アメリカ生まれのシンガー・ソングライター/マルチプレイヤー/プロデューサー、Clairo(クレイロ)が、ジミー・ファロンがホストを務める米人気テレビ番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」に出演。7月12日にリリースされた約3年振りとなる3rdアルバム『Charm』から「Juna」を披露した際のパフォーマンス映像が公開となった。
Clairo: Juna | The Tonight Show Starring Jimmy Fallon - YouTube
2018年当時、Lo-Fiベッドルーム・ポップを代表するアーティストとして最も注目すべき新人アーティストとして名が挙がったクレイロ。2019年に発表されたデビュー作『Immunity』には元Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)のRostam Batmanglij(ロスタム・バトマングリ)が共同プロデューサーとして参加、2021年リリースの2nd『Sling』では、Jack Antonoff(ジャック・アントノフ)と共同プロデュースしたことが話題を呼んだ。
ニュー・アルバム『Charm』は、クレイロと、これまでNorah Jones(ノラ・ジョーンズ)等の作品を手掛けたLeon Michels(レオン・ミシェルズ)が共同プロデュースしており、70年代のジャズ、サイケデリック・フォークとソウルのグルーヴにインスパイアされた、温かみのある作品となっている。
NYのクイーンズにあるDiamond Mine RecordingとAllaire Studiosにて、ライヴ演奏からテープへトラックダウンされ、レオン・ミシェルズが厳密なアナログ・レコーディング手法にこだわった形で作業が進められ、完成した。
Harry Nilsson(ハリー・ニルソン)やBlossom Dearie(ブロッサム・ディアリー)などの、壮大で洗練された音楽に魅了されたクレイロは、20世紀のレコーディング技術を活かし、なるべくデジタル時代の陳腐化した音にならないように注意を払いながら取り組んだ。初めて生の楽器のサウンドを2021年に発表した『Sling』に収録した中、今作でも再度その手法を取り込みながらも、ホルン、木管楽器、そしてヴィンテージ・シンセサイザーが更に主張しており、同時に、リズミカルな楽曲であることがデビュー作『Immunity』を思い出させる内容となっている。
今作『Charm』は、クレイロにとって初の日本盤CDにてリリースされるアルバムでもある。
クレイロが9月にLAのThe Fonda Theatre、そしてNYのWebster Hallにてそれぞれ5日間のレジデンシー・ライヴを開催することを発表するや否や数分間でチケットが完売している。
・レジデンシー・ライヴへのウェイティング・リスト登録はこちらから
Photo by Lucas Creighton
■『Charm』トラックリスト
1. Nomad
2. Sexy to Someone
3. Second Nature
4. Slow Dance
5. Thank You
6. Terrapin
7. Juna
8. Add Up My Love
9. Echo
10. Glory of the Snow
11. Pier 4
■バイオグラフィー
1998年8月18日アメリカ生まれのシンガー・ソングライター/マルチプレイヤー/プロデューサー。本名:Claire Cottrill。2017年、寮にいる間にセルフプロデュースした楽曲「Pretty Girl」のビデオが一気にネットでバイラルヒットを巻き起こし、2018年の最も注目すべき新人として名が挙がった。2018年にTyler, The Creatorや、Dua Lipaの北米ツアーのオープニングアクトを務め、KhalidがClairoの楽曲「Bags」をカバーしたことが話題になった他、Khalidのツアーのオープニングアクトにも抜擢。2019年にリリースされたデビュー・アルバム『Immunity』には元Vampire WeekendのRostamが共同プロデューサーとして参加し、Pitchfork、The Guardian、Noisey、NME等の海外メディアはアルバムを大絶賛。そして2021年にはJack Antonoffと共同プロデュースを行った2ndアルバム『Sling』をリリースしている。