1980年台後半に生まれた重厚な音圧とパワフルなボーカルが特徴のパワーメタル。シンフォニックやフォークメタルなど他ジャンルのメタルとの相性が高く、様々な音楽性のパワーメタルバンドがデビューおり、魅力的なMVも多くあります。今回の記事ではパワーメタルのMVの中でも特におすすめを3つ紹介していきます。
大音量で聴きたい。おすすめパワーメタルMV3選
1・POWERWOLF - Dancing With The Dead
POWERWOLF - Dancing With The Dead - YouTube
POWERWOLF(パワーウルフ)はシンフォニック要素の強いメタルバンド。パイプオルガンやストリングスを多く使用し、楽曲によっては聖歌隊を採用するなどクラシックサウンドに力を入れており、強いシンフォニック要素と重厚なギターリフが合わることによって非常に強い音圧のあるサウンドが出来上がっています。歌詞はキリスト教や古代ルーマニアの伝説が舞台となっており、完成された世界観が評価されて2018年に発売したアルバム「The Sacrament of Sin」はドイツのベストアルバムに選ばれました。
2・Grailknights - Pumping Iron Power
Grailknights - Pumping Iron Power (feat. Joakim Brodén from Sabaton) - YouTube
Grailknights(グレイルナイツ)はヒーローメタルバンド。マスターオブユニバース感のあるメロディラインと硬派なギターリフ、1980年代感のあるシンセサイザーが合わさりレトロな世界観を作り出すバンドです。MVにも特徴があり、凝った設定や衣装のメタルバンドが増えてきている昨今に反するようなチープ感の強いヒーロー衣装を身に纏い、ブラウン管のような画質とヒーマンを意識したフィギュアが登場する懐かしさやレトロ感を強調した、パワーメタルの中でも存在感の強いバンドとなっています。また、ライブには敵キャラのドクター・スカルが登場し、グレイルナイツから聖杯を盗んでライブ中に奪還されたりとMVとライブで違った楽しみがあるバンドです。
3・FAIRYLAND - Heralds Of The Green Lands
FAIRYLAND - Heralds Of The Green Lands - YouTube
FAIRYLAND(フェアリーランド)はシンフォニック要素の強いメタルバンド。シンセサイザーとヴァイオリン、コーラスが合わさった重厚なシンフォニックサウンドとファンタジーな歌詞が合わることによって壮大な世界観を作り出しています。1998年のデビュー時から音楽性を変え続け、現在のスタイルが完成するまでにリーダーのフィリップ・ジョルダーナ以外のメンバーが入れ替わり、ようやく完成した美しいシンフォニックメタル系のサウンドは評判が高く現在も多くのツアーに参加する人気のバンドです。
まとめ
おすすめのパワーメタルMVを紹介させていただきました。重厚なギターリフ以外にもバンドによってパワフルさの表現方法が異なるパワーメタルバンドは日本でも人気があり、グレイルナイツなど多くのバンドが来日公演を実現しています。この機会にパワーメタルを開拓してみてはいかがでしょうか。