Adele(アデル)が出演したCBSスペシャル番組『One Night Only』がエミー賞「Outstanding Variety Special (Pre-Recorded)」を受賞し、エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞というアメリカの4大エンターテイメント賞をすべて受賞した人物に送られる「EGOT」へリーチとなったことがわかりました。
Adele “One Night Only” Sunday Night On CBS - YouTube
昨年11月に放映されたこのスペシャルには、司会を務めたOprah Winfrey(オプラ・ウィンフリー)との新しい座り込みインタビューが行われ、当時リリースされたアルバム「30」、曲の背後にある物語、離婚後の生活、減量、息子の子育てについての彼女の最初のテレビ放映された幅広い会話などの話が展開されました。
『One Night Only』はOutstanding Directing For A Variety Special(バラエティ特番の演出)、Outstanding Lighting Design/Lighting Direction For A Variety Special(バラエティ特番の照明デザイン・照明演出)、Outstanding Sound Mixing For A Variety Series Or Special(バラエティシリーズの音響ミキシング)、Outstanding Technical Direction, Camerawork, Video Control For A Special(特番のテクニカルディレクション・カメラワーク・映像演出)など計5部門にノミネートされていました。
「EGOT」はエミー賞(Emmy)、グラミー賞(Grammy)、オスカー賞(Oscar)、トニー賞(Tony)の頭字語からとられたもので、これらの4つの賞すべてを受賞した人々に与えられる称号で、これらの賞はそれぞれ、テレビ、レコーディング、映画、ブロードウェイ劇場での優れた功績を称えるもの。EGOTを達成することは、ショー・ビジネスの「グランドスラム」と呼ばれています。
これまでに17名、特別賞などの競争のない賞を含むと22名がこのステータスを獲得しており、今年Jennifer Hudson(ジェニファー・ハドソン)がトニー賞を受賞したことでEGOTステータスを獲得しています。
アデルがEGOTを獲得するために必要なトニー賞はアメリカの演劇とミュージカル分野における賞で、今後この分野にアデルが関わるかどうかによってその可能性は変わってきます。
・参考情報:Television Academy