フロリダ・ジョージア・ライン

Florida Georgia Line(フロリダ・ジョージア・ライン)のプロフィール、歌詞一覧、アルバム・シングルを網羅したディスコグラフィーをご紹介。最新の洋楽はここからチェック。

プロフィール

Florida Georgia Line
Photo PRESS
  • BORN
    アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル
  • SNS
  • MEMBERS
    Brian Kelley, Tyler Hubbard (At the time of dissolution)
  • YEARS ACTIVE
    2010-2022

Florida Georgia Line(フロリダ・ジョージア・ライン)は、2010年にテネシー州ナッシュビルで結成された、ボーカリストのBrian Kelley(ブライアン・ケリー)とTyler Hubbard(タイラー・ハバード)からなるアメリカのカントリー・ミュージック・デュオ。

彼らはデビュー以来大きな成功を収めており、2010年代で最も成功したカントリーミュージック・アーティストの1組となっている。

結成

フロリダ州オーモンド・ビーチ出身のブライアン・ケリーは、高校時代に野球チームのスター投手として活躍し、フロリダ州立大学で奨学金を受けた。しかしスポーツでは成功しないと感じ、後にベルモント大学に編入。ギターを弾くことを学び始め、クリスチャンロックグループCasting Crowns(キャスティング・クラウンズ)に触発されて音楽を書き始めた。

一方、ジョージア州モンロー出身のタイラー・ハバードは、10代のときにヒップホップ・グループIngenious Circuit(インジーニアス・サーキット)を結成し、リーダーを務めていた。

2人は2008年にベルモント大学で出会い、卒業後にカントリー・デュオとして成功するため2年間の下積み活動を開始した。

初期のキャリア

2010年には自主制作でEP『Anything Like Me』をリリースし、Nickelback(ニッケルバック)のプロデューサーJoey Moi(ジョーイ・モワ)に見出された。

その後、3人で制作を進めるようになり、モワはニッケルバック、Shinedown(シャインダウン)、Three Days Grace(スリー・デイズ・グレイス)などのバンドをモデルとし、ヘアメタルグループDef Leppard(デフ・レパード)に似た構造を目指した。その中で生まれた楽曲「Cruise」がラジオで放送され、iTunes Storeで売れ行きが好調になると大手レコード会社が興味を持ち、リパブリック・ナッシュビルやビッグ・マシーン・レコードとの契約に至った。

デビュー後のキャリア

「Cruise」は全米ビルボードのカントリーチャートで1位、ホット100で4位を記録。累計700万枚以上を売り上げ、カントリー・ソングとして史上初のダイヤモンド認定を受けた。特にカントリーチャートでは24週連続1位を獲得し、当時の歴代最長記録を樹立。2016年にはカントリーアーティストとして初めてダイヤモンド認定を受ける大ヒットとなった。

2012年12月4日にリリースされたデビュー・スタジオ・アルバム『Here's to the Good Times』は2013年に6番目に売れたアルバムとなった。2014年8月15日、2枚目のスタジオ・アルバムのタイトルが『Anything Goes』となり、2014年10月14日に発売されることが発表された。アルバムからのファーストシングル「Dirt」は、2014年7月8日にカントリーラジオとデジタル配信でリリースされ、フロリダ・ジョージア・ラインにとってビルボード・ホット・カントリー・ソング・チャートでトップ5入りを果たした6曲連続のシングルとなった。アルバムはビルボード200で1位を獲得した。

2016年8月29日、Tim McGraw(ティム・マグロウ)、Ziggy Marley(ジギー・マーリー)、Backstreet Boys(バックストリート・ボーイズ)をフィーチャーした3枚目のスタジオ・アルバム『Dig Your Roots』をリリースし、ビルボード200で2位を獲得。その後すぐに、Ryan Follesé(ライアン・フォレセ)、Chris Lane(クリス・レーン)、Dustin Lynch(ダスティン・リンチ)と共に『Dig Your Roots Tour』を開始した。

その後もヒットを連発し、100万枚以上を売り上げるシングルを次々と生み出した。2017年にはBebe Rexha(ビービー・レクサ)のシングル「Meant to Be」にゲスト参加し、ビルボードホット100で2曲目となるトップ10入りを果たした。同曲はビルボードのカントリーチャートで50週連続1位を記録し、当時の歴代最長記録を更新。RIAAでは1,000万枚に相当するダイヤモンド認定を受けるヒットとなった。

2019年にリリースした4枚目のスタジオ・アルバム『Can't Say I Ain't Country』は、カントリー・アルバム・チャートで4作連続の1位を獲得。同年はシングル「Blessings」のみがリリースされた。2021年には5枚目にして最後のスタジオ・アルバム『Life Rolls On』を発表している。

2022年2月、ハバードとケリーは一緒に音楽をレコーディングすることを「休止」し、ツアーを無期限に休止すると発表した。2024年に、デュオの両メンバーは、ケリーがソロ活動を始めたいと望んでいたことが解散の理由であることを認め、ファンからの噂とは反対に、解散当時2人の間に敵意はなかった。2022年11月、デュオはベスト・アルバム『Greatest Hits』をリリースした。