先週、音楽レーベル、アストラルワークスの要望によってTikTokでバイラルを生まない限りシングルをリリースできないと公表したHalsey(ホールジー)が6月9日にシングル「So Good(ソー・グッド)」をリリースすることが発表されました。
「基本的に、私はできるだけ早くリリースしたいのが大好きな曲を持っています。しかし、私のレコードレーベルは私を許しません」
ホールジーは音楽業界について彼らの真実を話すことを恐れていません。これまでに15枚のシングルがRIAAでプラチナ認定、またはそれ以上に認定されており、The Chainsmokersとのシングル「Closer」はアメリカだけで1400万枚の売り上げに相当する14×プラチナ認定を受けています。これだけでもホールジーは商業的にもかなりの結果を残しているアーティストです。
そんな彼女が最近の傾向にあるTikTokバイラルがシングルリリースの目安になっている点に警戒を鳴らした結果、このTikTok動画は890万回視聴され、状況を明確にしたフォローアップ動画は480万回以上再生されました。
@halsey I’m tired
I didn’t expect so much conversation about this record, all I know is that I wanted you guys to hear it and now you can. So Good, song on June 9th and video the next day. Endy gave me my flowers 💐 pic.twitter.com/TIz6i3kLdV
— h (@halsey) May 31, 2022
ミュージック・ビデオも撮影することとなっており、同日リリースされる予定。昨年のアルバム『If I Can't Have Love, I Want Power』以来となる新曲となりますが現時点でTikTokバイラルがリリースのきっかけになったことは否めず、今後もこの問題に悩まされる可能性もありそうですが、これらを踏まえた上で「すべてはマーケティング」と述べているホールジーもまた、本質を理解しているようにも見られます。