。
そして本人のコメントでもあるのですが、
when a person lies, they alienate themselves from nature
人というのは嘘をつくと、自然な状態から遠ざかってしまう。
というような歌詞が組み込まれており、まさにそれを言語を超えて伝えてくれるような曲の懐の広さを感じることができました。この両輪があるからこそ、違う言語でも彼女の持っている想いによるエモさが感じられるのかもしれません。
彼女の曲はどれも精神性がみられ、勇気づけられたり心が軽くなったりするので、もし興味があれば聴いてみると発見があるかもしれません。