1987年公開の映画『ダーティ・ダンシング』のサウンドトラック・アルバムが発売から35年、RIAA(アメリカレコード協会)で正式にダイヤモンド認定を獲得しました。
『ダーティ・ダンシング』はPatrick Swayze(パトリック・スウェイジ)、Jennifer Grey(ジェニファー・グレイ)が出演したロマンチック・ドラマ・ダンス・ムービー。昨年リバイバル上映が行われ、今年5月には2024年全米公開予定での続編の製作も発表されました。
サウンドトラック・アルバムは全米ビルボード200で通算18週の1位を獲得し、1994年時点では11回のプラチナ認定を獲得していました。全世界での売り上げも3200万枚を記録しており、サウンドトラック・アルバムとしては4500万枚を売り上げた1992年の映画『ボディガード』サウンドトラック、4000万枚を売り上げた1977年の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』サウンドトラックに続く歴代3位のセールスを記録しています。
ダイヤモンド認定とは、1999年に制定された認定枠で、1000万ユニットを販売したアルバムまたはシングルに対して送られる認定。ユニットとはCDやカセットなどのフィジカル販売に加えてデジタルダウンロードセールスやストリーミングを換算した総称を表しており、単にCD売上枚数ではない数字となっています。
10回以上のプラチナ認定を獲得していながらこれまでダイヤモンド認定を獲得していなかったことについて公式な発表はありませんが、出荷枚数と実質販売数の誤差、ストリーミングやビニール盤の販売調査期間などが影響していると考えられますが28年ぶりに情報が更新され、ダイヤモンド認定とともに14回のプラチナ認定を獲得しています。
来月には海外のみで発売35周年記念盤のリリースが決定しており、カセット盤は8月19日、ビニール盤にはサウンドトラック・アルバムに加えて1988年にリリースされたフォローアップ版『More Dirty Dancing』も収録。こちらは8月24日から海外の特設サイトで予約注目が可能となります。
参考情報:‘Dirty Dancing’ to celebrate 35th anniversary with new collectible soundtrack releases