『Music of the Sun(ミュージック・オブ・ザ・サン)』は、リアーナのデビュー・スタジオ・アルバム。2005年8月29日にデフ・ジャム・レコーディングスからリリースされた。デフ・ジャムと契約する以前、リアーナはバルバドスでレコード・プロデューサーのエヴァン・ロジャースに見出され、ロジャースはリアーナのデモテープの録音を手伝い、複数のレコードレーベルに送った。デフ・ジャムの元最高経営責任者(CEO)兼社長であるジェイ・Zは、デフ・ジャムのA&R担当ジェイ・ブラウンからリアーナのデモテープを受け取り、後に彼女のデビュー・シングルとなる「Pon de Replay」を聴いて、レーベルのオーディションを受けるよう誘った。リアーナはジェイ・Zと、レコード・レーベル・グループ「アイランド・デフ・ジャム・ミュージック・グループ」の元CEO兼社長であるL.A.リードのオーディションを受け、他のレコードレーベルと契約するのを防ぐため、その場で契約を交わした。
OVERVIEW
リアーナはジェイ・Zと契約を結んだ後も、ロジャースと彼のプロデュースパートナーであるカール・スターケン、そしてポーク・アンド・トーン、D. "Supa Dups" チンクイー、スターゲイトといった他の音楽プロデューサーたちと仕事を続けた。『Music of the Sun』には、カナダ人ラッパーのカーディナル・オフィシャル、音楽グループJ-ステイタス、ジャマイカ人シンガーのヴァイブス・カーテルがボーカルとして参加している。『Music of the Sun』はダンスポップ、ダンスホール、R&Bの要素を取り入れたアルバムで、ポップ、ヒップホップ、ラテンポップ、そしてレゲエやソカといったカリブ音楽の要素も取り入れている。『Music of the Sun』は音楽評論家から概ね賛否両論の評価を受けており、ダンスホールやカリブ音楽にインスパイアされた楽曲を称賛する評論家がいる一方で、制作面を批判する評論家もいた。商業的には、このアルバムはまずまずの成功を収め、米国ビルボード200で初登場10位、全米トップR&B/ヒップホップアルバムで6位を獲得した。さらに、ドイツ、ニュージーランド、スイス、イギリスのアルバムチャートでトップ40入りを果たした。アルバムからは「Pon de Replay」と「If It's Lovin' that You Want」という2枚のシングルがリリースされ、前者は米ビルボードホット100で2位、米ダンス・クラブ・ソングス・チャートで1位を獲得した。『Music of the Sun』は米国レコード協会(RIAA)からプラチナ認定を受けた。
TRACKLIST
1. Pon de Replay
2. Here I Go Again (ft. J-Status)
3. If It's Lovin' that You Want
4. You Don't Love Me (No, No, No) (ft. Vybz Kartel)
5. That La, La, La
6. The Last Time
7. Willing to Wait
8. Music of the Sun
9. Let Me
10. Rush (ft. Kardinal Offishall)
11. There's a Thug in My Life (ft. intro by J-Status)
12. Now I Know
13. Pon de Replay Remix (ft. Elephant Man) (bonus track)










