『Everyday Life(エヴリデイ・ライフ)』は、コールドプレイの8枚目のスタジオ・アルバム。2019年11月22日、イギリスではパーロフォン、アメリカではアトランティック・レコードよりリリースされた。ダブルアルバムで、前半は『Sunrise』、後半は『Sunset』というタイトルで、1枚のCDとしてリリースされた。発売と同時にリリースされた『Coldplay: Everyday Life - Live in Jordan』では、アルバム前半と後半のパフォーマンスが、それぞれ日の出と日没時にヨルダンのアンマン城塞から放送された。リック・シンプソン、ダン・グリーン、ビル・ラーコ、ダヴィデ・ロッシ、エミリー・ラザールなど、多くのプロデューサーやコラボレーターがバンドの活動に再び参加した。
OVERVIEW
前作『A Head Full of Dreams』以来、コールドプレイが解散するという噂が流れ、このアルバムの存在をめぐる憶測は絶えなかった。このアルバムはバンドにとって初めて冒涜的な表現が用いられたアルバムであり(「Trouble in Town」「Arabesque」「Guns」)、また『Ghost Stories(2014年)』に続いて、大規模なワールド・ツアーを伴わない2枚目のスタジオ・アルバムとなった。音楽評論家からは概ね好評を博し、実験的な方向性、政治的な歌詞への移行、そして『Parachutes』や『Viva la Vida or Death and All His Friends』といった彼らのルーツとなったアルバムとは対照的な多様な楽曲スタイルが称賛された。しかしながら、アルバムのテーマに一貫性がないと感じた評論家もいた。商業的には、『Everyday Life』によりバンドは全英アルバムチャートで8作連続1位を獲得し、全米ビルボード200では7作目のトップ10入りを果たした。このアルバムは4枚のシングルによってサポートされており、2019年10月に「Orphans」と「Arabesque」、2019年11月に「Everyday Life」、2020年2月に「Champion of the World」がリリースされた。第63回グラミー賞では、このアルバムは最優秀レコーディング・パッケージと年間最優秀アルバムの2つのノミネートを獲得し、後者のカテゴリーではバンドにとって2度目のノミネートとなり、『Viva la Vida or Death and All His Friends』以来のノミネートとなった。
TRACKLIST
[Sunrise]
1. Sunrise
2. Church
3. Trouble in Town
4. Broken
5. Daddy
6. WOTW / POTP
7. Arabesque
8. When I Need a Friend
[Sunset]
1. Guns
2. Orphans
3. Èkó
4. Cry Cry Cry
5. Old Friends
6. بنی آد
7. Champion of the World
8. Everyday Life