1996年にミネソタ、ロチェスターに生まれたアメリカの白人ラッパー、Yung Gravy(ヤング・グレイヴィー)がbbno$(ベイビー・ノー・マネー)、Rich Brian(リッチ・ブライアン)と共に新曲「C'est La Vie(セ・ラヴィ)」をリリースし、音源を公開しました。
Yung Gravy, bbno$, Rich Brian - C'est La Vie - YouTube
ニューシングル「セ・ラヴィ」は、過去にもコラボしているユーモアセンスあふれるカナダのオルタナヒップホッパー、bbno $ (ベイビー・ノー・マネー)とインドネシアのラッパー、リッチ・ブライアンとのコラボ曲となっており、低いベースから繰り出されるコミカルな歌詞で展開されるグレイヴィーらしい楽曲となっています。
タイトルの「セ・ラヴィ」はフランス語で「これが人生さ」といった意味で、全ての男が夢見る人生を謳歌しているグレイヴィー本人ぴったりのナンバーと言えます。
ラッパーらしからぬトロピカルな服装で、198㎝の巨体。通りかかったら間違いなく2度見したくなる出で立ちのヤング・グレイヴィー。横には常に美女、美女、美女…。色男全開のコミカルなキャラクターにネットはナニモノ?と騒然。今SNSをはじめ、世界で最もホットな人物のひとり。とはいえ、楽曲の人気は本物。今年の7月にリリースした「Betty (Get Money)(ベティ(ゲット・マネー))」で自身初のビルボードホット100チャート入り。アメリカではデイリーで100万ストリームという偉業を達成。今ノリにノッているアーティストです。
先週末、米人気番組の『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した際に披露した「Betty (Get Money)」のパフォーマンス映像も公開されています。
Yung Gravy - Betty (Get Money) Live On Jimmy Kimmel Live! - YouTube
彼が初めて認知されたのは2017年の事。当時の新曲「ミスター・クリーン」が音楽アプリ、サウンドクラウドでとてつもない勢いで拡散され、現在はアメリカレコード協会のRIAAよりプラチナ認定をうけているほどだ。
ヤング・グレイヴィーの音楽スタイルは、1950~60年代のソウルやファンクを現代の曲調とブレンドしたもの。過去にリリースされた彼の曲「グレイヴィー・トレイン」は、1976年の曲「ライト・バック・ウェア・ウィ・スターテッド・フロム」をサンプリングしており、ヒット曲「ミスター・クリーン」は、1954年人気曲「ミスター・サンドマン」をサンプリング。
何処かで聴いたことのあるサウンドに乗せられた彼の独特なフローは、全く新しい音楽であると同時に、どこか懐かしくもあり不思議な感覚に襲われる。楽曲自体も風刺が効いた歌詞で思わず笑ってしまう内容になっており、アメリカでの人気爆発もおもわず納得。
Yung Gravy
■リリース情報
ヤング・グレイヴィー ニューシングル「セ・ラヴィ」配信中
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