The 1975

バイオグラフィー

BIOGRAPHY

The 1975 / The 1975

YEARS ACTIVE / 2002-present

MEMBERS /
Matthew "Matty" Healy
Adam Hann
Ross MacDonald
George Daniel

The 1975
出典:(c) Samuel Bradley

The 1975のプロフィール

The 1975(ザ・ナインティーンセヴンティファイヴ)は、イングランド北西部にあるチェシャーのウィルムスローで2002年に結成されたイギリスのポップロックバンド。

バンドは、リードボーカルでリズムギタリストのMatthew “Matty” Healy(マシュー・ヒーリー)、リードギタリストのAdam Hann(アダム・ハン)、ベーシストのRoss MacDonald(ロス・マクドナルド)、ドラマーのGeorge Daniel(ジョージ・ダニエル)の4人で構成されています。

マシューは女優のDenise Welch(デニース・ウェルチ)と俳優のTim Healy(ティム・ヒーリー)の息子で、ウィルムスローで育ちました。2002年にウィルムスロー高校でメンバーと出会いバンドを結成。最初は地元のクラブでパンクカバーバンドとして活動し、15歳の頃から曲作りも行っていたようです。当初マシューはドラマーでしたが、前の歌手だった現Editors(エディターズ)のElliot Williams(エリオット・ウィリアムズ)が別のバンドを始めるために去った後、ボーカルを引き継ぎました。その後ジョージ・ダニエルが新たにドラマーとして参加しました。

バンド名は「Me and You Versus Them」、「Forever Drawing Six」、「Talkhouse」、「the Slowdown」、「Bigsleep」、「Drive Like I Do」など様々な変更があり、最終的にThe 1975で落ち着きました。このバンド名は、マシューが読んだ、Jack Kerouac(ジャック・ケルアック)の1957年の小説「路上」の最後のページに書いてあった「1975年6月1日」からとられています。

2012年秋から2013年春にかけてArctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)のコラボレーターであるMike Crossey(マイク・クロッシー)と一緒にアルバム制作を行い、4枚のEPをリリースしました。彼らは、他のアーティストとの数多くのギグや特別な出演を含め、アルバムの勢いをサポートし、構築するためにツアーを行いました。2012年8月の最初のEP「Facedown」のリリースでは、バンドの最初の英国のエアプレイが全国ラジオで行われ、リードトラック「TheCity」がBBC Radio1のHuwStephensとのBBCIntroducingショーの一部としても取り上げられ、大きな認知を獲得。同年秋にリリースされたアルバムは全英アルバムチャートで1位を獲得。イギリスで40万枚、アメリカで30万枚を超えるセールスを記録しました。アルバムからは2枚目のシングル「Chocolate(チョコレート)」がヒットしました。

同年よりイギリスでツアーを行い、キングストンアポンハルで2017年英国文化都市指定の最終候補者リストを祝うフリーダムフェスティバルや、9月8日のオープニングとしてのiTunesフェスティバルでヘッドライナーとして出演。その後北米ツアーにヨーロッパツアーに乗り出します。翌2014年にはコーチェラに初出演。

2015年6月1日、バンドのソーシャルアカウントは終了し、激しい憶測が飛び交いました。バンドの解散を示唆するうわさも広まりましたが翌日アカウントは復活。表紙の画像とプロフィール写真は通常の白黒ではなく白と淡いピンクであり、宣伝のスタントであることが明らかになりました。同年10月、2枚目のスタジオ・アルバム「I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful Yet So Unaware of It」をリリース。全英アルバムチャート、そしてビルボード200でも1位を獲得します。アルバムからは「Somebody Else(サムバディ・エルス)」がRIAAでダブルプラチナを認定するヒットとなりました。

約2年以上かけてアルバムからのシングルをリリースしながらも次の作品について制作を行い、2018年3月にSNSアカウントを削除。5月の初めに6月1日までカウントダウンするタイマーを表示し、ソーシャルメディアで再びアクティブになりました。同年11月に3枚目のスタジオ・アルバム「A Brief Inquiry into Online Relationships」をリリースし、全英アルバムチャートで3枚目の1位を獲得。翌2019年のブリットアワードで英国アルバムオブザイヤーを受賞しました。

2020年の2月から3月にかけイギリスでツアーを行い、10,000人収容のノッティンガムのモーターポイントアリーナで始まり、ロンドンのO2、マンチェスターなどで演奏した後、ダブリンでツアーを終了しました。同年4枚目のスタジオ・アルバム「Notes on a Conditional Form」をリリース。2021年に入ると、COVID-19のパンデミックのために延期されたバンドの2020年のショーの多くは、最終的に2021年1月12日にキャンセルされました。バンドはこの間、5枚目のスタジオ・アルバムに取り組んでいました。

2022年7月、5枚目のアルバム「Being Funny in a Foreign Language」からの最初のシングル「Part of the Band」がリリースされ、アルバムは10月14日にリリース。翌11月7日、バンドはマディソン・スクエア・ガーデンでライヴを行い、その後アルバムのツアー「At They Very Best」を開催しています。

現在までにリリースされたアルバムすべてが全英アルバムチャートで1位を獲得。日本での人気も高く、2枚目のスタジオ・アルバム以降、特徴的な邦題がつけられています。「I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful Yet So Unaware of It(君が寝てる姿が好きなんだ。なぜなら君はとても美しいのにそれに全く気がついていないから。)」、「A Brief Inquiry into Online Relationships(ネット上の人間関係についての簡単な調査)」、「Notes on a Conditional Form(仮定形に関する注釈)」、「Being Funny in a Foreign Language(外国語での言葉遊び)」

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