5月27日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開されるドキュメンタリー映画『エコー・イン・ザ・キャニオン』の本編映像が公開されました。
【本編映像公開】ビートルズ→ビーチ・ボーイズ→クラプトン、ビートルズ...インスピレーションの無限ループ!『エコー・イン・ザ・キャニオン』5月27日(金)より全国順次公開 - YouTube
今作は1960年代から70年代にかけて多くのミュージシャンが暮らし、数々の名曲を生み出した「ウェストコースト・ロックの聖地」ローレル・キャニオンを巡るドキュメンタリー。ハリウッドのナイトクラブ街から車で5分の場所に位置するローレル・キャニオン。そこは60年代から70年代にかけて数々のミュージシャンが暮らし、互いに刺激を与え合い、ウェストコースト・ロックというジャンルを作り上げた伝説の場所。
ボブ・ディランの息子であるJakob Dylan(ジェイコブ・ディラン)がホストとなり、The Beatles(ザ・ビートルズ)のRingo Starr(リンゴ・スター)、The Beach Boys(ザ・ビーチ・ボーイズ)のBrian Wilson(ブライアン・ウィルソン)、Eric Clapton(エリック・クラプトン)、Jackson Browne(ジャクソン・ブラウン)など超大物ミュージシャンたちへインタビューを行い、当時の音楽に影響を受けたBeck(ベック)やNorah Jones(ノラ・ジョーンズ)など次世代のミュージシャンらとともに数々の名曲を現代に蘇らせていく作品となっています。
公開された映像では、当時のミュージシャンたちがいかに刺激を与え合い、相乗効果を生んでいたかを語る映像。ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンは「ビートルズは好きなグループだった」とした上で、彼らの「ラバー・ソウル」(65)に圧倒されて自身のアルバム「ペット・サウンズ」(66)を書いたと語っています。さらにエリック・クラプトンは「ビーチ・ボーイズはクリームにとって哲学的に最も影響を受けたバンドだ、『ペット・サウンズ』には特にね」と明かし、アメリカ西海岸とイギリスという海を超えたそれぞれの音楽シーンで互いに影響を与え合っていたことがわかります。
The Mamas & the Papas(ママス・アンド・パパス)やCarole King(キャロル・キング)を手掛けた名プロデューサーのLou Adler(ルー・アドラー)は「ペット・サウンズ」をThe Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)のプロデューサー、Andrew Oldham(アンドリュー・オールダム)やビートルズのPaul McCartney(ポール・マッカートニー)に聴かせ、ブライアンの曲作りをどう参考にできるか考えた結果、1967年のビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」が生まれたと語っています。ウェストコースト・ロックを代表するバンド、CSN&Yのグラハム・ナッシュとスティーヴン・スティルスは「ペット・サウンズ」と「サージェント・ペパーズ」は傑作であり、聴くだけでその相互作用が分かると断言。その他にも、トム・ペティ、ジャクソン・ブラウン、デヴィッド・クロスビーなど大物ミュージシャンが続々登場し、当時の音楽シーンや名曲誕生の背景を振り返っています。
Tom Petty & Jakob Dylan
Ringo Starr
Brian Wilson
Eric Clapton
Jakob Dylan
本国アメリカではたった2館での上映から興行収入335万ドルに達する大ヒットとなったドキュメンタリー映画『エコー・イン・ザ・キャニオン』は、5月27日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開。
■映画情報
エコー・イン・ザ・キャニオン
5月27日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督:アンドリュー・スレイター
脚本:アンドリュー・スレイター、エリック・バーレット
出演:トム・ペティ、ブライアン・ウィルソン、リンゴ・スター、エリック・クラプトン、スティーヴン・スティルス、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ジャクソン・ブラウン、フィオナ・アップル、ベック、ノラ・ジョーンズ、キャット・パワー、ジェイコブ・ディラン
2018年/アメリカ/原題:Echo in the Canyon/ビスタ/83分/5.1ch
日本語字幕:本田久乃
配給・宣伝:アンプラグド
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