Ye(イェ)ことKanye West(カニエ・ウェスト)とTy Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン)によるデュオ、¥$が2月10日にスタジオ・アルバム『VULTURES 1』をリリース。Bump J(バンプ・J)とLil Durk(リル・ダーク)を迎えたリード曲「VULTURES」のHavoc Version、Juice Versionのミュージック・ビデオを公開しました。
¥$, Ye, Ty Dolla $ign - Vultures (Havoc Version) feat. Bump J & Lil Durk - YouTube
¥$, Ye, Ty Dolla $ign - VULTURES (Juice Version) feat. Bump J & Lil Durk - YouTube
Havoc VersionはJon Rafman(ジョン・ラフマン)が監督を務めており、フクロウ、走るオオカミ、ニヤリと笑うピエロ、銃を持った黒いマントを着た男たち、煙の中で崩壊する建物が印象的な映像に。そしてJuice VersionはAus Onda(オース・オンダ)とカニエ・ウェストがそれぞれ監督を務めており、カニエ・ウェスト、タイ・ダラー・サイン、バンプ・J、リル・ダークがそれぞれ全身黒の衣装に身を包み、ライトの前に現れると羽の生えた影が印象的な映像となっています。
アナウンスから1日遅れて海外時間2月10日にリリースされた今作。タイ・ダラー・サインにとっては『Featuring Ty Dolla Sign』以来約3年半ぶり、カニエ・ウェストにとっては特殊な形でリリースされた『Donda 2』からは2年ぶり、スタジオ・アルバムとしては『Donda』以来約2年半ぶりのスタジオ・アルバムとなりました。
収録曲については既に多くの報道がなされており、「Carnival」はBlack Sabbath(ブラック・サバス)の「Iron Man」のライブ・パフォーマンス・バージョンを未確認のままサンプリングしOzzy Osbourne(オジー・オズボーン)が非難。また「Good (Don't Die)」ではDonna Summer(ドナ・サマー)の遺産管理団体が1977年のヒット曲「I Feel Love」が無断で挿入されていると主張し、著作権侵害の申し立てを行うなどが起こっていますが、これらはリリース前にトラックリストを変更していることも影響しているかもしれません。
『VULTURES』は3部作であることが発表されており、今作に続く『VULTURES 2』は3月8日、『VULTURES 3』は4月5日にリリースされる予定となっています。
■『Vultures』トラックリスト
1. Stars
2. Keys to My Life
3. Paid
4. Talking
5. Back to Me
6. Hoodrat
7. Do It
8. Paperwork
9. Burn
10. Fuk Sumn
11. Vultures
12. Carnival
13. Beg Forgiveness
14. Good (Don't Die)
15. Problematic
16. King